今日Yahooニュースで、面白い記事を見つけた。
4月の熊本地震の発生直後から、GoogleやYahooで「予言」などのキーワードによる検索が急増したという。
4月14日の熊本地震(前震)発生から8日間の検索データを分析すると、「デマ」に関連する語句は発生からまもなく収束に向かった。
これに対し、「予言」は4日目まで増え続け、その後も根強く検索され続けた。
熊本地震直後に増えた検索キーワード
その人々の心理について、認知心理学が専門の信州大学人文学部の菊池聡教授が分析する。
熊本大地震の直後から増えた検索キーワードには、以下のようなものがあった。
じつはこの探求三昧ブログでも、大き目の地震があると、「地震 予言」「地震予知」といった検索キーワードに引っかかって訪問する人々が増える。
菊池教授は、地震後の8日間で、「熊本 地震 予言」の検索データを抽出してみた。
すると、最初の前震が起きた14日は6だったが、15日から58、50と増えて、本震翌日の17日にピークの100となった。
その後の21日頃までも、1日30台の検索数が続いていた。
災害の後でデマや「予言」が出回る理由は?
こうした傾向について、菊池教授は「予言はあいまいなものが多く、『起こる』まで有効という性格を持っている」と指摘する。
では、地震が起きると、なぜ「デマ」や「予言」が出回るのか。
「地震を怖がっている自分を正当化するためだ」と菊池教授は語る。
大地震後に、「またいつ大きな地震があるかわからない」という恐怖に襲われるが、その不快な状態を解消するのがデマや流言だ、というのだ。
なんだかなぁ。
私は心理学者を…というか心理学をあまり信用していない。
それこそ、どうとでも解釈できる要素があって、ちゃんとした「科学」(自然科学)とは異なるものだと思うのだ。
「批判的」に接することは確かに重要
でも、一理あると思う部分もある。
ネット上には「デマ」もある一方で、メディアが報じない情報を入手できるという大きな利点もあると菊池氏は語る。
そして、「まずはそれらを受け止めたうえで、批判的に分析することが必要だ」と。
TwitterやFacebookで流れてくる情報を見ていると、「おいおい」と思うものが少なくない。
それ、「探求」や「検証」なしに右から左へと流す?みたいな。
なので、「批判的に分析することが必要」というのは、その通りだと同意する。
大災害発生時に、流れてくるアヤシイ情報に対して、以下に慎重に接するか。
そうは言っても、大混乱している状況では、難しいでしょうね。
そのことの事実性を確認するなど、ワンクッション置いてから情報を流す。
…とはいっても、TwitterとかFacebookのようなSNS上では、それは現実問題、難しい。
時間を置いてから、あとで流す(RT、シェア等)という操作が、簡単にできれば良いのにと思う。
私自身も、Twitterを始めて間もない頃には特に、苦い経験がある。
自分が一旦広めてしまった情報は、後ではどうにもならない。
その点、ブログは書き直しが効くところがまだ救われているが、やはり災害時には書く内容に慎重さを忘れないようにしたいものだ。
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