どうもまた、夕食後にコタツの中で寝入ってしまったようだ。
前夜4時間くらいの睡眠だと、どうしてもこうなってしまう。
1日があと30分で終わるという時間に、あわてて書くことに。
この1日で、STAP細胞に関する状況に大きな変化があった。
今日12月19日、理研(理化学研究所)は会見を行い、小保方晴子氏本人が行った検証実験の結果、STAP細胞を作製できなかったと発表した。
そして、小保方氏が15日に21日付で依頼退職を行い、受理したことを明らかにした。
「依頼退職って?」
国家公務員は、勝手に辞める事が禁止されているので、「依願退職」を行い、受理されるかどうかが決まるという。
「依頼退職したことが、すべてを物語っている?」
最初は、そう思ってみた。
だが、本人のコメントを読んで、そうではないのかなと思い始めた。
新聞サイトはリンクを張ってもすぐに消えてしまうので、小保方氏のコメント全文を載せておく。
どのような状況下であっても必ず十分な結果をと思い必死に過ごした 3 か月でした。予想をはるかに超えた制約の中での作業となり、細かな条件を検討できなかった事などが悔やまれますが、与えられた環境の中では魂の限界まで取り組み、今はただ疲れ切り、このような結果に留まってしまったことに大変困惑しております。
私の未熟さゆえに論文発表・撤回に際し、理化学研究所を始め多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまったことの責任を痛感しておりお詫びの言葉もありません。検証終了を以て退職願を提出させていただきました。最後になりますが本検証実験にあたり検証チームの皆様はじめ、ご支援・応援してくださった方々に心より御礼申し上げます。
2014年12月19日 小保方 晴子
「科学者が魂って?」というようなツッコミをしている場合ではない。
前述の「依頼退職したことが、すべてを物語っている?」の意味は、48回にもわたる検証実験でも再現できなかったのだから、「STAP細胞は無かった」のだと本人が認めて、その故での退職だと思ったのだ。
だが、代理人弁護士は「(小保方氏は)現在もSTAP細胞があると考えていると思う」と述べた。
黙っているわけにはいかない。
「予想をはるかに超えた制約の中での作業」ということは、自分の思うように自由に実験させてもらえなかったということではないか。
もしそれが本当ならば、こういう条件が整わなかったからできませんでしたと、釈明すべきではないか。
そして、あとは本人の良心の問題となる。
本当のことを言っているのか、それとも嘘なのか、ということ。
「200回も作ったというのは、あれは何だったのか?」と、誰もが思うだろうし、私もそう思った。
下記のITmediaニュースでは、
検証実験のチームリーダー相澤慎一氏が、「成功したという現象がどういうものだったのかが問題だ。GFP緑色蛍光を発する細胞塊が出てくる回数を数えただけではないか」と語ったという。
小保方氏が「200回作った」STAP細胞とは何だったのか 検証チームの見解は (1/2) - ITmedia ニュース
もしこれが本当だとすれば、辻褄が合う。
私は、小保方氏が以前の記者会見で、毅然として語った「STAP細胞はあります!」という言葉に、ある程度の真実味を感じた。
また、実は元々がES細胞だったという疑いも強くなったという。
その点も今後検討されるだろう。
小保方氏は、あまり科学者に向いていないと思う。
たとえ悪意はなかったとしても、科学者としてやってはいけないことをした。
論文のコピペとか、学生ならば誰でもやっていることだろうが、理研の科学者が、ネイチャーに載った論文の著者が、やって許されることではない。
だが、小保方氏が社会的に抹殺されることを望んでいるわけではない。
もし本当にSTAP細胞の存在について確信があるならば、(実在の可能性は低いと個人的には思うが)、どこか他に実験できる環境を得て、徹底的にやったら良いだろう。
犯罪者扱いで世の中から消えることは、本意ではないだろうから。
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【愛弥美】おはよ。Ohayo.
元気でやってる?
変な言葉しゃべる人たちに囲まれても、ママさえいればだいじょぶだよね?