探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【地震予測】2020年に巨大地震発生の可能性がある7つの理由+M8超の巨大地震発生の確率


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今日TOCANAで掲載された私の記事では、日本で近く大地震が発生する「トリガー」となり得る7つの要素を紹介しているが、このために今年は大きな地震に要注意であることを解説する。


 

TOCANAの記事

今日掲載された記事は、『【年始警告】2020年に巨大地震が多発する7つの理由! 「起きるとしか思えない」マジ危機的状況、東京五輪中止を覚悟せよ!』と題したもの。

記事タイトルは相変わらずのものだが、ここにあるような「巨大地震が多発」する年になるとは限らず、大地震が平均以上に多くなる可能性ぐらいに理解してください。

まず、下記のTOCANAの記事を読んでみてください。
その後に、非常に重要なことも書きますので。


 

(1)エルニーニョ現象の翌年

以降に、「7つの理由」についての補足的なことや、探求三昧サイト上で詳細を書いているページを示すことにする。

まず、赤道周辺の太平洋で海面水温が平年よりも高くなる「エルニーニョ」現象について。
エルニーニョ発生中から終息の1年後くらいにかけて、日本付近でも南海トラフ巨大地震を含めた海溝型の大地震が多く起きている件。

エルニーニョ現象は昨年2019年夏(6月)に終息したが、今年中くらいは日本の特に海溝型地震に注意が必要だ。

ちなみに、エルニーニョの反対のラニーニャ現象は、赤道周辺の太平洋で海面水温が平年より低い状態が続く現象だが、今回はTOCANAで書かなかったが、これも日本付近の大地震と関係がありそうだ。

これらのことは、下記のページでデータをまとめている。


 

(2)カリフォルニア地震 → 日本連鎖 → 2020年1月頃まで

このことについては、正直あまり自信がないが、タイムラグの長短を別とすれば、世界の同緯度あたりで大地震が連鎖するという研究は、地震学者からも出ている。

環太平洋(リング・オブ・ファイア)で、対角線上や時計回りなどの連鎖のパターンの一つぐらいに捉えている。

この件については、昨年11月の下記の記事で、TOCANAで書いた記事とともに紹介している。


 

(3)台湾―西日本地震連鎖の法則→2020年4月頃まで

次は、同じフィリピン海プレート境界付近の台湾から西日本に大地震が連鎖するパターン。
この傾向は、過去の調査の結果では、かなり「ある」と思っている。

2018年4月8日に台湾・花蓮県でM7.1震度7の地震が発生しているため、2020年4月頃までは西日本でも大きな地震に気を付けるべきだ。
ただし、1年~2年未満くらいの遅延の後で起きるケースもある。

フィリピン海プレートが活発な時には特に注意が必要だ。

この件は、2018年3月のTOCANAの記事でも書いていた。


 

(4)フィリピン―西日本地震連鎖の法則

これは、前述の台湾のケースに類似しているが、同じフィリピン海プレート境界付近の地震連鎖ということで、台湾の場合ほど多くはないが、過去にその例が見られる。

下記の昨年11月の記事で書いている。


 

(5)「9年サイクル」

これは、私が発見した説ではなく、ある学者によるものだが、東日本大震災からちょうど9年たつということで、今回の記事に含めておいた。

もちろん9年サイクルというのは便宜上の表現で、実際は大地震がそんなに律義にカッチリ9年サイクルで起きるわけではなく、およそ9前後と考えた方が良いだろう。

(6)スーパームーン、日食など

これは私が特に力を入れている領域だが、特に日食・月食の前後は大地震に要注意だ。
その観点からすると、今年は、月食が1/11に、そして金環日食が6/21と12/15の2回起きる。
またスーパームーンも5回あり、この前後も注意した方が良い。

たとえスーパームーンや日食・月食などが起きる時でも、他の天体配置によっては、あまり巨大地震が起きる可能性が高くないこともある。

そのへんの詳細は、天体配置などと共に後日の記事で明らかにしたい。
以下に、その天文現象のデータだけを示しておく。

凡例:【月】月食、【日】日食、【S】スーパームーン、【満】満月、【新】新月

【月】2020/01/11 04:10:半影月食、満月
【新】2020/01/25 06:22:新月
【満】2020/02/09 16:33:満月
【新】2020/02/24 00:32:新月
【S】2020/03/10 02:48:満月
【新】2020/03/24 02:31:新月
【集合:4】2020/03/18~19:月・火星・木星・土星、115度以内に全11個
【S】2020/04/08 11:35:満月
【集合:4】2020/04/15~16:月・火星・木星・土星、101度以内に全11個
【新】2020/04/23 11:26:新月
【満】2020/05/07 19:45:満月
【新】2020/05/23 02:39:新月
【満】2020/06/06 04:12:満月
【日】2020/06/21 15:41:金環日食
【満】2020/07/05 13:44:満月
【新】2020/07/21 02:33:新月
【満】2020/08/04 00:59:満月
【新】2020/08/19 11:42:新月
【満】2020/09/02 14:22:満月
【S】2020/09/17 20:00:新月
【新】2020/10/02 06:05:満月
【S】2020/10/17 04:31:新月
【満】2020/10/31 23:49:満月
【S】2020/11/15 19:32:新月
【満】2020/11/30 18:30:満月
【日】2020/12/15 01:17:金環日食
【満】2020/12/30 12:28:満月

 

(7)南海トラフ巨大地震が起きやすい期間

最後の7つ目は、みなさんが最も懸念しているだろう南海トラフ巨大地震について。

いつも書いているように、自分の黒潮大蛇行との関連の研究によれば、大蛇行が続いている間は、起きない可能性が高い。
あくまでも少ない過去事例から導き出したものであり、「絶対」的な法則ではないかもしれないが。

過去には全て7月~2月に起きているので、今年後半からは要注意だ。
さらに、なぜか11月後半~12月が多く起きている。
この頃までに、黒潮大蛇行が終息していれば、更に要注意となる。

南海トラフ巨大地震の発生の可能性などについては、下記ページで常時最新状態に更新している。


 

M8超の巨大地震が発生する確率

最後に、TOCANAの記事から逸れるが、日本では大きな地震はどれくらいの頻度で起きるのかという参考になればと。
過去10年間で、M6・M7・M8クラス超などの地震が、どれくらい起きていたかを以下にまとめる。

USGSデータベースの条件設定時に、下記のように四角形の範囲でしか指定できないので、厳密には日本の領土以外も含まれてしまうが、大ざっぱに「日本付近」という理解で見てください。

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◎2010~2019年、過去10年間に日本周辺で起きた地震の集計:

M6.0-M6.9:148回、1年間に15回の確率→24日に1回
M6.5-M6.9:028回、1年間に2.8回の確率→130日に1回
M7.0-7.9 :011回、1年間に1回の確率
M7.5-M7.9:003回、3年間に1回の確率
M8.0+  :001回、10年間に1回の確率

◎1900年以降に起きたM8.0以上の地震

1911/06/15:喜界島地震 - M8.0
1933/03/03:昭和三陸地震 - M8.1
1946/12/21:昭和南海地震 - M8.0
1952/03/04:十勝沖地震 - M8.2
1994/10/04:北海道東方沖地震 - M8.2
2003/09/26:十勝沖地震 - M8.0
2011/03/11:東北地方太平洋沖地震 - Mw9.0~9.1
2015/05/30:小笠原諸島西方沖 - M8.1


たとえばM8.0超の地震は、2015年に小笠原諸島西方沖(M8.1)で起きているので、「あと5年は安心だ」とか、そういうことではない。
笑うかもしれないが、「統計」とか「平均値」とかの概念をよくわかっていない人は、そう思うかもしれない。

たとえばM8.0超の地震は、1952年以降は40年以上起きていなかった。
逆に、5年も経たないうちに、今年次のM8クラスが起きる可能性もあるわけだ。

※今は1/6 18:00だが、今日もう1本記事を書くかどうかは微妙だが、書ける余裕があれば書きたい。



https://www.instagram.com/p/B6-D4lSAIGD/
ここ小平市は知名度が低く、19年前に住む前は東京か埼玉かも不明だった。そんな中で地味に全国有数なのが丸型郵便ポストの数で、37本は都内一。全国一かどうかは不明。今日散歩していて2カ所あった。#丸ポスト #丸型ポスト


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