探求三昧 by 百瀬直也 - 地震前兆研究家が地震予知・地震予測・防災等を探求

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南海トラフ巨大地震と首都直下地震の被害想定CG動画を内閣府が公開

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ちょっと風邪を引いてしまったようで、今のところ咳が出るくらいだが、簡単に記事を書いて早く寝ることにする。
内閣府は、発生が心配される南海トラフ巨大地震と首都直下地震について、被害想定を元にして啓発用のシミュレーションCG(動画)を作成した。


南海トラフ地震の方は、名古屋城大鳴門橋徳島県)が震度7の激しい揺れに襲われる様子や、大津波が静岡県や三重県、宮崎県など太平洋沿岸の広い範囲を襲う様子をリアルに描いている。
首都直下地震の方では、木造住宅密集地域や東京湾岸の高層マンションを震度7の揺れが襲い、あちこちで火災や液状化現象が発生するなどの想定となっている。

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大都市を直撃する地震の恐ろしさというのは、なかなかイメージが湧いてこないが、このような動画があるとその助けになるだろう。

内閣府のページ

このニュースを伝えるメディアは多いが、なぜかみな、肝心の内閣府のサイトがどこにあるか、リンクを張ってくれていない。
それは、下記の「内閣府 防災情報のページ」にある。


南海トラフ巨大地震、首都直下地震の被害と対策に係る映像資料


動画は、内閣府のサイトの他に、YouTubeにもアップロードされていて、どちらからも再生することができる。
YouTube動画は埋め込みも許可しているので、下記で埋め込んでおくことに。
 

南海トラフ巨大地震

まず、「南海トラフ巨大地震」のCGだが、全編で17分ほどの動画だ。
全編を収めた「全体版」という動画のほかに、オープニング編(約3分)、シミュレーション編(約3分)、被害の特徴解説編(約4分30秒)、被害想定の全体像編(約2分30秒)、対策編(約3分)に細分化した動画も再生することができる。


「全体版」では、「オープニング編」の地震に関する基礎知識的な解説から始まる。
その次の「シミュレーション編」が、ナレーション抜きで流れていく。
ある冬の日の夕方、南海トラフでM9の巨大地震が発生という想定だ。


南海トラフ地震には、なぜか他の周期的に起きる大地震と異なり、発生する季節に「偏り」がある。
すべてのケースで、7月から翌2月までに起きているのだ。
このシミュレーションは、そこまで意識したものかどうか不明だが、「冬」に起きるという設定になっている。


tankyu.hatenablog.com


津波の波高は、たとえば31mとか、抑えた表現をしていないところが好感が持てた。
東日本大震災では発震から津波到達までの時間が最短25分(釜石)だったのが、南海トラフ地震では最短で数分で津波が到達する。
昭和南海地震でも、そのような津波到達の速さが体験者から報告されている。
このことは、特に被害想定が出ている沿岸部に住む方々には、肝に銘じていただきたいところだ。


下記に、YouTube動画を貼り付けておく。


◎『大規模地震の被害と対策に係る映像資料【南海トラフ巨大地震編】-全体版(17分)-』



 

首都直下地震

首都直下地震の方は、全編で17分と、南海トラフ地震編に比べてなぜか短い。
オープニング編(約3分30秒)、シミュレーション編(約2分30秒)、被害の特徴解説編(約2分)、被害想定の全体像編(約2分)、対策編(約3分)という内訳になっている。


まずオープニング編では、過去の関東の大地震のデータを図示してわかりやすく解説しているのが良い。
首都圏の内陸型地震は、周期性がわかっておらず、そのために「首都圏では いつ大地震が発生してもおかしくない」と画面に大きく表示される通りとなっている。


そして、問題のシミュレーションCG。
震度7あるいは震度6強地震が23区を襲う。
江戸川区江東区といった地盤が弱い低地では、木造家屋があっという間に崩れ落ちる。


通りで自動車事故、鉄道の脱線、火災、etc。
首都の交通はほぼ完全にマヒすると考えておいた方が良いだろう。


下記に、首都直下地震の動画を貼り付けておく。


◎『大規模地震の被害と対策に係る映像資料【首都直下地震編】-全体版(13分)-』


感じたこと

以上2つの動画の全体を見て感じたことは、非常に真剣によく検討されたのだろうということ。
だが、それでも尚且つ、本当はこんなもんじゃ済まないだろうと思う部分があるのも、正直な感想だ。
都市部の問題で、よく「帰宅困難」が話題にされるけれど、それ以前に「生存困難」を考えた方が良いのでは?


首都直下地震では、特に木造家屋密集地域での火災の多発と延焼が大きな問題となる。
消防の出動などほとんど不可能になり、消火活動は自分たちで行わなければいけなくなる。
どんどん燃えていく自分の家を、ただ呆然と眺めるしかないのだろうか。


どんなに真剣に検討しても、それでも抜けて落ちてしまったり、想像を絶するような想定外の事態が起きる可能性はある。
全体として、都市部を襲う地震津波の被害の一部分しか伝えていないのではないかと思えてくる。


たとえば、関東大震災の時に多くの命を奪った「火災旋風」の問題は?
命を失う人の数が、最大2万3千人?
「本当?」と、何度も何度も聞き返したくなってくる。


原発事故が発生したら?
首都圏の核施設は?


「恐怖」とは、その対象に関する知識が不十分なために生じる。
地震津波といった自然災害についても同様で、被害想定に目を背けずに(これが大事)、自ら進んで起こり得るリアルな被害の想定を把握しておくことが、災害に対する「恐怖」を減らしてくれる最良の手段ではないだろうか。


南海トラフ巨大地震と首都直下地震のいずれかが2020年よりも前に起きれば、東京オリンピックは当然中止だろう。
まだあと4年もあるのだ。


人間は常に自然に対して謙虚になり、自然が教えてくれる前兆や予兆に耳を傾けることが大切だろう。
地震予知地震予測は不可能と諦めるのではなく、たとえ低くても可能性があるものには十分な検討をする。
そうすることによって、道は開けてくるかもしれないのだ。


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【愛弥美】おはよ。Mornin'#愛弥美


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【愛弥美】知らぬ間にお尻に風船を付けられて、背後に何の異変が起きたか知るためにクルクル回る。リスみたい。(^o^) She'a like a Squirrel.#愛弥美



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