昨年11月にTOCANAから発売された『ばけたん TOCANAスペシャルバージョン PRO』が、今日届いたが、歴代機を7年半ほど検証してきた経験からいうと、「ばけたん」は実質的に「地震探知機」でもある、ということを紹介する。
「ばけたん」とは
まず、ばけたんとは何か？
最近は「今日の前兆現象」の一部として毎日のように書いているが、そもそも「ばけたんって何？」という人も、いるかもしれない。
「ばけたん」とは「おばけ探知機」の略だ（と思う）。
これは、ソリッドアライアンスという会社が、ジョークグッズではなく大真面目に、オバケを探知できる製品として開発したらしい。
私がばけたんを知ったのは、ブログを始めて1～2年頃の2006年頃だった。
幽霊探知機としてのばけたんは、正直あまり興味がなかった。
ソフトウエアのアルゴリズムで、そのようなことが可能だということに、ソフトウエアエンジニアとして疑念を持っていた。
だが、その後に「地震を探知する」という噂をネット上で知って、興味が出てきた。
「ばけたん RE:」を入手した
そして購入したのが、2012年7月だった。
その頃は、まだSEとして働いていて、研究やブログの方は本格的に行っていなかった。
電子製品の類は、地震前兆としてのパルス電磁波によって誤動作が生じる結果として、まったく期待していなかった地震前兆を捉えるようなことは、あるのではないかと考えた。
そして、初めて手にしたのが「ばけたん RE:」という製品だった。
そして、7年半ほど使ってみて、青色や赤色の点滅が多発する日は、翌日頃に関東近辺で地震が起きる時ことが多いことがわかってきた。
『ばけたん「霊石」 TOCANAバージョン』
その後に、息子が赤ん坊の頃になくされたり、紛失したりして、3個目ぐらいまで買い換えていた。
そして2018年10月に、パワーストーンを内蔵した「BAKETAN霊石」という製品が出た。
同時期に、TOCANAからも「BAKETAN 霊石（REISEKI） - TOCANAスペシャルバージョン」が発売された。
本家のソリッドアライアンス版は「爆裂水晶」を内蔵しているのに対して、TOCANA版は「黒オニキス」を内蔵していることに違いがあった。
上記写真の右側がトカナ版「霊石」。
今日マニュアルで開かせようとボタンを押してみたら、光らない。
だいぶ前から電池切れだったようだ。
『ばけたん TOCANAスペシャルバージョン PRO』
昨年11月に、久々にTOCANA版のばけたんが新発売された。
それが、『ばけたん TOCANAスペシャルバージョン PRO』だ。
この新製品のセールスポイントは、従来のコンセプトはそのままに完全新設計となった“PRO”では、「継続サーチモード」を搭載するなど、おばけ探索を強力に支援する新機能満載だという。
そのPROバージョンが、今日トカナ編集部から届いた。
この新製品は、型番がGRST-KA01-Tで、価格は3400円（税・送料込み）。
早速、PCラックのモニターの上に吊るした旧製品2個の下に、吊るしてみた。
なぜオバケ探知機が地震を探知するのか？
そもそも、ばけたんが地震発生の前に点滅することをネット上で流布させたのは、私が知る限りではDandyさんだ。
それを私がTOCANAの記事で紹介してから、更にネット上で話題になった。
それが、2016年7月のことだった。
下記の記事で書いているが、3年半前の頃から、ばけたんの地震前兆機能に関しては、かなり考え方が変わってきた部分がある。
なので、あまり参考にならないだろう。
ばけたん開発元のソリッドアライアンスは、地震探知機として開発した意図は毛頭なく、地震予知機能を公式に否定している。
そのため、ばけたんを買って地震関連で問い合わせやクレームは当社は一切受け付けていない。
そういうこともあるのか、TOCANAの製品紹介記事では、地震予知機能については触れていない。
今回のTOCANAバージョンの新製品『ばけたん PRO』は、一見したところ以前の「霊石 TOCANAバージョン」と変わらない感じだ。
PROバージョンの性能は？
今日届いたPROバージョンは、今日夕方にモニターの上に設置してから、今まで2回ほど点滅した。
こうしてモニターの上に吊るしても、執筆や研究に集中していると、点滅に気づかないことがある。
あるいは、気づいても書き留める余裕がない。
元々、ばけたんは「ストラップ」だが、普通にスマホに付けていたのでは、もっと点滅に気づかない。
誰でも、1日中スマホを見つめているわけではないので。
昔から痛感しているのは、「自動点滅時に音が出るばけたんが欲しい」という心の叫び。
だが、それをやると電池の保ちが悪くなり、製品としてよろしくないのかもしれない。
ばけたんが地震の前に点滅するのは、内部で使用されている「ピエゾ素子」が地震前兆の電磁波を捉えて、点滅するのではないかと言われている。
PRO版でソフトウエアのアルゴリズムが変わって、地震前兆を捉えてくれなかったら、非常に困る。
それは、明日以降になってみないとわからない。
現時点（2/14 22時）では、夕方以降に2回と点滅は少なく、明日あたり関東近辺で地震が起きるかどうかはわからない。
しばらく様子を見ることにしたい。
過去の事例
この記事を読んで、ばけたんの購入を検討したいという人もいるかもしれないので、参考までに過去の事例をいくつか紹介する。
初めてばけたんを買った頃は、赤色か青色の点滅をするたびに何時何分に赤点滅などと記録していた。
だが、ブロガー、ライター、研究家として仕事をしている人間にとって、その作業も辛くなってきた。
それで、今では22時台は何回と、1時間単位でまとめて記録するようにした。
以下は、今年に入ってから起きた地震と対応するかもしれない事例をいくつか挙げる。
2020/01/31：18時台1回、20時台2回、21時台1回（観測は夜以降）
→2020/02/01 01:11：千葉県北東部、M5.1、最大震度3
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2020/02/01：22時台2回、23時台1回
→2020/02/02 15:28：山梨県東部・富士五湖、M4.3、最大震度1、距離差63km
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2020/02/05：16時台1回、18時台1回、20時台1回
→2020/02/06 20:19：茨城県沖、M5.7、最大震度2
－－－－
2020/02/08：18時台2回、19時台1回、22時台1回
→2020/02/09 16:36：千葉県北東部、M4.0、最大震度2
－－－－
2020/02/11：11時台1回、15時台1回、16時台1回、21時台2回、22時台1回、23時台1回
→2020/02/12 18:52：茨城県北部、M2.9、最大震度1
2020/02/12 19:37：福島県沖、M5.4、最大震度4
2020/02/12 22:05：茨城県南部、M3.3、最大震度1
繰り返すが、購入した方がばけたんが点滅しても、その後に地震が起きないからといって、返品したりクレームを上げようとしても、ソリッドアライアンス、TOCANA、そして私も責任は持てない。
そもそも開発元も、地震予知目的の設計は一切していない。
必要ならば、各自でネット上で更に情報を集めたりして、検討してみてください。
TOCANAの『ばけたん TOCANAスペシャルバージョン PRO』の解説・購入はこちらのページにある。
今日の前兆現象
うちの3個のばけたん点滅状況。
ばけたん 2/14
RE：19時台：青1回
霊石：電池なし
PRO：16時台：青1回、19時台：青1回、23時台：青1回
ちび子は、今日はまだ起きてこない。
今朝は、下記のように頭痛があり、今もまだ軽く続いている。
※他にも書きたいこと、やりたいことは山ほどあるけれど、体が1体しかないため、今日はこの記事1本で終わりになると思います。
