今日2019/12/20 20:39（日本時間）に、アフガニスタンでM6.1の内陸地震が発生したが、発生したばかりで、被害の有無などの情報は入っていない。
また日本でも金環日食の影響下でM4以上の地震が増えているが、今後も注意が必要だ。
アフガニスタン北部M6.1
アフガニスタンの地震の詳細は以下の通り。
M 6.1 - 51km SW of Jarm, Afghanistan
Time：2019-12-20 11:39:52 (UTC) 20:39（日本時間）
Location：36.534°N 70.437°E
Depth：210.2 km
震源はタジキスタンとの国境から90キロの地点。
中村哲医師が銃撃された国
アフガニスタンといえば、12/4に銃撃で帰らぬ人となった日本人医師・中村哲氏が活動した国だった。
下記の地図で示した、ジャラーラーバードで、銃撃された。
上記マップのように、今日の震源は中村医師が亡くなった都市から近かった。
「地震の巣」で揺れた
下記のGoogleEarthマップでは、USGSの機能により、1900年以降に発生したM7.0以上の地震の震源を白丸印で示している。
過去の大地震が多すぎて、今日のM6.1の地震の震源は赤丸印で示しているが、白丸でほとんど隠れてしまっている。
そのくらい、内陸でM7クラス以上の大地震が多発する地域で、「地震の巣」なのだ。
これを見ると、大ざっぱにいって5年～10年サイクルぐらいで、半径40～50kmくらいのエリアで地震が集中している。
2015年のM7.5の地震
アフガニスタンでは、2015年10月26日にMw7.5の大地震が起きていた。
上記マップで示すように、今日の地震は上記の地震の震源に近く、余震のようだ。
この4年前の地震では、ヒンドゥークシュ地方ジャルム付近、深さ213.5kmを震源として、アフガニスタン、パキスタン、インドまで地震が観測され、カシミール地方でも感じられた。
そして、360人以上の犠牲者が出ていた。
日本付近でも地震が多発
下記のUSGSマップを見てわかるように、環太平洋の西側で地震が活発化している。
そして、今日のアフガニスタンの地震が起きたように、ユーラシアプレートも活発になっているようだ。
それに加えて、日本では東日本の太平洋プレートの沈み込み、そして西日本のフィリピン海プレートの沈み込みでもM4クラス以上の地震が多発している。
今週になって国内でもM4～M5クラスが増えてきた。
今日はマリアナ諸島でもM5.6の地震が起きたり、やはりフィリピン海プレートも活発になっている。
オホーツクプレートについては、11/22に茨城県南部でM4.5の内陸地震が起きたときに、オホーツクプレート内が活発化している、想定内と書いた。
想定内というのは、その前日の記事で「カムチャツカが揺れると千島・北海道も揺れる」と書いたことにある。
12/26の金環日食前後は要注意
地震が増えてきたのは、やはり12/26の金環日食の1週間前に入ったためか？
確言はできないが、可能性の一つとして。
ただ、日食・月食といっても、必ず世界のどこかで大地震が起きるわけでは、もちろん無い。
だが、今の流れからすると、大きな地震がどこかで起きそうな予感はある。
ごく一部だけ、近年の日食前後に起きた大地震の例を示しておく。
【日】2018/02/16 部分日食
【0】2018/02/16：メキシコ、San Pedro Jicayan、M7.2
【+6】2018/02/25：パプアニューギニア地震 - Mw 7.5、犠牲者160人。
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【-1】2019/01/05：ブラジル、M6.8
【日】2019/01/06：部分日食（日本、北太平洋等）
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【日】2019/07/03：皆既日食（南太平洋、南米等）
【+2】2019/07/05：カリフォルニア州南部、M6.4
【+3】2019/07/06：カリフォルニア州南部、M7.0
