探求三昧 by 百瀬直也 - 地震前兆研究家の地震予知・地震予測関連ブログ

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東日本大震災:松原照子さんの予言は真実だった


3月11日に発生した東日本大震災に関する下記の連載記事で、松原照子さんの「世見」について紹介しました。
週刊ポストや週刊女性などでも、大震災を予言した女性として話題になっています。
しかし、当の予言を書いたブログは大震災の後で改竄されたものだという意見もあります。


いままで私は、松原さんの予言の真実性について、否定的な立場にかなり傾いていました。
しかし、今月に入ってから新たな情報を次々と得て、松原さんの「世見」が大震災前にブログに書かれたものであり、真実のものであることがわかりました。
もっと言えば、昨年6月に既に東日本大震災を予言することをWeb上で書いていたのです。
この記事では、そのことについての真相をお知らせしたいと思います。

松原照子さんについて

ここで、事情をよく知らない方のために、Web上で得た情報を元に、あらためて松原照子さんについて簡単に紹介しておきます。


プロフィール予見者/透視カウンセラー。
1946年10月15日、兵庫県生まれ。埼玉県在住。
不思議なこの「力」を、世の中に役立てたいと考えている。
幼少の頃より、映画や写真を見るように「見える」「聞こえる」ことを日常的に体験していた。
特に「予知能力」が高く、過去に数々の地震などの天災や事件、事故などを予知した。
相手の顔や名前を見ただけで、瞬時にその人が抱える問題点や解決方法、過去の人生経験などを見抜く「透視能力」にも優れているという。
この力をビジネスの分野でも活用し、技術や市場の進化を予知・透視する事で、数々の特許も先行して取得している。
離婚を経験し、娘一人の母親でもある。

松原照子さんの問題の「世見」

松原さんが2月16日に投稿したという、問題のブログ記事から、地震を予言したとされる部分を以下に引用しておきます。

やはり太平洋側は動く気配がムンムンしています。
陸前高田と云う地名が声にならない会話を 自分にしています。
どこにあるのだろうと 探してみると 見付かった。
指で感じ取ろうとしたが 期待ほど感じなかったが 釜石辺りが赤く見えた。
東和と書かれている場所辺りが気になった。
今度揺れると広範囲に思える。
岩手・秋田・山形・宮城・福島・茨城 これだけ書けば当たるだろうと思える県名だが 書かずにはおれない思いになります。


  (松原照子、「幸福への近道」<世見> 2011/2/16より引用)
  http://shohweb.com/archives/936.html
  (文字の色付けは百瀬による)


上記に見える地名で、岩手県陸前高田市岩手県釜石市は、いずれも津波で壊滅的な被害が出たところだ。
釜石には、5月6日に天皇皇后両陛下が避難所を慰問されている。
「東和」については、岩手県宮城県福島県に見られる町名だ。
だが、いずれも内陸部にあり、津波の被害は受けていないと思われる。
なぜ「東和」の地名が見えたのか、何県の東和町なのかが、謎として残る。

別ブログに転載されていた件

まず一つの判断材料として、以前にも書いたように、松原照子さんが東日本大震災を予言していたとされる2月16日の記事が、ある人(以降Aさんとする)のブログ上で転載されていたという事実があります。
私はAさんのブログ上で、松原さんの予言を転載された記事などを検証してみました。
その結果として、各記事のURLの法則性がある程度わかりました。
そして、後付けの改竄は絶対不可能かどうかはわからないが、それをするのは限りなく困難だと思われることがわかりました。


2月下旬にAさんのブログで転載された記事は、オリジナルの松原さんの記事と一字一句違っていません。
(厳密にいうと、オリジナルの記事にあった空行が1行削除されている)
ということは、多くの人々から改竄されたと指摘されている問題の記事の内容は、大震災の発生以前も以降も、まったく改変されていないことになります。


そのことがわかってから、Aさんとコンタクトを取りましたが、本人の希望で、ブログ名などは出さないで、そっとしておいてほしいということです。
そういう事情があるため、このような形で固有名詞を伏せて紹介するしかありません。
しかし、すでにネット上でよく知られてしまっているので、探し出すことはそれほど困難ではないでしょう。
そして、ある程度の知識がある人ならば、私と同様の「検証」をやってみることも可能だと思います。

重要な証言者が登場

それから、前述の探求三昧の記事に対して、2011/05/03 22:00に「ゆりこ」の名前でコメントを書き込んだ人がいました。
以下に全文引用しておきます。
http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20110430/yogen#c1304427656

ゆりこ 2011/05/03 22:00
私は松原照子さんのブログに大変関心を持っていましたので、ずっと前から毎日欠かさず見ていました。今回の大震災があった3月11日以前に確かに「陸前高田」と言う地名は出ていた記憶があります。又震災のだいぶ前にも「石巻」と言う地名も出ていましたので、石巻の近隣に住む娘に「良く当たる人のブログに『石巻』が危ないと書いてあったので地震に気をつけて備えをしておくようにね」とメールを出したことがあります。
ですから、後で書き加えたなんて事実はないはずですが。どうしてでしょうね。何かの間違いではないでしょうか。


私以外には見れませんが、このコメントにはメールアドレスが書かれていました(ブログ管理者のみに表示)。
それで、いくつか質問をするために恐る恐るメールを送ってみました。
もしも狂信的な「信者」だったらどうしようかと、要らぬことを考えながら。
(でも、松原さんにはそんな「信者」など最初からいないのだと今は思います)
ゆりこと名乗る女性に心当たりはなかったので、まったくの他人だと思ったのです。


しかし、届いた返信を読んで、驚きました。
というのも、仮名を使っていたけれど、実は私が10年以上前からよく知っている女性だったのです。
実際に会ったことはないけれど、上記のコメント上で書かれている娘さんとはある場所で会っていて、面識がありました。
そして、私がゆりこさんから色々な相談を受けたりして、本名や居住地や家族構成などのプライヴェートな詳細もよく知っていました。

「予言」は大震災以前に書かれていた

このゆりこさんからのメールを読んだ瞬間に、自分が大きな誤りを犯していたことを悟りました。
やはり、松原照子さんの「世見」は、大震災以前に書かれていたものだったのです。
いままでの自分のブログ上での言動が、非常に恥ずかしくなりました。


ゆりこさんは、ある事情があって個人情報を公の場で明かすことはできません。
そのため、ネット上で直接的な「証人」として名前を名乗って登場することはできません。
しかし、私が間接的な証人といえるでしょう。
ゆりこさんのコメントに補足して、次のようなことがありました。


ゆりこさんは、松原さんがいろんな予言などをよく当てる人ということで、以前からブログを毎日チェックしていました。
2月16日に投稿された「陸前高田」を含む記事も、何日だったかはっきり覚えていないけれど、大震災の発生前には確かに読んでいたとのことです。


ゆりこさんの娘さんは石巻の近くの某所に住んでいて、東日本大震災の時には自宅まで津波が達していました。
そして一時避難したけれど、自分と家族は無事でした。
松原さんの予言をお母さんから聞いていたために、事前に水などを用意できていたそうです。

石巻」の予言が2010年6月に既にされていた

ゆりこさんと更に何度かメールのやりとりをしていくうちに、新たな事実がわかりました。
ゆりこさんが娘さんに、地震に気をつけるようにということで送ったメールを、私に転送してくれました。
こういうメールをいつ頃送ったかは覚えていなかったようで、娘さんから教えてもらったそうです。
メールの日付を見ると、2010年7月1日になっています。
その頃にゆりこさんは、松原照子さんのサイト(旧サイト)で、「石巻」という地名が出てくる予言を読んだのです。
ゆりこさんは前述の5/3のコメントで、「震災のだいぶ前にも「石巻」と言う地名も出ていました」と書いていましたが、どのくらい「だいぶ前」だったかは、本人も忘れてしまっていたようです。
松原さんの旧サイトで「石巻」を含む記事を検索してみると、2010/06/25 08:30に投稿された記事が見つかりました。
これを読んで、ゆりこさんは石巻の近くに住む娘さんに、けっこう当たる人だから地震の備えをしておきなさいと警告のメールを出したそうです。
以下にその松原さんの記事の内容を引用しておきます。

太平洋プレートが日本に向かって動きフィリピン海プレートが押され日本を押し上げる。

相模湾伊豆半島、神奈川、静岡を動かすこの動きは新潟まで影響を与える。

もちろん 関東甲信越 千葉も揺れることだろう。

太平洋側は 今からも油断が出来ない。

石巻

この地名が浮かんだ。

2010/06/25 08:30 照 #201006250830_09


  (Ishinomaki/石巻(Prophecy 世見 yoken)より引用)
  http://terukomatsubara.com/wordpress/?p=1443


東日本大震災のことを予言しているという解釈に無理はないと思われます。
しかし、この記事も改竄されたものではないかと疑う人も出てくるかもしれません。
そこで、大震災発生前に上記の記事を転載しているところがないか探してみました。
すると、ありました。
下記のブログでは、6/25の記事をそのまま転載しています。


このように、松原照子さんは8ヶ月以上前から東日本大震災の発生を予知していたのです。
ただ、それがいつ起きるかということとか、これほど大きな津波になるとまではわからなかったでしょうが。


参考までに、ゆりこさんが2010/07/01に娘さんに送ったメールを、ゆりこさんの承諾を得て掲載しておきます。
【】内は、本人のプライヴァシー保護のために私が書き換えています。

From: 【ゆりこさんのメールアドレス】
To: 【娘さんのメールアドレス】
Subject: 【送信者の本名なので伏せる】
Date: Thu, 1 Jul 2010 21:40:45 +0900

いつも見ているサイトで、「世見」というのがあって、今見たら
タイトルに「石巻」とあってびっくり。
地震があるらしいです。

【中略】

備えはしてた方がいいですよ。もちろんうちもしないと。

ポシティブ/ネガティブな点

松原照子さんが東日本大震災の予言を行ったことについては、ポシティブな点とネガティブな(と思われている)点があります。
それを以下にまとめて、ネガティブな点については自分なりの考察を付記しておきます。

◎ポシティブな点

(1) 5/3に百瀬のブログにコメントを投稿した「ゆりこ」さん(仮名)によると、松原さんのブログを毎日読んでいて、2010/6/25に「石巻」が出てくる旧サイトの記事や、2/16の「陸前高田」「石巻」の地名が登場する記事も大震災前に読んでいたという。10年前から私がよく知っている女性だということがわかって、松原さんの予言が真実だという確信を持った。

(2)(1)にあるように、2010/06/25の松原さんの旧サイトの『石巻』と題した記事で、東日本大震災を予言していたと思われることを書いている。そして、その記事が、2010/7/28に別の人のブログで引用されていた。

(3) ある人のブログ上で2月下旬に転載された松原照子さんのブログ記事を解析したところ、不審な点は見られない。
問題の地震の予言の記事の他のブログ記事を含めて、現在に到るまで、時系列に矛盾なく書きこまれているように思われる。それは、各記事のURLを解析することによってわかる。
後出しの改竄は絶対不可能とは言えないかもしれないが、それを行うのは限りなく困難だと思われる。
他のブログ記事を読んでみても、松原さんの狂信的な「信者」だとか、「共謀」するような人とは考えにくい。

◎ネガティブな(と思われている)点

(1) 2/16のブログ記事のatomフィードを見ると、以下のようになっている。
http://shohweb.com/?category_name=20110311&feed=atom

2011-03-12T01:54:52Z
2011-02-16T00:00:30Z

上記のタグを見ると、このエントリーは2月16日に書きこまれたが、大震災発生翌日の3月12日1:54に更新されていることになる。
【百瀬の考察】
2月下旬に転載された前述のAさんのブログ記事と上記をdiffをとってみる(比較する)と、記事本文は一字一句違っていない(1行の空行の有無を除いて)。
だが、カテゴリーが変更されていた。投稿当初は「世見」だけだったのが、「地震・自然災害」という新規に開設されたカテゴリーが追加されていた。
3月12日の「被災地の皆さまへ」と題した記事には、「今回の大地震に関わる文章を、『地震・自然災害』カテゴリーとして、アップして頂きました」とある。
本文の内容に変更がないと思われるのに、3/12に更新された痕跡があるのは、このカテゴリーの変更があったためだと推測される。
前述のように、Aさんが2月下旬に転載したとされている記事では、カテゴリーが「世見」だけになっている。ということは、3/12 1:54にアクセスして得たそのままの内容を転載していたことになる。


(2) Googleで3/11以前の日時範囲で検索すると、問題の2/16のブログ記事が検索されない。
【百瀬の考察】
自分で調べたところ、Googleの日時範囲のオプションを使った検索は、あまり正確なものではないようだ。3/11以前と指定しても、3/11以降に登録されたWebページやブログが検索されてしまう。


…というわけで、すべて辻褄が合うように思われます。
3/12の「更新」は、本文の更新ではなく、カテゴリ変更(追加)によるものだったのでしょう。
私は4/30の記事で、こう書きました。

「予言」という重要な内容を書いたブログ記事で、やってはいけないことをしたわけだ。

だが、「やってはいけないこと」は、じつは為されていなかったのです。
巷の意見に流されてしまった部分があって、真実を見極められなかった自分が情けない。

反省とお詫び

ゆりこさんは、私と同様に不思議なことが大好きな人だが、インチキくさい霊能者を狂信的に信じるような人ではなく、もちろん虚偽を語るような人でもありません。
ここまで証拠が揃っていれば、そんなことを書く必要もないかもしれませんが。


松原さんのような人を判断するにあたって、これから気をつけなければならないと思ったことがあります。
日頃のブログ等での「言動」を観察して、詐欺的な行為をやるような人かどうかを判断するということも大切だと痛感しました。
理論的に不正を行う「可能性があるから」というだけで、人を疑ってはいけないということも。


今回の松原さんの件については、当初から疑いの念をもってブログ記事を書いてしまいました。
その内容をそのまま受け取って、それまで松原さんの予言に肯定的だった人が否定的になってしまったというケースも、あるかもしれません。
事実に反することを書いてしまい、大変申し訳ありませんでした。


それから、ちょっと残念なこと。
松原さんの地震に関する「世見」を事前に読んでいた人は、たくさんいると思います。
それなのに、私が知る限りでは、それをブログなどの公の場で書いていた人がほとんどいませんでした。
もし松原さんの能力を信じている人がいたら、今からでも公の場で公表してほしいと思います。


ちなみに、私の場合、ブログなど公の場でなにかを書くときには、必ず百瀬直也という本名を名乗ることにしています。
また、Webサイトやブログで、住所や生年月日など個人情報を全部書いています。
超常現象や霊的なことのようなデリケートな内容を扱っているだけに、自分の書いたことに対して責任を持ちたいというのもあります。
これだけ洗いざらい顕にすれば、ある程度信頼してもらえるのではないかと。

おわりに

松原さんは、以前に予言したことはあまり覚えていないという。
昨年6月25日の「石巻」の世見も、サイト管理者も含めて、忘れているのかもしれない。


いままで松原さんのブログを色眼鏡で見てしまっていた自分。
改めて最初から、ブログを読み直しています。
先入観をもって読むと、どんなことでも否定的に見えてしまう。
人間の知覚というのはいいかげんなもんだ。
そういうフィルターをとっぱらって読むと、今まで見えていなかったことが見えてくる。
人のブログを定期的に読みに行くことは滅多にないが、これからは私も愛読者になりたいものです。

追記

その後にも、例の「陸前高田」「釜石」を含むブログ記事を3.11前に読んでいたという証人が何人か現れた。

追記2(2013/09/15)

ゆりこさんを含めて、件の「陸前高田」を含むブログ記事を3.11以前に読んでいたという人は、現時点で(覚えているだけでも)4人います。その4人すべての本名を私は知っています。


【松原照子さんのサイト】


【松原照子さんの著書】
松原照子さんの唯一の(?)著書。『宇宙からの大予言―迫り来る今世紀最大の恐怖にそなえよ』
絶版で、Amazonユーズドストアで現時点で3冊出品されていて、4万以上の高値がついている。
しかし、こんな高い値段で買う人いるのかな。

宇宙からの大予言―迫り来る今世紀最大の恐怖にそなえよ

宇宙からの大予言―迫り来る今世紀最大の恐怖にそなえよ

幸福への近道

幸福への近道

幸せを導く未来の暦

幸せを導く未来の暦


下記の2冊では、松原照子さんを取材した記事が載っているという。

地震は予知できるか (別冊宝島) (別冊宝島 1789 ノンフィクション)

地震は予知できるか (別冊宝島) (別冊宝島 1789 ノンフィクション)

Trinity No.39 (2011.SUMMER) (INFOREST MOOK)

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