探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【予知夢】茨城県の郁代さんの火山噴火の夢+負のダイポールモード現象発生+note『地震前兆百科』


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茨城県の郁代さんが火山噴火の夢を見たが、それは富士山のようだという。
またこの夏にインド洋で海水温の変動が生じるダイポールモード現象(負)が発生する可能性が高いというが、私見では大地震が発生する可能性に関わることなので検討する。


 

茨城県の郁代さんの富士山(?)噴火の夢

昨日、茨城県の郁代さん(仮名)からメールが届いた。

5月24日(日) 10:34
おはようございます。今朝の夢をお知らせします。

自宅の庭にどこかのネコが遊びに来るので、てなづけようとしています。子猫も1匹いたので、エサで誘って保護しようとしています。

捕まえた?あとに、出かける支度をするために2階の部屋へ行きます。

窓から外を見ると、噴煙のような雲が南の方から広がってきて、噴火だ!と主人と話している場面で夢は終わりました。

噴煙の広がる様子はまるで映画のような感じで、しっかり覚えています。

家は現在住んでいる自宅、季節は庭の緑の様子から、春~初夏ぐらいです。真夏という感じではありませんでした。

時間帯は日中から4時前ぐらいの間でした。4時というのは、出かける理由が東京で夜の部の芝居を観るためなので、その時間に出かけないと間に合わないからです。

噴火した山は噴煙が来る方角から考えると富士山です。


この夢の通りに、本当に富士山の噴火が現実に起きたら大変だ。
たとえ現実に起きるとしても、富士山ではなく、たとえばちょっと逸れて御嶽山あたりならば良いけれど。

火山噴火の発生の予測は、地震のそれよりも難しい。
地震の場合は、いろいろな前兆現象の種類が豊富だ。

それに対して、火山活動の前兆というのは、それほど種類が多くない。
また、私自身が地震前兆を優先的に研究していて、情報量が少ないというのもネックとなっている。

富士山が噴火する夢は、数年前から私が繋がっている色々な人々が見ているだけあって、スルーするわけには行かない。
郁代さんの場合は、見た夢がすぐに現実になることは多くなく、たとえば2年くらいの「猶予」があることが多いようだ。

夏に負のダイポールモード現象発生の可能性

次に、インド洋で海水温の変動が生じるダイポールモード現象(IOD)について。
今日のニュースでは、この夏に「負のダイポールモード現象」が発生する可能性が高いという。


昨年の夏から秋にかけては、インド洋の東部で海水温が低く、西部で海水温が高くなる「正のダイポールモード現象」(正IOD)が発生した。
このため、インドネシアやオーストラリアでは雨が少なく干ばつが起き、東アフリカやアラビア半島では大雨が続いた。

そして、この夏は「負のダイポールモード現象」が起きる予想だという。
昨年とは逆に、インド洋の西部で海水温が低く、東部で海水温が高くなる。

負のダイポールモード現象の影響

負のダイポールモード現象は、久しぶりに発生した。
おそらく、1992年初夏~晩秋に起きて以来だ。

このIODが日本の気候に与える影響だが、それは小さくはない。
ただし、負のダイポールモード現象の場合の傾向は、正の場合ほど明瞭にわかっていない。

ただ、上記ニュースにあるように、この夏は「猛暑」が予想されるという。
では、ダイポールモード現象と大地震発生の可能性は、どうだろうか。

私のこれまでの研究では、少なくともインド洋で発生する大地震は、IODと関係がありそうだ。
特に、昨年12月の記事で書いているように、正IODの期間中にインド洋で大地震が起きていたことが多い。


 

大地震発生との関係

負IODの期間中では、インド洋でも大地震発生の可能性はそれほど高くない。
秋までは、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生しない可能性が高い。

以下に、正負IOD現象の発生中にM7.0以上の地震が起きた例を示す。

【負IOD】1958年初夏~晩秋
1958年11月7日:択捉島沖地震、M8.1。津波。
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【正IOD】1961年初夏~晩秋
1961年8月12日:釧路沖、M7.2。
1961年8月19日:北美濃地震、M7.0、犠牲者8人。
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【正IOD】1963年初夏~晩秋
【エ】1963年夏~1963/64年冬
1963年10月13日:択捉島沖地震、M8.1。津波。
1963年11月4日:インドネシア・バンダ海、M8.3。
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【負IOD】1964年初夏~晩秋
1964年06月16日:新潟地震、M7.5、犠牲者26人。
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【負IOD】1968年初夏~晩秋
1968年05月16日:十勝沖地震、M7.9、5mの津波。
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【正IOD】1972年初夏~晩秋
1972年12月04日:八丈島東方沖地震、M7.2
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【負IOD】1974年初夏~晩秋
1974年5月10日 四川省、大関地震 - M7.1、死者1,400人。
1974年11月30日:鳥島近海、M7.3。
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【大蛇行】1981年11月~1984年5月(約2年7カ月間)
【正IOD】1982年初夏~晩秋
1982年7月23日 茨城県沖 - M7.0。
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【正IOD】1983年初夏~晩秋
1983年05月26日:日本海中部地震、M7.7、大津波、犠牲者104人。
1983年06月21日:青森県西方沖、M7.1。
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【負IOD】1989年初夏~晩秋
1989年05月23日:ニュージーランドと南極の間、M8.2
1989年11月02日:三陸沖、M7.1、津波
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【負IOD】1992年初夏~晩秋
1992年12月12日 インドネシア、フローレス島 - Mw7.8、地震・津波で犠牲者約2,500人。
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【正IOD】1994年初夏~晩秋
1994年06月03日」インドネシア、東ジャワ州、Mw7.8
1994年07月22日:日本海北部、M7.3
1994年10月04日:北海道東方沖地震、M8.2、犠牲者・行方不明者11人。
1994年11月15日:フィリピン中部、Mw7.1、津波、犠牲・負傷者200人。
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【正IOD】2001年初夏~晩秋
2001年11月14日:中国、チベット北部、Mw7.8
2001年12月18日:与那国島近海、M7.3
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【正IOD】2005年初夏~晩秋
2004年08月16日:宮城県沖、M7.2
2005年11月15日:三陸沖、M7.2、最大50cmの津波。
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【正IOD】2006年初夏~晩秋
2006年5月4日?トンガ、Mw8.0。
2006年5月27日 ジャワ島中部地震 - Mw6.2、犠牲者5,000人以上、津波なし。
2006年7月17日 ジャワ島南西沖地震 - Mw7.7、犠牲者500人以上、津波3m。
2006年11月15日:千島列島沖地震、M7.9。
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【正IOD】2007年初夏~晩秋
2007年9月12日:スマトラ島沖地震、Mw8.5。
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【正IOD】2008年初夏~晩秋
2008年05月08日:茨城県沖、M7.0
2008年05月12日:中国、四川大地震、M8.0。
2008年06月14日:岩手・宮城内陸地震、M7.2
2008年09月11日:十勝沖、M7.1
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【正IOD】2010年初夏~晩秋
【ラ】2010年夏~2011年春
2010年7月23日:フィリピン、ミンダナオ島 - Mw7.6、深さ590km。
2010年10月25日 スマトラ島沖地震 - Mw7.9。犠牲者400人以上、津波3m。
2010年11月30日:小笠原諸島西方沖、M7.1
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【正IOD】2013年初夏~晩秋
2013年05月24日:オホーツク海、Mw8.4
2013年10月15日:フィリピン、ボホール島地震、Mw7.1、犠牲者183人。
【大蛇行】2013年7月~2014年4月頃
2013年10月26日:福島県沖、M7.1
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【正IOD】2017年初夏~晩秋
2017年08月8日:中国、九寨溝地震、Mw6.5、犠牲者25人
【大蛇行】2017年8月下旬~20x年
【正IOD】2018年初夏~晩秋
2018年08月05日:ロンボク島地震 - Mw6.9、余震含む犠牲者550人以上
2018年08月19日:フィジー近海、Mw8.2。
2018年09月28日:スラウェシ島地震、インドネシア・中部スラウェシ州、Mw7.5、犠牲者2113人、行方不明者1300人以上。

 

大地震との関係は

以上のうち、正負それぞれのIOD発生中に、日本でM7.0以上の地震が起きた回数を集計すると、以下のようになる。

1958年~2020年
正:地震18回/IOD15回
負:地震05回/IOD06回


大ざっぱな計算になるが、正IODの方が多く起きているが、1回のIOD期間中に大地震が起きた確率は、負IODの方が高くなる。
これは、1回のIODの継続期間を考慮していないので、あまり意味はないかもしれないが。

私の収集データが間違っていなければ、28年ぶりの負IODなので、どういうことが起きるか予測が中々難しい。
また、火山噴火とIODの関係も調べたいところだが、これは今後の課題とする。

とにかく今いえることは、今年の夏は猛暑となるので、それなりの対策を今のうちに考えておいた方が良いだろう。

夏用マスク?

新型コロナウイルスからまだ完全に自由になれないまま夏を迎えると、マスクを付けるのが本当にイヤだと思うだろう。
今うちには、これまで買いためたマスクが、不織布マスクだけでも200枚以上ある。
もっと先のことを考えるべきだったか。

Amazonで探すと、夏用マスクというのは色々と出ているようだ。
ただ問題は、通常の不織布マスクと比べて防疫機能がどうかということだろう。

こういうマスクがたくさん出てくるけれど、「息苦しくない」というのは本当なのか?

また、「通気性」を強調しているけれど、ウイルス侵入の可能性はどうなのか?

いずれにしても、うちでは今まで通りの不織布マスクを使わざるを得ない。

そういえば、3カ月前にAmazonで注文した布マスクが、やっと届いた。
(今は在庫切れ)

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note『地震前兆百科』

数日前にnoteで、『地震前兆百科』の第1弾の記事をいくつか公開した。
私のライフワークの一つとなるかもしれないもので、記事によって有料版・無料版がある。


すでに下記の記事を公開している。

・地震前兆百科~はじめに(無料)
・宏観異常現象は「非科学」ではなく「未科学」~その説明原理は?(無料)
・自身を予知する動物たち~なぜ動物は地震の前に騒ぐのか?(有料)
・ペットの地震予知~主人の命を助ける5種類の動物たち(有料)
・東日本大震災は予見できた~さまざまな前兆現象・予測・予言(有料)


今は「イヌ」の記事を執筆中で、着手したら結構大変で、1冊の本を書くくらいのエネルギーが必要かも。
犬というのは、地震の前兆に非常に敏感で、イヌを飼っている家が羨ましくなってきた。
飼い主が無視さえしなければ、飼い犬に助けられるかもしれないからだ。

みなさんの中で、イヌの前兆現象を経験したことがある方は、教えてください。
その次は、ネコの記事を執筆する予定で、それも募集します。
情報提供者へのお礼として、該当のnote記事をプレゼントします。

他には、ハムスター、リス、ウサギ、モグラ、イノシシ、イタチ、クマなどを予定している。
また他にも、水中の生物、鳥類、昆虫なども少しづつ執筆していく予定だ。

※5/24の記事の後半が読めなくなっていたので修正しました。
失礼しました。

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はるなは、今日は8歩あるいた。


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