【TOCANA】【原爆の日】核による“日本滅亡”の危機は続いている！地震・噴火で破滅的被害の原発ワースト3！＋吉永小百合氏「もうサヨナラ原発にして欲しい」

今朝TOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
今日8月6日は、忘れもしない「原爆の日」
71年前の1945年8月6日に、世界初の原子爆弾が広島に投下された。
そして3日後の8月9日には長崎にも。

今日掲載のトカナの記事は、その原爆に関係した記事だ。
題して、『【原爆の日】核による“日本滅亡”の危機は続いている！地震・噴火で破滅的被害をもたらす原発ワースト3はこれだ！』

f:id:nmomose:20160806135120j:plain

この記事は、久しぶりに編集部からの依頼によって執筆したもの。
広島の原爆の日に併せて掲載してくれた。

時間がなくて荒削りの原稿になってしまっていたが、担当の編集の方が私よりずっと文章力に長けていて、過激すぎる表現があったかもしれないが何とかしてくれた。

原爆以上に恐ろしい原発事故

この記事は、災害やテロによって発生する原子力発電所の大事故は、原爆よりもずっと恐ろしいものだということをかいている。
そして、主に大地震によって最も危ないと思われる日本の原発をワースト3として紹介している。

まず記事を読んでみてください。

tocana.jp

原爆よりも原発が恐ろしい3つの理由

TOCANAの記事でも紹介しているが、中部大学総合工学研究所特任教授の武田邦彦氏による、原爆と原発の恐ろしさの違いを3つ、以下にも書いておく。

原爆に比べて原発はウランの量が膨大
福島の放射性物質量は広島原爆の200倍
瞬間的（原爆）と長期的（原発事故）の差

広島と長崎は、驚くほどの短期間で復興を遂げたが、原発事故で汚染された福島県の土地は、そうはいかない。

Google Earth用KMLファイル

Google EarthというWindowsなど用アプリケーションは、私の地震の研究には欠かせない重要ツールだ。
KMLという形式のファイルを追加すれば、地図にさまざまな付加的情報を加える事ができる。

今回は、下記の「日本の原発地図」が非常に役だった。

日本の原発地図(KML)を作成してみました: 日常生活での放射線との正しい付き合い方

出力結果をまた載せておく。
過去M7.0以上の大地震については、表示させると原発がほとんど埋もれてしまうため、非表示にしてある。

f:id:nmomose:20160806140931j:plain
　

地震で危ない日本の原発ワースト３

このTOCANA記事で私が独断で考えた、「地震で危ない日本の原発ワースト３」を、こちらにも書いておく。

第3位：島根原発（島根県松江市）
第2位：高浜原発（福井県大飯郡）
第1位：東通原発（青森県下北郡）

正直いって、あまり検討する時間がなくて、アバウトに決めているので、そのへんはあくまでも参考にとどめてください。

実際、過去百数十年の間に付近で大地震がなかったとしても、それより前にはすぐ近くで巨大地震が起きていたというところもあるかもしれない。
だが、それほど昔の地震となると、そもそもの震源地の位置が正確にわからない。
たとえば、まだ100年と経っていない大正関東地震（関東大震災）にしても、正確にわかっていない。
そのへんがネックとなるところだ。

原発の恐ろしさを再度考えましょう

私がこの記事を通して最も訴えたいことは、日本人は地雷だらけの土地に住んでいるようなものだということ。
当たり前のことはあまり言いたくはないが、これだけ多くの地震と火山噴火が起きている「リングオブファイア」の真上にある日本列島。

そこにこれだけ多くの原爆を作った理由といえば、「米国との密約」とか「利権」という愚かなものばかり。
それによって国民が振り回され、過去にも今後も多くの命が失われるかもしれない。

原爆の日をきっかけとして、原爆や原発といった「核」に潜む恐ろしさを、いまいちど考える機会になればと思います。

吉永小百合さんの原発に対する気持ち

以下は、女優の吉永小百合さんが、日本記者クラブの会見の席上で語った言葉だ。

３月１１日にあんな事故が起きて、
「やっぱり人間は原子力とは一緒にやっていけないんじゃないか」
ま、レントゲンとかそういうものは別ですけれども、
あのー、
「これほど地震の多い国で原子力の発電というのは止めて欲しい。もうサヨナラ原発にして欲しい」
という思いが、ずっとそれからありますし、そういう意味では声を出していきたいと思っています。
（2014年7月7日・日本記者クラブ会見にて）
kiikochan.blog136.fc2.com
※文字装飾は百瀬による