【地震】北海道で「白虹」が出現＋青森県M4.3・秩父M3.2＋松原照子さんは腰痛で「体感」？＋リシルさんも

今日も地震関連の話題がいろいろある。
これからは、同じ地震関連でもなるべく記事を分けようと思っているけれど、これから書くことはみんな繋がりがあるかもしれないので、やはり1つの記事として書くことに。

まずは、今朝北海道で、「白虹」（白い虹）が出現したというニュース。
これは、実際には白い帯状の形態だが、まるで虹のように地上から円弧を描くように現れるもの。
下記のウェザーニューズの記事によると、霧が発生している時に見られる「霧虹（きりにじ）」とも呼ばれ、非常に珍しい現象だという。

weathernews.jp
　

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上記ページに写真があるが、あまりにもぼんやりしていてわかりにくいので、画像編集ソフトでコントラストだけ50ほど強調したのが上記の写真だ。

白い虹が地震の前に現れるという話は、まったく聞いたことがなかった。
なので、地震とはまったく関係がないかもしれない。
だが、「白虹（はっこう、しろにじ）」と呼ばれる現象も日暈（にちうん）と同じらしいので、その可能性は検討してみたい。

いわゆる日暈、ハロ、環天頂アーク、環水平アークといった虹状の気象現象の場合は、大き目の地震の前によく見られるという説がある。
私もデータを収集しているが、地震との関係はまだ結論を出せないでいる。

白虹に関しては、昔の中国では不吉な出来事の兆しとされたりしたというが、地震との関係は言われていなかったのだろう。

広い意味では、虹もひとつの可視光線としての「電磁波」だから、地震前兆現象としての電磁波とどこかで関連してくる可能性もあるかもしれない。

ちなみに、私が管理する「リアルタイム地震前兆データ」を見ると、北海道のラドン濃度グラフは異常は見られない。
関東では、行徳・千葉香取観測点のグラフがちょっと暴れている。

saryuya.com
　

青森県西北沖M4.3

今日起きた地震で、小規模だが前兆や体感があったかもしれないものを。
まず、これは気象庁発表データにないところを見ると、無感地震かもしれない。
青森県北西沖で今日9:24頃に、M4.3（USGS発表）の地震があった。
Google Earthを立ち上げて見つけたものだ。

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下記のGoogle Earthのマップに、上記の震源を書き入れておいた。
オレンジ色の丸印だ。

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このマップは、下記の5/25の記事で紹介したもの。

tankyu.hatenablog.com

上記のマップを再利用した理由は、上記の記事で紹介したクマの出没のうち、秋田県のものはこの地震の前兆だったかもしれないと思ったからだ。
さらに青森県で最近クマの出没がなかったか調べてみたらいくつかあったので、上記マップに黄緑色で追記しておいた。
青森県でも岩手県寄りの出没ケースは、もしかすると5/25の記事で紹介した5/24岩手県沖M4.3の前兆かもしれない。

たとえ小規模でもいくつかの地震の相乗効果なのかもしれない。
あるいは、すべて全く地震とは関係ない可能性も考えなければならない。

埼玉県秩父地方M3.2

もう一つの地震は、今日5/29 13:21に埼玉県秩父地方で起きたM3.2の地震。

発生時刻：2016年5月29日 13時21分頃
震源地：埼玉県秩父地方
最大震度：震度1
緯度：北緯 35.9度
経度：東経 139.1度
震源：マグニチュードM3.2
深さ：約130km

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なぜこんな小規模な地震を取り上げるかというと、自分が体感していたかもしれないので。
下記の昨日の記事で書いたが、5/24夜に酷い頭痛があり、食事をすべて食べられずに寝た。

tankyu.hatenablog.com

その原因が昨日の茨城県北部M4.2の体感かもしれないと書いたが、震源までの距離的には、今日の秩父の方がずっと近い。
なので、たとえM3.2という小規模でも、酷い頭痛体感があったかもしれないと思う。
あるいは、両者と昨日の三宅島近海M4.8も含めた複数の地震の相乗効果だったのかもしれない。

松原照子氏は腰痛で「体感」するようになった？

ここで、変則的になるが、松原照子さんの今日の世見を取り上げる。
2016年05月29日「災害を察知できる“勘所”を養う」と題したもの。

なぜ今日掲載されたばかりの世見を紹介するかというと、松原さんも地震前兆を「体感」し始めたかもしれないからだ。
まあ引用部分を読んでみてください。

最近、自分の体に異変が起きているのを感じています。
私は腰痛に生涯縁があるとは思っていますが、自己流ながら痛みのない日々を送れる方法を見付けて、随分と腰痛が気にならない日々を過ごしています。
ところが揺れる少し前になると忘れかけている腰痛がやって来ます。
その痛みはギックリ腰の時のようにつらく、暫く動けません。
熊本の地震の時は、一度目の時より二度目の大きな揺れの時に痛みが強く起きました。まさかと思っていたのですが16日の関東での地震は、緊急地震速報が流れる30分くらい前から急に腰が痛み出し、揺れるのがわかりました。
（松原照子、ブログ「幸福への近道」、2016/05/29より）
www.xn--l8ji6b8dbd9a6a7e0hd.com

天気が崩れる前になると、昔の怪我の古傷が痛むとか、神経痛がひどくなるとかいう話を、よく聞く。
いわゆる「気象病」みたいなものもある。
あまり多くはないが、腰痛を「体感」するという人もいるようだ。

ある身体的症状が、地震前兆現象として「体感」するものなのかどうかを検討する基準として、それが電磁波過敏症の症状とされているかどうかを調べることにしている。
もしそうであるならば、地震前兆でもあり得るかもしれないと。
もっとも、検討の候補に入れるだけで、その時点でそうだと決めつけるわけではない。
そのへんは、常に慎重に考えなければならない。

腰痛の場合、通常は電磁波過敏症の症状とされるもののリストには入っていない。
それで、どうなのかなと思うのだ。
だが、地震前兆を「体感」すると主張する人の中には、ひとつの症状として「腰痛」を挙げている人が見られる。

腰痛といえば、自分も3月中旬頃にギックリ腰みたいなのに悩まされたことがあったなと、思い出した。
ちょうどあの頃、珍しく花粉症みたいな症状も現れた。
下記の記事で書いている。

tankyu.hatenablog.com

上記の記事では、花粉症と電磁波・地震前兆との関連を、低い可能性だとしながらも、書いてみた。
そういえば、あの翌月に、熊本地震が…。
まさかとは思うが、一応検討対象の一つとすることにしたい。

体感すると主張する人々の中で、近場の地震との関連を検証する前に、たとえば東京の人がいきなり九州とか北海道の大地震の前兆を体感していたと言う人がいる。
自分の「体感」を引き起こすものが電磁波であれ何であれ、震源からの距離が遠くなるほど、その力が弱まるという当たり前のことを、ちょっとは考えてほしいなと…。^^;

松原さんの場合、どうだろうか。
熊本地震とか言っているけれど。

何故、今日このようなことを書くかと申しますと、私達には動物の勘と云うものがあるので、肉体に揺れや災害を察知できる部分を持ち合わせていると思ったからです。
理由なく頭が痛くなったり、耳鳴りがしたり、古傷が痛んだりと、キャッチする場所が違うかもしれません。喉が渇く人もいることでしょう。
【中略】
イライラが理由なくやって来た時や肉体の痛みの後に、どこかで揺れたり災害が起きたりしたことが重なった時は、ご自分の予知能力が開いたと思ってください。
（松原照子、同上）

松原さんの考えとちょっと違うかもしれないが、私は常に、科学というか「未科学」としての前兆現象と、超常現象を分けて考えるようにしている。
地震前兆も超常現象のどちらも研究している人間だが、やはり分けるべきところは分けた方が良いだろうと。

頭痛や耳鳴りといった「体感」は、故・池谷元伺大阪大名誉教授が発見された、いわゆる地震前兆としてのパルス電磁波によって生じるものだと推定する。
つまり、いつか純粋に科学の世界で検証が可能な事象だということ。

これに対して、体感するという人が、たとえば体感する身体の部位によって地震が起きる地域がわかるという場合は、これはもう現在の自然科学のパラダイム上では説明できないと思われる。
もうオカルト的世界の範疇に入るものだ。
非常に遠くで起きる地震がわかるという人も、同様かもしれない。

リシルさんなどは、そういう前提でないと説明が難しくなる。
この人の場合、最近は登場しなくなったが、「霊さん」が海外の大地震を教えてくれたりもするが、これも霊感のようなものでしか説明できない。

そのリシルさんだが、今日久しぶりにブログが更新された。
「震度４～五」と題した記事で、下記の通り書いている。