今日も熊本地震関連の話題をいくつか紹介する。
まずは、下記のNHKニュースから。
NHKのニュースでも、余震がこの1週間で何回起きたかとか、似たり寄ったりの内容が多いが、そうではなく注目すべきものもある。
これもその一つで、特に後半部分。
最近の余震の傾向として、震源が南西側の領域に広がっていることに着目している。
4/28の有明海M4.8や、5/10の天草・芦北地方のM3前後の地震など。
気象庁は「今のところ震源がさらに広がる様子は確認されていないが、周辺の地域でも激しい揺れを伴う地震が起きる可能性があり、今後も地震活動の推移には注意が必要だ」と語る。
東京大学地震研究所の古村孝志教授も、地震活動は全体として減少傾向にある一方、やや離れた八代海の付近で規模の小さい地震が観測されるなど、地震活動が南側や北側にしみ出すように拡大していることを指摘する。
5/12の記事で私が書いたことと、基本的にそう変わらない。
私の方は、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込む領域に注視しているが。
三重県南東沖地震はプレート境界地震だった
また、熊本地震とはまったく関連がない趣旨と取られるかもしれないが、実はそうではないという話題を続けて。
5月13日、政府の地震調査委員会は、4月1日11時39分に発生した三重県南東沖M6.1の地震について、「プレート境界地震」との見解を明らかにした。
気象庁は当初から、この地震をプレート境界地震と分析していたが、各機関のデータから、今回の震源の南側で発生した平成16年9月の「紀伊半島沖地震」と同様に、南海トラフ地震に直接つながらない「プレート内部地震」の可能性が指摘されていたために、調査委が分析を続けてきた。
これで、南海トラフ地震につながる可能性のある地震だということになったわけだ。
4/16熊本地震の本震(M7.3)の後で、三重県沖の地震の震源近くで、微動地震が一時活発化していたことも判明したという。
この三重県沖地震については、下記の記事で書いておいた。
これもやはり、熊本地震の発生との関連性を考えなければならないということになる。
やはり、一連の流れの中で考える必要があるということだ。
そのことについては、下記の5/12の記事で書いている。
今一度、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に潜り込んでいるあたりのGoogle Earthの地図を貼り付けておく。
南海トラフ地震も含めて、このあたりは今後も長期的に注意が必要と思われる。
南海トラフ地震の足音
熊本地震は南海トラフ地震の前兆かもしれないとする学者が少なくない中で、西日本の内陸地震も含めて、その前兆である可能性を十分に考えなければならない。
たとえばの話、1995年の阪神淡路大震災の地震でさえも、タイムスパンで考えると、関連性がある可能性は十分あるということだ。
もちろん、あと数年のうちに南海トラフ地震が発生すると仮定した場合だが。
南海トラフ地震については、熊本地震によって発生が早まったとする学者がいたり、まったく関連性はないと指摘する学者がいたりと、意見が分かれている。
しかし、中央構造線への派生の可能性も含めて、熊本地震が一過性のものではないという地震学者の指摘が多いのは確かだ。
尾池和夫・京都造形芸術大学長(地震学)や梅田康弘・京都大名誉教授が指摘するように、南海トラフ地震の前には、西日本の内陸で大地震が何度か起きている。
たとえば昭和東南海地震(1944年)、昭和南海地震(1946年)と続けて起きたが、その前にも鳥取地震(1943年)、三河地震(1945年)など多くの被害が出た内陸地震が発生していた。
前出の尾池氏は、この時には濃尾地震(1891年)が「南海地震につながる内陸地震の始まり」だったと位置づけている。
実に50年以上も前の内陸地震から、南海トラフ地震の足音が聞こえていたことになる。
ということは、阪神淡路大震災どころではないではないか。
もっと長いタイムスパンで考える必要がある。
期間が長いからといって、南海トラフの「前兆」かもしれない地震を探しだすのは、それほど苦労はしない。
それだけ、西日本では大きな内陸地震は滅多に起きないからだ。
その候補となりそうな地震を、下記にピックアップしてみる。
- 1995/01/17:兵庫県南部地震(M7.3)
- 1997/05/13:鹿児島県北西部地震(M6.4)
- 2000/10/06:鳥取県西部地震(M7.3)
- 2007/03/25:能登半島地震(M6.9)
- 2013/04/13:淡路島付近で地震(M6.3)
- 2016/04/16:熊本地震(M7.3)
その候補として挙げられる地震は、たったこれだけだ。
1995年以前は、ピックアップしたくても、めぼしい地震がまったくない。
実はまったく関係ないというのも、あるかもしれないが。
やはりこれも、一つの「流れ」なのかもしれない。
iPhoneアプリの1900年以降の大地震のマップ上に、上記の1~6の地震の震源を、対応する丸数字で記しておいた。
このうち、3と4を除いては、位置的にいって、対応する地震である可能性が高いかもしれない。
歴史は繰り返すというが、あくまでも可能性として挙げておくことにする。
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【龍矢】【愛弥美】おはよ。昨日のタイフェスティバル会場で。あやちゃんは馬の着ぐるみを怖がっています。With the bourse mascot in Thai Festival 2016 Tokyo.#タイフェス #タイフェスティバル
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