探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【TOCANA】【結論】地震・津波から100%助かるには「空へ逃げる」しかない! 近未来・避難構想3つ!


今日TOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
題して、『【結論】地震津波から100%助かるには「空へ逃げる」しかない! 専門家が選出、近未来・避難構想3つ!』。
「専門家」って私のことですが、恥ずかしいので、このブログ記事のタイトルからは外しました。^^;


常日頃から、津波からの避難は、二次元的発想…つまり地べたにへばりついて逃げる手段には限界があると感じていた。
特に、南海トラフ地震で想定されているような、地震から津波発生までの想定時間が短い場合などには。


それで、では二次元ではなく三次元的発想でいこうということになる。
その具体的な3つの手段について、トカナで紹介しました。
あくまでも「近未来」の手段であり、今すぐにできるものではないにしても、もしかすると数年後には実用化されているかも。


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2日前に掲載された記事『【警告】首都直下地震で西麻布・田園調布・銀座・渋谷は即崩壊! 国土地理院データで判明、“真実の災害リスク”が超ヤバい』は、おかげさまで人気記事ランキングの1位に3日間ほどとどまっています。


べつに1位になろうがランク外だろうが、もらえる原稿料は同じなのだけど、われわれが大地震からサバイバルするために、非常に重要なことを書いているので、書いた甲斐があります。


一口に1位になったといっても、コアのライターさんは40名くらいいると聞いているので、そういう錚々たる面々が書いている中でランキング上位に上る記事を書き続けるのって超大変です。
幸いにして、私がメインで書く地震災害ものは「キラーコンテンツ」とか言われていて、期待が大きいだけに、それに応え続けなければならない。
責任重大なわけです。

TOCANAの記事

今日のTOCANA記事の主題である、「空への避難」は、私が常日頃から考えていることです。
6年前に多くの犠牲者が出てしまい、このまま歴史が繰り返されるのをただ呆然と見ていて良いのだろうか。
そういつも思っていた。


そんなときに、空中都市」のニュースを見て、「これだ!」と思った。
いや、後述するように、実用化への道は遠いかもしれないけれど、「空へ逃げる」ことを真剣に考える時が来たという意味で。


では、TOCANAの記事を読んでみてください。


tocana.jp
 

構想1:空中都市

このアナレンマ・タワーは、正直言っていちばん非現実的な要素が大きいですね。
「ほんトカナ?」的な話題作りということで、まずいちばん最初に持ってきました。


ただ、この発想を思いついた設計担当者が「我々が洪水や地震津波の被害から解放される日が来ることを信じている」という言葉には、非常に共感がもてるところです。
大災害からの犠牲者が少なくなるようにという気持ちが現れている。


それにしても、小惑星に空中都市を吊るすという発想は、日本人ではまず思いつかないのでは?
ただ津波シェルターとしての用途では、やはり地震発生からの避難時間が問題となる。
たとえ小惑星から吊るすというのがうまくいったとしても(あまりそうは思えないけれどw)、そこを煮詰めないといけないでしょうね。

構想2:自家用飛行機

次は、夢のような話からいきなり現実的な構想になってくる。
個人レベルで利用可能な空飛ぶ乗り物として、超小型自家用飛行機というものもある。
でも、これは滑走路が必要になってくるという点がネックとなって、津波からの避難手段としては実用的でない。


その観点からは、特に日本の住宅環境では、「垂直離陸が可能である」という条件が必須となる。
そこで、今回紹介したのは、その条件を満たす乗り物の一例としての「Terrafugia TF-X」です。


下記のYouTube動画を見ながら、津波からの避難手段としての実用性を見ていきましょう。



この動画を見ると、普通の車同様のガレージから出てきて、普通の自動車として地上を走っていける。
通常の地震発生後の津波からの避難として、一般道をこのように走っていける。


そして、渋滞に巻き込まれた時に、いよいよの手段として、「飛行」に踏み切る。
あるいは、もう津波が背後に迫ってきたという場合にも。
たとえ「バンパー・トゥ・バンパー」状態でも、これならば垂直に離陸して、地上を離れることができそうです。
離陸場所も、ちょっとした空き地があれば日本の環境でも利用できるように思われる。


燃料はバッテリーチャージということのようだけど、とりあえず津波が届きそうにない高台まで達すれば、それでこの乗り物の役目は終わりです。
4人乗りという想定のようなので、運転手一人がまた家に引き返して、残された家族なりを迎えに行くこともできるでしょう。

構想3:人が乗れるドローン

最後の構想だけど、これは「津波が来たら空へドローンしろ」という意味のドローンではないですよ。
まあ、実質的にはそうかもしれないけれど。


一見して、空飛ぶ自家用車よりは価格的に安くなりそう。
…と思って、価格を見ると、20万〜30ドル(約2400~3500万円)。
そう大して値段に違いはないのかな…。


こちらは一人乗りということで、津波から避難できる人数が限定される。
上記の空飛ぶ車のように、高台まで何度も往復することによって全員救出も無理ではないとしても、津波の到達時間との兼ね合いがありますね。


ただ構想2にはないメリットとして、トカナの記事でも書いたように、自分で操縦できない人を乗せて外部からリモートコントロールで飛行できること。


今年中にタクシーとして実用化ということだけど、その計画が遅れているのではないかという声もある。
実際、トカナの記事に埋め込まれているYouTube動画で、空を飛んでいる映像があるけれど、実はこれはCGだったりする。


ただ、3ヶ月ほど前に公開された下記のYouTube動画では、飛行テストとして、リアルに空を飛んでいる映像が見られます。



 

まとめ:もっとも実用可能性が高いものは?

こう詳細を煮詰めて考えていくと、構想3のドローンよりも構想2の空飛ぶ自家用車の方が、津波から避難するという観点に絞れば、いちばん現実的な手段のように思えてきました。
構想2と構想3を逆に書くべきだったかな。^^;
ドローンの方が手軽に個人レベルで扱えるようになるのではないかと最初に考えた結果なのだけど。


たとえば南海トラフ地震の被害想定地域に住む方が、大地震が来て、「さあ津波が来るぞ」と、車のキーだけ持って家族を連れて家を飛び出る。
それと同様なことが、空飛ぶ自家用車でもできるでしょう。
ただし、いつその時が訪れても良いように、常に電源を充電しておく必要があるけれど。


問題は価格が庶民の手の届くものになるかどうか。
現在はプロトタイプ的な製品を3千万円で受け付けているということだけど、これが量産されてどれくらい安くできるかでしょうね。


それと、あとは日本の密集した環境で、そういう乗り物がたくさん飛びまくったら、「空の交通事故」が増えて大問題となる?
こういう風に、日本のように人が多すぎる国では、他の国では心配する必要がないことまで考えなければいけなくなる。
まあ、でもこれからは少子高齢化になって、社会問題となりそうだけど、その点だけでいえば良いことになるのかな?


また、前述の「高齢化」という点で、80歳くらいのお年寄りでも果たして運転できるかどうかでしょうね。


色々問題が出てきそうだけど、とにかく考えなければ先へは進めないということです。
今後も、さまざまな手段で津波からの犠牲者を軽減できる道を考えていくことにします。


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