昨日2016/06/12の22:08頃に、熊本県熊本地方でM4.3、最大震度5弱の地震があった。
最大震度5弱を記録したのは、熊本県八代市坂本町だった。
熊本県熊本地方M4.3の地震
発生時刻：2016年6月12日 22時8分頃
震源地：熊本県熊本地方
最大震度：震度5弱
緯度：北緯 32.4度
経度：東経 130.7度
震源：マグニチュード M4.3
深さ：約10km
熊本地震以降に震度5弱以上を記録したのは、2016年4月19日20時47分頃の熊本県熊本地方M5.0、最大震度5弱以来だった。
余震はあれだけ数多く起きているのに、震度5+は以外に少ないんだな。
もっとも、それ以降の2016年4月29日15時9分頃に大分県中部でM4.5、最大震度5弱の地震も起きていた。
広島のラドン濃度で前兆が出ていた？
私の「地震前兆ラボ」上のページ「リアルタイム地震前兆データ」で、ラドン濃度グラフを掲載している。
ここでは札幌と市川のグラフだけを表示しているが、元サイトの広島のデータがある。
これを見ると、6/9あたりからなだらかに上昇が始まり、6/11頃にピークを迎え、その夜に収束しているように見える。
震源から広島までは200Kmほど離れているが、同じくらい離れている高知県のいくつかの拠点のグラフは、いつもメチャメチャに乱れていて、機器の異常なのか使い物にならない。
広島のデータは前兆を示していたのかもしれない。
6/10の波状雲
私は6月10日19時38分に、地元小平市の花小金井駅（西武新宿線）前で、波状雲を見ていた。
下記のInstagramで投稿していた。
【地震雲】6/10 19:38、小平市・花小金井駅前で、西方に、南西方向へ収束する波状雲。雨の前兆雲ではなさそう。 @kokaneanger 報告
昨夜のM4.3の震源は、花小金井駅から南南西の方角だったが、方角の推定が若干違っていたのかもしれない。
ただ疑問が残るのは、千キロほど離れていてM4.3の規模で、地震雲を作るほどの電磁波が届いていたのかということだ。
地震雲にしても体感にしても、地震前兆とされる事象のすべてに同様のことが言えるだろう。
だが、それはなかなか判断がしずらいことではある。
波状雲は、雨の前兆でもあるという説もある。
そのため、地震の前兆なのか雨の前兆なのか判断がしずらい。
自分の経験でも、このような雲が見られた時に、翌日頃に地震が起きずに雨が降ったということがよくあった。
「地震雲」の扱いの難しさ
波状雲に限らず、「地震雲」といわれている雲は、判断がむずかしい。
通常の気象雲との違いをはっきり判断できるのは、よほど経験を積んだごく一部の人々だけのようだ。
私自身も、それだけ経験を積んだとはいえない。
なので、地震雲「だけ」で地震が起きるかどうかを判定するのは、誤りを犯す可能性が高いと思うのだ。
他の地震前兆現象と組み合わせて判断した方が良いということだ。
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