探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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生き残るために、阪神・淡路大震災から何を学ぶか?(3)防災のために備えるもの


短期連載「生き残るために、阪神・淡路大震災から何を学ぶか?」の3回目。
初めて読まれる方は、下記の1回目と2回目を先に読むことをお勧めします。


今日は3回目として、大地震に備えるための防災用品、そして大地震が起きて被災してしまった時に役立つ物について考えてみたい。


以下に紹介するAmazonの商品の中には、各用途で最適な選択ではないものもあるかもしれない。
購入される際には、類似の商品が表示されると思うので、そういうのも比較してみると良いでしょう。

【目次】

 

災害に際して必需品とされる物の筆頭は、備蓄食料だろう。
だが、私は食料は最低限あればOKだと考える。
東日本大震災で、餓死者がいただろうか。
政府や自治体の援助に加えて、さまざまな企業による物資援助があった。
そのへんの道でオヤジが倒れていても誰も声をかけない日本でも、大震災となれば助け合いの精神が芽生える。


物事には優先順位というものがある。
まず、生き残るための努力を最優先としなければならない。
帰宅困難者になった時の対策も重要だが、死んでしまったら何にもならない。


昨年3月の「真実を探すブログ」で、東日本大震災の経験者の多くが一番困ったことは、とにかく誰とも連絡がつかないことだったという。
 

ソーラー/手回しなど電源

また、上記記事で紹介されているアンケートでは、一番困ったものは、停電、断水、ガソリン不足の順だったという。
ちなみに、ブロガーの山田氏は、ソーラー発電システムやポータブル充電バッテリーなどを準備し、電力が絶たれても活動できるようにしているという。


山田氏が使っているのは、Ankerの折りたたみ式ソーラーチャージャーのようだ。
折り畳めばA4サイズになり、簡単に持ち運べる。
スマホの充電ぐらいは十分できるようだ。

上記製品は2015年時点のもので、今はAmazonで中古品しかない。
現在は下記のものなどが安く高評価となっている。

災害発生時に情報収集のために必要になってくるのは、TwitterなどSNSなどネットの利用だ。
そのためには、スマホが欠かせない。


モバイルバッテリーは、高容量で安いバッテリーがどんどん出てきている。
ごく最近、家族のために買ったのが下記の15000mAhのもので、4種類のケーブルがビルトインされているのが良い。
もちろん外部のケーブルを接続することもできる。


上記のような充電バッテリーは、電気のライフラインが生きている時に使えるもので、停電時などには乾電池式のスマホ充電器も持っていた方が良いだろう。
防災目的を考えれば最低でも10000mAhは欲しいところで、私は多少サイズは大きくなるが20000mAhのものをワンショルダーに忍ばせて常時持ち歩いていづ。

あるいは、停電時は前述のソーラーチャージャーに接続して充電する手段がある。
普段でもカバンに入れて携帯すれば、スマホの充電し忘れとか、いざという時に役に立つ。
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もし避難所生活を送らざるを得なくなった場合は、電気供給が可能であっても、一度に利用できる人数に制限があるだろう。
ソフトバンクショップなどへ行けば無料で充電してもらえるが、これも当然のように長時間の行列必須だろう。

灯り

自宅で被災して停電になって、夜に一番必要となるものは、何といっても灯り(あかり)だろう。
乾電池式または充電式のランタンが必要になる。
ただし、最近の製品はUSB充電のものばかりで、乾電池も併用できるものが少ない。

Amazonで高評価のものが、こちら。
ソーラー充電もできるので、乾電池もUSB充電も利用できない場合は役に立つが、
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こちらはヘッドライト。
単3電池1本で8時間連続点灯する。


上記のようなランタンは必要だが、ローソクも並行して常備しておくと、いざという時に役立つかもしれない。

 

ガスが止まった時のために

ライフラインのガスが止まったら、どうなるか。
自宅で調理ができないし、風呂にも入れない。
風呂は我慢するとしても、食事をどうするか?
阪神・淡路大震災の時には、水道とガスが復旧するまでに3ヶ月かかったとか。
燃料と水の確保が大きな問題となる。


カセットコンロはどこの家にもあるだろうが、カセットボンベも備蓄しておきたいもの。

ボンベは大量で買うと結構安くなる。冬季には、ストーブとしても。
3時間強でボンベ1本使い切り、日常用としては不経済だが、防災用として。 

家具などの固定

地震対策として、タンスなど大型家具の固定は最優先での実行が望まれる。
このような突っ張り棒を用いるのが一般的だろう。


だが、テレビで紹介されていた検証実験では、震度7で突っ張り棒は外れたが、このような家具転倒防止用具はより強力だろう。


Facebookの友達で、阪神淡路大震災で被災された人がいる。
地震の時に、部屋にあった27インチのテレビ(ブラウン管式)が震度7で飛んできて、4メートルほど離れた自分を直撃したという。
よく助かったと思う。
今は液晶テレビになっているから、軽いために飛び方はもっと半端でないだろう。
震度7ぐらいの大地震になると、あらゆる家具などが凶器となり得る。
このような固定するものがあれば、安全性は増すだろう。


冷蔵庫などのキャスターは、はずすか固定した方が良い。
すごいスピードで移動してきたら凶器になるかもしれず、また移動して戸が開かなくなり脱出できなくなる可能性もある。

備蓄食料

非常食については、食べ物には各人の好みがあるだろうし、いろんな種類の商品を紹介し始めたらキリがないだろう。


最近はこういうパンの缶詰などが流行りのようだ。
美味しいだろうけれど、高いし場所を取るから、個人的には興味がない。


水をかけるだけで食べられるカレー。
私も依然にセットで購入したが、まだ食べていないので味などは何とも言えない。


やっぱり日本人はパンよりもご飯でしょう。
5年ぐらいと、かなり保存が効くようだ。
たとえ配給があるとしても、ご飯が配られるとは限らない。


炭水化物の他に必須なのは、食物繊維(野菜)だろう。だが備蓄は難しい。
このような長期保存可能なレトルト食品もある。

その他の防災用品

防災頭巾は、地震発生後に外へ出る時は必須だ。


ウォータータンクは、水の配給を受ける時に必須になる。
これは折り畳み式で、普段は邪魔にならない。


工具セット。
ドアや玄関が開かない時にはバールでこじ開ける。


非常用トイレは、先日の能登半島地震でも大きな問題となっているように、食料よりも優先順位が高くなる。
簡易設置のトイレが臭いなどで使いたくないと飲食を我慢して健康を害することもある。
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あると助かる防災用品は?

防災用具は、最近は100円ショップで買えるものも増えている。
なるべく安く買えるものは、Amazonなどで買う必要はないだろう。


特に挙げておきたいものは、以下の通り。
ダイソー:防水ポンチョ、非常用ローソク(8時間)、ライター、使い捨てショーツ、簡易トイレ、耳栓、ラップ(食器の上に敷くと洗わずに済む7)、ゴミ袋(簡易トイレ、防寒、カッパ)。
100円商品は壊れやすいので、予備も買っておくと良いだろう。


27インチのブラウン管テレビが4メートル先まで飛んでくるほど、震度7というのは恐ろしいものだ。
テレビだけでなく、PCやオーディオや何もかもが、凶器となって自分や小さな子供に襲ってくるかもしれないのだ。
阪神淡路大震災で、家具などの固定がどれだけ大切か思い知らされた。


【追記】2015/01/17
保存食をおいしく食べるレシピの情報があるので追記する。
味気ない非常食の代名詞である乾パンも、こうすれば美味しくなるという、アッと驚くアイデアも。


一昨日紹介した時には、数百円の古書があったのだけど、もう高いのしか残ってない。
私がブログで紹介した希少本は、とにかく早い者勝ちで買わないと、こういうことになります。^^;
私だったら今の値段(1800円)でも買うけどね。それだけの価値はある。


連載(4)へ続く↓


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