昨日5/13は、松原照子さん東京講演会DVD(ワンダーアイズ)の資料作成で徹夜して、ブログをお休みしてしまった。
4月14日の熊本地震の余震(M6.5)から今日でちょうど1ヶ月。
九州とは本当に意外だった。
その前に起きていたクジラのニュースに、もうちょっと注目すべきだった。
もっとも、あれが「前兆」と確定したわけではないが。
今日はちょっと、クイズから始まります。
熊本地震の発生直後から、Amazon(日本)で高騰したものは何ですか?
答えは、下記の【続きを読む】をクリックして見てください。
(最初から全部表示される場合もあるけれど)
答えは…
↓
↓
それは、ミネラルウォーターでした。
普段からAmazonで定期的に購入している人は、わかっていたでしょうね。
いつも、アマゾンで「ミネラルウォーター」で検索して、いちばん安い価格のものを買うことにしている。
大きな被害地震が起きて、みんな水の備蓄の必要性を感じて、それで価格が高騰したのかな。
2L入りペットボトルが6本入った箱が2箱で、千円ぐらい。
それが、当時は1800円ぐらいに上がっていただろうか。
まだ従来の価格に戻ってはいないが、多少は安くなっている。
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複雑な心境だ。
被災地で、本当に必要としている人々が入手しずらくなるというのは、どんなものだろうか。
昔、オイルショックの時に、ティッシュペーパーが品薄になったことがあった。
これは、石油が輸入されなくなってロール紙が品薄になるという噂が立ち、買い占める家庭が増えたことによるパニック的な事象だった。
今回はこれとは事情が異なるとはいえ、似たような要因はなかっただろうか。
あったと決めつけるわけではなく、あくまでも可能性としてだが。
後になって知ったのだが、Amazonの価格は、在庫数に応じて刻々と変わっていくものもあるらしい。
下記メディアの記事に詳しい。
高騰は欲しい物リストへの支援の影響?
…と、高騰は上に書いた理由からだと思っていたが…。
実は、以下に書くような理由もあったのかもしれない。
Amazonで、各被災地の「欲しい物リスト」が公開されていて、それを参照して支援が行われていたことを知った。
以前からニュースで読んでいたが、その意味するところをイマイチ理解していなかった。
Amazonが、熊本地震の各避難所が作成した「ほしい物リスト」を公開したというもの。
ヤマト運輸が協力して、必要な物資を被災地へ届けるという仕組みだった。
…と、ここまで書いても、誰が何をどうすれば物資が被災地まで届くのか?
まず、「欲しい物リスト」がわからない?
Amazonの会員ならば、多くがその存在は知っているだろう。
Amazonである商品のページを開いた時に、それを購入する代わりに、「欲しい物リストに追加する」というボタンが用意されているのだ。
あるアカウントで、欲しい物リストに商品が追加されると、デフォルトでは「非公開」に設定されている。
これを「公開」に設定すれば、誰でもそのリストを参照することができる。
この機能を利用して、各避難所が欲しい物リストを作成したのだ。
被災地を支援しようという人が、ある避難所の欲しい物リストを見て、こういう物が足りずに求められていることを知る。
そして、その場でその商品を自分で購入して被災地に届けてもらうことが可能なのだ。
詳しい利用方法などは、下記のAmazon公式ページ上にある。
色々と問題が発生していた
…と、ここまで書いた時点では、すごく良いシステムで、有効に活用されているのだろうなと思うだろう。
だが、実際は、いろいろと問題が起きていたようだ。
それを書く前に、実際に各避難所の欲しい物リストを自分で見ていただきたい。
そうすれば、それとなく気がつくことがあるのではないか。
下記のAmazonのページに、熊本県益城町の避難所の欲しい物リストの一覧がある。
実際に、上の避難所リストから一番上の避難所のところをクリックしてみる。
すると、表示される欲しい物リストの内訳が現れる。
たとえば、「書籍」カテゴリーでは、漫画本…。
ん?
ま、まあ退屈だからマンガでも読みたくなる人もいるのかな?
他の避難所を見ると…
ん?映画のDVD?
なんだか変だな?
…と思う人もいるかもしれない。
人の善意につけこんで、けしからんという声もあれば、
避難所で娯楽も必要だという擁護論もある。
このへんは、人によって意見が異なるところだ。
だが、誰が見てもおかしいのではないかというケースもある。
熊本県の龍田中学校が避難所名義でAmazonの欲しいものリストを開設し、支援物資ではない600万円相当の高級品をGETしていたという事例だ。
ハイビジョンテレビや一眼レフカメラなどなど。
また、メトロノーム60個、譜面台50台というものまであった。
これらは避難所で必要とされているものではなく、主導している龍田中学のPTAメンバーが私的に欲しいものではないかという疑惑が浮上したのだ。
詳細は、下記のメディア記事に詳しい。
下記のブログでは、更に詳しい事情が書かれている。
当事者たちは雲隠れしたというが、何で犯罪にならないの?という素朴な疑問も生じる。
そもそもAmazonは、このようなシステムを作って、災害が起きる度に一儲けしようという魂胆ではないかといった穿った見方も出ている。
それはともかくとしても、前述のような善意を悪用した(?)ようなケースもあり、このシステム自体にイマイチ練れていない部分があるのではないかと思えてくる。
たとえば上記の中学校のケースでは、学校本体が知らないところでPTAが勝手に欲しいものリストを作成し、登録できてしまったこと自体に問題があったのではないか。
支援する側も、リストに載っている商品が、本当に被災した人々が必要としているものかどうかを見極めることができれば良いのだが、その判断は難しいところだろう。
被災地によっては、支援物資があぶれるという事態が生じる一方で、Amazonのシステムがあるために、そのあたりが改善されているという意見もある。
上記のような問題点をAmazon自身が把握して、システムを改善してほしいものだが、果たして認識しているのだろうか。
結局、今回のミネラルウォーターの価格高騰は、Amazonの欲しい物リストによる支援システムと、Amazonの価格変動システムにも原因があったようだ。
多くの被災者が出ている現状で、仕方がないことと見るか、また意見が分かれるところだろう。
※今日タイフェスティバル会場で、テントを張って食事をしている人がいた。
日差しが強くてヒンシュクだったが、テントがあれば防災だけでなく、こういう時も役立つんだな。
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