「週刊現代」2015年5月23日号に、興味深い記事が載っていた。
「スクープレポート もう我慢できない 北朝鮮で反乱「金正恩を国外追放せよ!」焦る暴君はロシア訪問をドタキャン」と題した記事だ。
この記事によると、「北朝鮮のある友好国の駐北朝鮮大使」が語った言葉として、次のように書いている。
先日、あるスポーツ大会を見学に行ったら、すぐ近くに金正恩が、お忍びで来ていた。とてもイラついた様子で、常にタバコを咥えて、周囲に怒鳴り散らしていた。周囲は、まるで腫れ物に触るように接していた。
金正恩はとても哀しそうな眼をしていたという。
その様子は、崩壊直前の東欧諸国の独裁者を髣髴(ほうふつ)させるものだったと。
5月9日に、プーチン大統領が主催した対独戦勝利70周年記念軍事パレードに参加予定だった金正恩第一書記が、ドタキャンした。
4月末に北朝鮮側から突然、『国内事情によって訪問を中止する』と通告してきたという。
金正恩は第一書記に就任して3年になるが、これまで一度も外国を訪問していない。
金正恩は謀反を警戒するがために、側近たちを次々に〝電撃処刑〟する恐怖政治を貫いている。
平壌を頻繁に訪問している中国朝鮮族の実業家によると、いまや年長の北朝鮮幹部たちは、自分のような外国人に対しても、二人きりになると、『あの若造めが!』とあからさまに金正恩を非難するようになったという。
このようなことは、金日成・金正日時代には、決してなかったと。
2013年4月下旬に、金正恩はクーデター未遂に遭っている。
特殊装備のベンツで平壌市内を走行中に、自爆テロを狙った軍車輌が突っ込んだ。
金正恩の求心力は2年前と較べて落ちており、軍による暴発が懸念されている。
本人もそのことを承知していて、疑心暗鬼になって些細なことで幹部を粛清するのだと。
中国の外交関係者も、「すでに習近平総書記に対して、『金正恩は朴正煕型、チャウセスク型、ヒトラー型のいずれかで失脚する可能性がある』と報告している。
(1)側近による暗殺か、
(2)人民による反乱か、
(3)孤立の末の自爆か。
(3)は、ちょっとあり得ないかもしれない。
北朝鮮が有事になれば、金正恩ファミリーが国境を越えて中国に逃れることも考えられるが、中国政府は「断固拒否する」という。
もはや、時間の問題か。
そのことは、既に二人の予言者が、すでに先を見ていたように思われる。
松原照子さんの世見
2013年の『女性自身』の取材に応じて、松原照子さんは、こう語っていた。
2015年までに北朝鮮は崩壊するだろうと感じている。
(『女性自身』2576号・2013年2月26日発売のインタビュー記事)
それ以前の講演会でも、時期的には変わっているが、同様の発言をしている。
DVDに収録された2014年11月の東京講演会でも、「北朝鮮はなくなる」と、はっきり語っている。
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ジョセフ・ティテル氏
ジョセフ・ティテル氏の2015年初頭の予言には、次のようにある。
No.55 北朝鮮のリーダーはあまり長くない。今後10年以内に何らかの軍事的行動を起こす。
(百瀬の意訳)
この場合はちょっとニュアンスが異なっていて、対外的に何か戦闘行動を起こすが、その結果として(?)失脚するということ?
いずれにしても、北朝鮮自体がなくなるかどうかは置いておいて、金正恩が国のトップから姿を消す可能性は、大きいかもしれない。
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