探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【地震】2010年の3個の台風は翌年の東日本大震災の前震・本震・余震の震源を「迂回」して進んだ?


例の「台風の震源迂回シリーズ」を。
「なんのこっちゃ?」という人は、すみませんが下記の2年前の記事から読んでみてください。
「台風は、後に地震震源となる地点を避けて(迂回して)進む」という仮説を持っています。
それを、この頃に気がついたわけです。


tankyu.hatenablog.com


もちろん、このようなことは自分自身で確信を持って書いているわけではない。
あくまでも、台風が突然に進路を変える原因のひとつとして調べている。

3.11の前年の台風は?

こういう「法則」があるならば、東日本大震災の前にも起きていたのではないか?
そう思って、以前に一度調べてはみたが、該当するような経路を示す台風は前年の2010年にはなかった。


だが、今日はちょっと視点を多少変えて、もう一度該当する台風がないかと調べてみた。
すると、それらしき台風が3個ほどあった。
それは、2010年4号、9号、14号だ。


この3つについて、以下に概要を説明する。

◎台風201004号(DIANMU):

2010/08/13 17時頃に秋田市付近に上陸。
秋田県岩手県を通過して太平洋側に抜け、温帯低気圧となる。
全国から大雨と強風による被害が報告されたが、それほど大規模な被害は発生しなかった。

◎台風201009号(MALOU):

1951年以来初めて福井県に上陸し、北陸地方としても初の台風上陸となる。
さほど強い勢力ではなく、2010/09/08に上陸直後に熱帯低気圧に変わったが、静岡県から神奈川県にかけて記録的な大雨となる。
東京や千葉など関東でも強い雨が降り、各地で氾濫が発生した。

◎台風201014号 (CHABA)」

沖縄方面から本州南岸に接近し伊豆諸島を抜けるコースを取る。
各地への直接的な影響は限定的だった。

東北地方太平洋沖地震震源を迂回した?

下記のGoogle Earthのマップは、前述の3個の台風の経路データを取り込み、また東日本大震災の前震・本震・余震を書き加えたもの。
赤丸印が2011/03/11の本震(M9.0)だ。


f:id:nmomose:20161029204444j:plain


そして、3個のオレンジ色の丸印は、日付を書き添えた日に発生した前震と余震。
煩雑になるため規模は書いていないが、丸印の大きさである程度わかるようにしている。
いずれもM7クラスだった。


日本に上陸した4号、9号と、本土の太平洋岸に接近した台風14号の経路では、黄緑色の矢印を描き込んである。
これは、この3個の台風が、3.11の前震・本震・余震となった5個の地震震源エリアを「迂回」して進んだのではないかという前提に依っている。


いずれも、この矢印で示した地点で進路を変更していなければ、震源エリアの上空あたりを通過していたのではないか。

より小規模な地震の場合と異なる部分

私が色々なケースを見てきて思うのは、小規模な地震では、台風は震源となる地点の直前になってから「迂回」するように進路を変更する。
だが、大地震では、かなり前から「迂回」を開始する。
そのために、3.11のような巨大地震では、これまで私が紹介してきたケースとは多少条件的に異なる部分があるのではないか。


もう一つ気づいたことは、大地震になるほど、地震が起きるかなり以前から「迂回」が始まるのではないかということ。


今回示した台風では、最も早いものでは4号が2010年8月12日に「迂回」を始めている。
3.11の本震が起きる7ヶ月も前の話だ。


この説に疑問があるとすれば、一つには、このへんだろう。
「前兆」の原因が電磁波(あり得なさそう)とか気圧とか、何だかわからないが、そんなに前から生じるものなのだろうか、ということ。


以上を、私の「妄想」と取るか、それとも少しでも可能性があると取るかは、読者各自に委ねる。
自分で研究を続けておいてあれだが、可能性的にはまだ50%も行かないのではないか。
これからもっと同様のデータを集めて、もっと説得力があるものになるかどうか…。
もうちょっと頑張ることにします。


※他の同様の記事。
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