先日買ったモバイルバッテリー、USB急速充電器の話題を。
これらは、ASUSのミニタブレットPC、Zenpad 7.0(Z370KL)を買ったために、必要に迫られての購入だった。
4年前に、「iPhone 4S用の最強充電バッテリー(Panasonicリチウムイオン5400 )」という記事を書いた。
今使っているiPhone5の前に使用していたiPhone4Sの頃に使っていた、モバイルバッテリーに関する記事だ。
前述の記事で「最強充電バッテリー」としているが、あの当時はそれは嘘偽りないものだった。
5400mAhの大容量で、Amazonで3,600円で買えたのだから。
だが、5年の月日が経って、今はその程度の容量のモバイルバッテリーはザラにあるし、またぜんぜん安くもない。
だが、今は同じ価格で4倍(20000mAh)の大容量モバイルバッテリーが買えるようになった。
ここでは、そのIMUTOの神的モバイルバッテリーの紹介を中心とする。
IMUTOモバイルバッテリー
「タブレット 電池がないと ただの板」
巷では、そのように言われている。
いや、本当は今私が考えついたのだが。
今までiPhone5用に使っていたパナのモバイルバッテリーは、ほぼ十分な容量だった。
派遣の仕事で持って行き、その日の内に職場で1回iPhoneを充電する。
週末も、出先で1回ぐらい充電して、間に合っていた。
サルちゃん(タイ人の家内)も、ソフトバンク製だが実際はパナソニックのOEMの同様のバッテリーを使っている。
だが、5月にASUSのZenpadを購入した時点で、より大容量のモバイルバッテリーが必須となった。
家で使うのがメインでない限り、出先での充電は必須だ。
Amazonなどで探し回って、iPhoneとZenpadをフル充電できるほど大容量で、その割には安く軽いものとして、IMUTOに目を付けた。
容量は20000mAhと、今までiPhone5用に使っていたパナソニックのリチウムイオン5400の4倍弱あって、容量的には十分過ぎる。
5年前にはこれが安くて大容量と喜んでいたのだから、時代は変わった。
ちなみに5年前にAmazonで3600円で買ったもので、今回3500円位で買ったIMUTOよりも高かった。
今は、私が買ったときよりも、もうちょっと値下がりしている。
米国Amazonで圧倒的支持を得ている
この製品、米Amazonのカスタマーレビューで圧倒的な評価を得ている。
iPhone、iPad、Android、タブレット、ゲーム機、Wi-Fiルータなど、様々なモバイル機器を充電できてしまう。
Amazonの製品ページには、「iPad Airに約1.7回、Galaxy S6に約5.7回、iPhone 6に約8回、Galaxy Note 4約4.8回、その他、ほとんどのスマートフォンに複数回の充電が可能です」とある。
USBポートは1A用と2A用の2つある。
iPhoneなどを充電するには1A用のポートに差す。
タブレットは、2Aの方に差さないと充電できない。
特に気に入っている機能としては、残量をパーセントで表示してくれるという、この種の製品としては画期的なところ。
問題は重さ
問題は、約450グラムと、かなり重いことで、これが人によっては最大の欠点となるだろう。
サルちゃんに見せたら、こんな重いもの持ち歩きたくないと言う。
まあ、多くの女性はそうかもしれない。
500mlの牛乳パックを持ち歩くのとほぼ同じだが、この大きさでこの重さだと、手に持った時にズッシリ感が半端でない。
手提げカバンやハンドバッグに入れるのは、抵抗あるかもしれない。
スマホを充電するだけなので、そんな大容量は要らないという人には、半分の10000mAhで1000円くらい安い下位機種もある。
こちらは、「iPad miniに約1回、Galaxy S6に約3回、iPhone 6に約4回、Galaxy Note 4約2.4回、その他ほとんどのスマートフォンに複数回の充電が可能です」とある。
問題の重量は、約3800グラムと、私のものより700gほど軽い。
もっともっと小容量で良いという人には、5000mAhで1700円くらいのもある。
「iPhone 6sに約2回、iPad Miniに約0.5回、Galaxy s6に約1.4回、Galaxy Note 4に約1.2回、その他、ほとんどのスマートフォンに複数回の充電も可能」とあって、価格は1500円くらい。
私の20000mAh版では、iPhone6Sに8回充電できるという宣伝文句は、自分のiPhone5でもその位やっているから本当だろう。
ほば1週間、iPhoneだけならば充電しなくても良い。
ミニタブレットも充電すると、どのくらいもつかは、実はまだあまりZenpadを充電していないから、わからない。
最悪でも、出先でiPhone5とZenpad7を1回ずつ充電できれば良いわけで、それは大丈夫だろう。
何でZenpadをあまり充電したことがないかというと、派遣の仕事に持って行って、電車の中と昼休みに使う程度だと、充電しなくても1日もつからだ。
「では何のために大容量のモバイルバッテリーを買ったの?」とツッコミが入るかもしれないが、週末などにはもっと長時間使うようになるだろうから。
USB急速充電器AnkerのPowerPort4
IMUTOのモバイルバッテリーがAmazonから届いて、さあ使ってみようと思ったところで、想定外の事態が。
この製品、電源部が無いから、単体では充電できないのだ。
ガクッ。
うちでは、モバイル機器としては、iPhone 2台(5と5S)、初代iPad 1台、ミニタブレット(ASUS)1台があって、それらをまとめて面倒見ようという充電器があればいいなと。
Amazonで探したところ、すぐに見つかった。
AnkerのPowerPort4で、2400円くらい。
ちょっと値が張るが、それなりの価値はある。
IMUTOはもちろんのこと、パナソニックとソフトバンクの旧モバイルバッテリー(5400mAh)も充電できる。
ACアダプタを1個紛失してしまったので、助かった。
また、iPhone用のACアダプタも調子が悪かったので、こちらを使うことに。
蛇足だが、最近初代iPadを主に子どもがYouTube動画を見るために買った。
これの純正でついている充電器だと、充電が遅すぎてヒンシュクものだが、容量が1Aだからなのだ。
今回買ったPowerPort4だと、前述のようにすべてのポートが2Aなので、より急速充電が可能になる。
類似の製品では、たとえば4ポートあっても、2Aで充電できるポート数が限られたりするのがイマイチだったりする。
類似製品を購入する時には、その点をよく確認してください。
防災目的としては余裕をもった容量のバッテリーを
20000mAhなどの大容量のモバイルバッテリーをもっていると、災害発生時に役に立つだろう。
たとえば、あんまり考えたくない可能性だが、避難所生活を送らざるをえない状況になった時などに。
たとえスマホだけしか持っていなくても、フル充電すれば1週間弱は充電の必要がない。
タブレットもあるとなると、そういうわけにも行かなくなるが。
450グラムのモバイルバッテリーを、普段は持ち歩かなくて、主として防災用に買うというのもアリかもしれない。
これだけ価格が安ければ、考えても良いかも。
考えてみると、パナの「最強バッテリー」は、4年もったんだな。
リチウムイオン電池も「消耗品」だから、充電を繰り返していくうちに、バッテリーのもちが悪くなってくる。
自宅にいるのに面倒くさがってACで充電せずにモバイルバッテリーで充電していると、それだけ寿命が短くなってしまうので、注意が必要だ。
※もうちょっと容量が少なくても良いならば、Ankerなどからも良さげな製品が出ている。
こちらは価格が少し高くなるが、20100mAhで350gと軽量だ。もっと価格が安くなれば、こっちの方が「最強」となるかな…。(^^;