探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

地震前兆・超常現象研究家の百瀬直也が地震予知・災害・防災・予言などを探求するWeb/ブログ(はてな旧サイト)




茨城聖地巡礼〜東海村・大洗・磯崎(前編)


2005/10/15(土)〜16(日)に、一泊二日で茨城県聖地巡礼してきました。
いろいろ不思議なことなども起きて、けっこう面白い読み物になったと思います。
2回に分けて掲載します。

次の指令は

2005/10/13(木)
今週末に行くべき聖地をダウジングで伺ったところ、地図上でいきなり出たのは、東海村だった。
もちろん、東海原発そのものへ行くのではない。
そのとなりにある、村松大神宮がさいしょの目的地だ。
そのうち行かされるだろうとは思っていたが、いよいよ来たか。
東海村原子力発電所といえば、日本の原子力発電所の発祥の地。
日本の原発の象徴的存在である。
1999年9月30日には、あの日本最大・最悪の臨界事故も起きている(臨界事故は東海原子力発電所ではなく、(株)ジェー・シー・オー東海事業所で起きたもの)。
チェルノブイリ以降最悪の放射線事故となったものだ。
思えば、海沿いの聖地ばかりを廻らされているのも、ひとつには地震災害を防ぐためもあるだろう。
だが、近くに原発があるところでは、原発事故を防ぐためのお祈りの必要もあるということのようだ。
東海村だけではなく、全国の原発で事故が起きないようにと祈ることにする。


けっきょく一泊二日で、下記の神社を巡礼するようにとの指示だ。


村松大神宮は、伊勢神宮より直接に御分霊を賜った神社だ。
そういう神社が原発のすぐ隣にあるというのは、心強い。
原発事故を防ぐお祈りをする場所として、これ以上にふさしいところはないだろう。
中国の海の女神・媽祖を祀った天妃神社は、いずれお参りしたいと思っていたが、こんなに早く実現するとは…。
こんどは大洗と酒列とのセットで磯前神社を廻ることになり、片参りにはならない。
中身の濃い巡礼になりそうだ。

聖母アマチの呼びかけ

2005年10月8日に起きたパキスタン地震(M7.6)で犠牲となった人々の慰霊のお祈りをしたいと思っていた。
ダウジングで守護霊に伺ってみると、大洗磯前神社の前の海辺にある神磯島居で、海に供物を捧げて祈るようにと指示が出た。
ちょうど、インドの聖者アマチが、パキスタン地震など自然災害や戦争やテロで亡くなった人々のために黙祷を捧げる呼びかけをしていることを知った。
そこで、アマチの呼びかけに応えて、お祈りをすることにした。
私がMIXIで主催する「ともに祈る☆」コミュニティーでも、私が神磯島居で祈る10月16日(日)9:00に祈りを合わせましょうと呼びかけた。


アマチが呼びかけている慰霊の祈りの対象は、以下のとおりだ。

  • パキスタン、インド、アフガニスタンの大地震の犠牲者
  • 津波とアメリカのハリケーンで家と希望を失った人々
  • イラクの巡礼者転落事故で亡くなった人々
  • ムンバイと南米で起きた洪水で亡くなった人々
  • 戦争とテロ攻撃で亡くなった人々

常陸の国へ

2005/01/15(土)
朝、6時に目が覚める。
また寝坊してしまった。
5時半に起きるつもりだったのに。
PCを立ち上げ、乗換案内ソフトを見ながら、計画変更。
水戸行きの高速バスに間に合わない。
上野からフレッシュひたちで水戸まで行くことにする。
7時に家を出る。
8:30上野発勝田行きフレッシュひたち9号の指定を取ることができた。


特急列車は9:58に勝田駅に到着し、常磐線普通列車で東海駅へ。
ここから村松大神宮へは、バスが出ている。
時刻は、あらかじめネットで調べておいた。
東海駅西口10:24発の「茨城東病院行き」バスに乗り込む。
私以外には客はいない。
10分ほど走ったところの「虚空蔵尊入口」で降りる。
広い通りの向かいにあるバス停で、帰りのバスの時刻をチェック。
東海駅行きは、毎時3分に出ているようだ。
交差点の大きな立て看板に「村松大神宮・虚空蔵尊」と書かれている。
その信号を左に曲がって5分ほど歩くと、村松大神宮の鳥居と虚空蔵堂の門が並んだところに出た。
ダウジングで最初に出た村松大神宮から先にお参りする。

村松大神宮

村松大神宮の創建は、和銅年中(700年頃)。
伊勢神宮の御分霊を奉祀したもの。
創建当時は「五所(伊勢・加茂・祗園・稲荷・春日)明神」と称したという。
祭神は、もちろん天照皇大神(アマテラスオオミカミ)。
そして、伊勢神宮と同様に、天手力男命、萬幡豐秋津姫命も祀られている。
中世に戦乱のために社殿は消失し、荒廃した。
その後、元禄七年(1694)に水戸藩徳川光圀(みつくに)公が再建した。
宮司は代々、伊勢神宮から移ってきた荒木田家の人々が仕える。


大神宮というだけあって、立派な神社だ。
清浄な雰囲気がある。
拝殿では、祝詞が流れている。
ちょうど祝詞が終わったところで、お祈りを始める。
いつものように宇宙全体の平和を祈り、お参りする人々と地域住民の幸せを祈る。
次に、地震を防ぐお祈り。
「これから日本で大きな地震が起こりますならば、大難を小難に変えていただき、一度起きる大きな地震を数回の小さな地震に振り替えていただき、死傷者が出ませんように、皆が成り立つ結果に御守りお導きください」
そして、倭人蝦夷(えみし)の和合のお祈り。
「昔この地で和人と蝦夷出雲族など先住民との戦いがありましたならば、民族同士の恨みの念が消え、顕界・霊界ともすべての民族が平和に暮らして行けるようになり、ひいては日本全体が平和な国になりますように」
ちょうどその時、太鼓がドンドン響く。
最後に、となりにある東海村原子力発電所および全国の原発で、放射能漏れなどの事故が起きないように御守りお導きくださいと祈る。



境内の奥に、晴嵐神社の祠がある。
祭神は書かれていない。
祠の脇に、大黒様の小さな像がたくさん並んでいる。
もしかして、昔は出雲族の聖地だったのだろうか。
おみくじを引くと、吉。
さいきん「いまの自分に合ったおみくじを引かせてください」と祈って引くせいか、以前ほど大吉をいただけなくなった。
また、天津神が祀られた神社で倭人蝦夷の和合の祈りをするせいでもあるのだろうか。
神さまに好かれるためにこのような祈りを続けているわけではないので、たとえ「嫌われ者」になっても良いと思っている。
まあ、それは考えすぎかもしれない。


境内で写真を撮っていると、うしろから「ご苦労様です」の声。
振り向くと、水色の袴を履いた神官の方だ。一礼する。
宮司さんにしては若い。
さきほど祝詞をあげられていた方だろう。
「写真はダメですよ」
ギクッとする。
神社の境内で写真を撮るのがダメなんて、そんな…。
「あと1ヶ月ぐらいたつと、紅葉が綺麗になるんです」
なぁんだ。そういうことか。
「どちらから?」
「東京から来ました」
神官さんは、私の首にかかった数珠をじっと眺めている。
「今日はこれからどちらへ?」
「大洗の磯前神社とか、いろいろ廻ります。今日は大洗に泊まる予定です」
聖地巡礼なんて言い出すと話が長くなるので、省略。
荒木田家の方だろうか。
先祖代々、伊勢神宮の祭主(神官の長)を努めてきた由緒ある家系だ。
天の岩戸の前で太祝詞を奏した天児屋根命アメノコヤネノミコト)を遠祖としている。
つまり、中臣氏(藤原氏)と同族だ。
それにしても、気さくな神官さんだ。


なぜ、このようなところに伊勢神宮の分社が建てられたのだろうか。
ネットで調べてみると、意外なことがわかった。
伊勢の分霊を勧請したと縁起を持つ神社は全国に多数あるが、じつは伊勢神宮の分社は1社もないというのだ。
天照大神豊受大神を祀った神明系の神社は、全国に約18,000社ほどある。
だが、厳密にいえば、それらは伊勢神宮の遥拝所として建てられたか、または「飛神明」つまり伊勢の神霊が自分の所に飛んできたと主張する考え方によって建てられたかのどちらかだという。
村松大神宮もその一つだということになるが、では荒木田氏はそういう神社に(そうと知っていながら?)、あとから移ってきたということなのか。
当初は「五所明神」と称したのも、伊勢・加茂・祗園・稲荷・春日の神々を祀ったからであって、「伊勢だけ」ではなかったのだという証拠を自ら由緒書きに書いていることになる。


家族連れの一団が境内に入ってくる。
女性が赤ちゃんを抱いている。
初参りのようだ。
茨城県一宮」と看板にあるが、さすがに参拝者は多いようだ。
それにしても、なぜ村松大神宮の隣に東海原子力発電所ができたのか。
ひとつには、この神社の御神池「阿漕浦」のお水が原子力発電に利用されたといういきさつがあるようだ。
昭和31年から「阿漕浦」の水を日本原子力研究所へ分水し、それが世論を分ける大論争となったという。
だが、先代宮司は「地域の発展と日本の未来のために」と英断したという。
そして、わが国初の「原子力の火」をともすことに成功した。
以来、核燃料サイクル開発機構日本原子力発電株式会社へも分水するようになった。
原発の是非については、本稿の趣旨を逸脱するから書かない。
これからも、原発事故から地域住民をお守りいただきたいものだ。

村松山・虚空蔵堂

次に、虚空蔵堂に入る。
村松大神宮の隣に立つ、神宮寺だ。
神宮寺とは、かつての神仏混交によって実質的に神社の運営を行ってきた寺のこと。
この虚空蔵堂は、明治時代の廃仏棄釈令の際に「星の宮」と改称された。
その後、茨城県令より「星の宮儀、従前通り虚空蔵と称す可し」との命令があり、真言宗日高寺と改称された。
伊勢、会津と共に、日本三虚空蔵のひとつとされている。


虚空蔵菩薩神仏習合の時代に星神の本地仏とされたのには、それなりの理由がある。
虚空蔵菩薩の元の名はアガシャガルパという。
アガシャは空中、ガルパは包蔵を意味し、天空の恵みなどを象徴している。
そのために、星神と結びついたのだろう。
各地にある星宮神社でも、明治時代の神仏分離以前までは、虚空蔵菩薩を祀っていたという。
話は少々脱線する。
虚空蔵菩薩本地仏とする神社といえば色々あるが、あの諏訪大社の奥宮的存在である御射山に祀られた御射山大明神も、その一柱だった。
この神社の御祭神は国常立命で、万物にさきがけて現れた原初の神とされる。
つまり、天御中主命と同様に、宇宙創造神的存在なのだ。



このお寺は、当初のダウジングでは行くようにと指示されていなかった。
出発前夜になって、いつものように見えない存在に右耳を触られる。
聖地巡礼の前日にこの現象が起きたときには、守護霊から補足事項があるという印なのだ。
そしてダウジングで伺ってみると、地図上で出たのがこの虚空蔵堂だった。


仁王門をくぐると、眼前に大きな本堂が。
賽銭箱の前に立ち、大神宮のときと同じお祈りをする。
時計を見ると、11:50。
12:03のバスに間に合う。
これを逃すと、1時間後だ。
予定を早めて、このバスに乗ることにする。
帰りはバスの時刻がわからなかったため、東海駅まで4キロほど歩くつもりだった。
かなりの時間短縮になる。

東海村から大洗へ

バスは10分ほどで、東海駅に着く。
駅舎から外を見ると、黒い雲が近づいてくる。
スケジュールが前倒しになって良かったか。
12:30東海発の常磐線列車に乗り、12:38に勝田着。
ここから茨城交通の湊線に乗り換えて、那珂湊駅へ行く。
茨城交通の駅は、JR駅構内から入るようになっている。
いったん改札を出る必要はなかった。


駅の外を見ると、道路が濡れている。
一雨あったようだ。
だが、日が射してきて、明るくなってきた。
湊線は初めて利用するが、ここも単線で、1両だけのワンマンカーだ。
JR常磐線勝田駅から東へ走り、那珂湊駅で北へ進路を変え、酒列磯前神社があるあたりまで続く。
ワンマンカーは13:14に勝田を発車。
畑の中を走って行き、無人駅で停まる。
13:30に那珂湊(なかみなと)駅で降りる。
ここはさすがに有人の駅だ。


ここから大洗町の端にある天妃神社まで2キロほど歩く。
那珂湊は古くからの港町として栄えたのだろう。
地図を見ると、神社が目立つ。
大洗町との境の那珂川河口にかかる海門橋を渡る。
全長1キロぐらいあるのだろうか。
眺めが良い。
那珂湊駅に置いてあった地図には、天妃神社が載っている。
海門橋を渡りきったところを右へ入っていくとあるはずだが、入口がわかりずらい。
右に下へ降りる階段があり、そこを降りたところにある道から、ちょっと路地へ入ったところの小山の麓に、鳥居を見つける。

天妃(てんぴ)神社(弟橘媛神社)

天妃神社は、もともとは中国南部で航海守護の海の女神とされた媽祖(まそ)を祀った神社だった。
時計を見ると、14:00。
那珂湊駅から30分ほどかかった。
鳥居の前まで行く小道は、草がボウボウと生い茂っている。
鳥居をくぐり、石段を上る。
石段の中ほどで、横に伸びた木が前方をさえぎっている。
上りきると、小さな社がある。
境内はかなり荒れている。
枯れた木の葉が散乱し、参道には枯枝がたくさん落ちている。
蜘蛛の巣が顔にかかる。



(天妃神社)


媽祖は、現在では中国より台湾でもっとも広く信仰されている。
天上聖母、天妃、天后、媽祖婆、姑婆、娘媽などとも呼ばれる。
1000年ぐらい前に実在した人物だったようだ。
今で言う霊能者やシャーマンのような女性だったらしい。
媽祖を祀った寺院や神社は全国各地にある。
横浜中華街では、現在媽祖廟が建設中で、2006年。
この女神についての詳しいことは、私のノンフィクション作品群『聖地巡礼ファイル』の「#265 天上聖母伝説を追って」で詳しく書いている(URLは最後の参考サイトの項にあり)。
境内の碑文によれば、天妃神社は、元禄三年に徳川光圀(=水戸黄門)が、明の心越禅師が持ち来たった媽祖の像を安置して祭ったのが創始であるという。
天妃神社について書かれたHPの解説をプリントしたものを取り出し、読む。
それによると、媽祖の像は、天保二年に徳川斉昭の手により引き下げられ、代わりに弟橘媛オトタチバナヒメ)を祀ったという。
記紀に登場する、日本武尊ヤマトタケルノミコト)の后だ。
第12代景行天皇の皇子、日本武尊は、房総へ渡ろうとしたが、風波が強く、船出もできず困っていた。
ついに船出を決意し、海を渡ろうとしたところ、船が沈没しそうになった。
このとき、弟橘媛命が、これは海神の怒りであると言い、日本武尊の身代わりとなって海に身を投げた。
そういう悲しい伝説がある。


媽祖さまと弟橘媛さまの両方にお祈りすることにする。
由緒書きの碑文や石灯籠などは近年奉納されたようで、氏子の方々はそれなりにいるのだろう。
だが、この荒れ様は…。
せめて週に一度でも、境内を掃いてもらえたら違うだろうに。


和人と蝦夷(えみし)の和合のお祈り。
地震災害を防ぐお祈り。
そして、この神社の崇敬者が増え、神社が更に発展しますようにとも祈る。
「祓い給えさきはえ給え」
節をつけて、大きな声で3回繰り返す。

神遣い現る!?

大洗は、家族と一緒にまた訪れたいところだ。
そのときにでもまた来て、掃除をしようか。
今日は、せめて参道に散らばる小枝だけでも脇へどけることにする。
最後に石段の手前の枯枝を足でどけたときのことだった。
枯枝の下で、ガサガサッと動いたものがある。
「また神遣いのトカゲでも現れたか…」
そう思いながら、近づいてしゃがんで見る。
すると、そこには、驚くべきものがたたずんでいた。
なんと、小さな蟹だ。
磯ガニというのだろうか。
海辺でごく普通に見られるようなもの。
胴体の幅が3センチぐらい。
色は赤みがかった茶色。


「なんでこんなところにカニが…」
しゃがんだまま、唖然として眺める。
向こうは、明らかにこちらを意識している。
しばらく、にらめっこが続く。
さて、どうするかと思っていると、なんと石段の溝の壁を登り始めた。
もちろん「カニ歩き」で、横向きに。



(天妃神社に出現して石壁を登り始めたカニ)


ここは海のすぐ近くだから、カニがいても不思議はない。
だがここは、海というか那珂川の河口から100メートル弱陸へ入ったところ。
しかも、木々が生い茂る小山の上の神社だ。
境内には水場はない。
手水舎も、水が涸れている。
海門橋がかかる那珂川は砂浜もあるかもしれない。
だが、ここまでたどり着くには、堤防を越えて道路も渡らなければならないだろう。
そして小山の上まで石段を延々と登って来なければならない。
だが、何のために?
このカニさんも、神遣いなのだろうか。
というか、それ以外に説明がつけにくい。
いままで多くの聖地巡礼の中で、ヘビ、トカゲ、ヤモリ、猫など、神遣いと思われる動物を神社で見てきた。
だが、カニの神遣いなんて、聞いたことがない。
あるとしたら、よっぽど海辺に祀られた神社とかだろう。


あとでよく考えてみたら、媽祖にしても弟橘媛にしても、海の女神だ。
海の女神の遣いだから、カニなのだろう。
こんなシンプルなことに気づかなかったなんて、どうかしていた。
一般的に、海神の神遣いとして考えられる生物は、魚、海老、蟹、亀、海蛇などだろう。
やはり、あのカニは神さまの御遣いなのだろうか。
だが、まだ確信がもてない部分がある。
ふつう神遣いの場合、自分の存在を誇示するかのように現れることが多い。
だが、あのカニの場合、そうではなさそうだった。
私があの枯枝を蹴らなければ、カニの存在に気づかずに神社を後にしていたかもしれない。


仮に神遣いだとしても、何のために現れたかが問題だ。
いままでの経験からいうと、神遣いが現れるのは、たとえば初めて訪れた聖地で、神さまが祝福するかのように出現することが多い。
このことがどうしても頭から離れない。
後日、ダウジングで守護霊に伺ってみた。
そして、以下のような回答を得た。

  • 天妃神社で現れたカニは、神遣いですか?→Y
  • 媽祖さまのお遣いですか?→N
  • 弟橘媛さまのお遣いですか?→Y
  • カニが現れた理由は、私に何か訴えたいことがあるからですか?→Y
  • 神社をきれいにしてほしいという訴えですか?→Y
  • 天妃神社にまだ媽祖さまはいらっしゃいますか?→Y
  • 私は媽祖さまとご縁がありますか?→Y
  • 媽祖さまはジャワのラトゥ・キドゥル同一の存在ですか?→N
  • 私はまだラトゥ・キドゥルさまとつながりがあるでしょうか?→Y
  • いつかまたインドネシアへ参りに行くべきですか?→Y
  • 弟橘媛さまが海に身を投げられたという伝説は事実ですか?→Y
  • 弟橘媛さまは、日本武尊さまの妻神でしたか?→Y
  • 日本武尊さまを助けるために身を投げたのですか?→N
  • 望まぬ結婚の故に身を投げたのですか?→Y



(天妃神社がある小山)


やはり、あのカニは神遣いだというのだが…。
帰宅した翌日の朝、まどろんでいて、カニのビジョンを見た。
弟橘媛さまは、いま私がこうしてインターネットで女神さまの訴えを代弁することを喜ばれているだろうか。
もっとも、私のダウジングが常に正しい答えを導き出すとは限らない。
それに、私の守護霊も知らないことをいくら聞いても、もちろん正しい答えは出ない。
上記のやりとりは、参考までに書くに止めることにする。
参考サイトにあげた「我が国における蟹に関する俗信の研究」によると、カニを神の遣いとして殺してはいけないとか、食べてはいけないとする俗信があるようだ。
私も、これからカニが食べられなくなりそうだ。

大洗磯前神社

祝町バス停まで5分ほど歩き、循環バス『海遊号』に乗る。
大洗の町を一周するこのバスがあるから、大洗の巡礼は楽なのだ。
大洗磯前神社下で降りる。
これで今日の巡礼は終わり、ここから徒歩5分ほどにある茨交大洗ホテルにチェックインする予定だった。
だが、時計を見ると、まだ3時。
巡礼が前倒しになった結果、目の前にある大洗磯前神社にお参りしないわけにはいかない。
大鳥居をくぐり、石段を上って境内に出る。
「あーやっぱりここは聖地だ」
そう感じる何かが、ここにはある。
「明日の朝、パキスタン地震などの被害者の慰霊のお祈りをさせていただきます」


社務所で、息子のために絵本をいただく。
前回来たときにいただいた『おみやとかみさま』は、北海道に帰省している家内に送ったところ、評判が良かった。
息子が喜んで読んでいるし、家内も日本神話がわかって良いという。
こんどは『かみさまのおはなし』をいただくことにする。
古事記の神話を題材にした絵本だ。


神社を出て、神磯鳥居へ。
鳥居の前の通りを横断し、すぐ前の路地を入ると堤防があり、眼前に海が広がる。
数十メートル先の岩場に、神磯鳥居が立っていた。
堤防の高い柵を越えて、波しぶきが入ってくる。
「大洗=大荒」か。
岩場を歩き、鳥居の近くへ行ってみる。
これ以上近づくと、激しい波に打ち付けられる。
やっぱり聖地だという感じがする。
神社前の通りには、旅館や食堂が並ぶ。
その一つに入り、断食明けの遅い昼食をとる。

ホテルへ

通りに戻り、西へ5分ほど歩くと、道路をまたいで大きな鳥居が立ち、その手前に茨交大洗ホテルがあった。
ホテルを通り過ぎて、明日の供物を買いに行くことにする。
海沿いに10分ほど歩いたところに、海産物を売る店が集まった建物があった。
となりには、99円ショップもある。
リンゴ、みかん、バナナ、パンを買う。
そして、茨交大洗ホテルにチェックイン。
ここは茨城交通が経営するホテルだ。
昨日の夜、「楽天トラベル」のサイトで予約しておいた。
建物はいくぶん老巧化しているが、シングルルームが4,700円と安いのが魅力だ。
部屋は1階の海側。
部屋に浴室はなく、9階の大浴場へ行く。
食事時の時間が良かったのか、ほかに誰も入っていない。
「貸切」状態で、窓の下の海を眺める。
温泉ではないが、いい気分だ。
なにかと苦労が多い聖地巡礼
たまにはこのくらいの楽しみがあっても許されるだろう。
【続く】


【参考文献】
・媽祖と中国の民間信仰、朱天順、平河出版社、1996


【参考サイト】
・アンマから世界平和の祈りのお願い
 http://www.amma.jp/web/contents/news/peace_200510.htm
放射能は科学技術を超える劇毒 管理不可能な地下に捨てるな
 (核開発に反対する物理研究者の会通信)
 http://env01.cool.ne.jp/ss03/ss03038.htm
・村松大神宮
 http://www.daijingu.jp/
・村松山 虚空蔵堂
 http://www5.ocn.ne.jp/~kokuzodo/
・十二支守本尊信仰〜丑寅年は虚空蔵菩薩
 http://www.d1.dion.ne.jp/~anmitsu/sub2.htm
本地垂迹資料便覧
 http://www.lares.dti.ne.jp/~hisadome/honji/
・大洗天妃
 http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~nikaido/oarai.html
・横浜媽祖廟
 http://yokohama-masobyo.jp/jp/index.html
・KAMEARUKI 天妃山編
 http://www.geocities.jp/gotos_room/_geo_contents_/tenpisan.html
聖地巡礼ファイル−世界に不思議を求めて
 http://www.ne.jp/asahi/pasar/tokek/SJF/index.html
日本武尊弟橘媛
 http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/emaki/sendoki/sendoki_data4.html
・媽祖 水戸のご老公もぞっこん
 http://www12.plala.or.jp/sokusanhenji/i03_02.htm
・カニかにワールド  カニ学 入門
 http://www.saga-ecf.or.jp/kanikani/
・我が国における蟹に関する俗信の研究
 http://www.kgef.ac.jp/ksjc/ronbun/890120s.htm
・おはようとくしま
 http://www.jrt.co.jp/tv/ohayo/furusato/030429.htm


Copyright (C) 2004-2020 Naoya Momose - 百瀬直也. All Rights Reserved. Email