探求三昧 by 百瀬直也 - 地震前兆研究家が地震予知・地震予測・防災等を探求

地震前兆研究家、ノンフィクションライターの百瀬直也が地震予知・予測・予言等を探求するブログ

- 真理を得たいから、分かち合いたいから、はてない探求@はてなブログ -

HOME ABOUT LIST WEB VIDEO TWITTER FACEBOOK EMAIL PROFILE 

スポンサード リンク

東日本大震災以降の大地震の可能性

スポンサード リンク

4/21(水)の朝日新聞朝刊の記事から。
asahi.comで掲載してくれていれば、いちいち内容を紹介しなくても済むのだが…。
非常に重要な内容を含むので、見過ごすわけにはいかない。


東日本大震災東北地方太平洋沖地震)の余震や誘発地震は、今後どれだけ起きるのだろうか。
朝日新聞が、12人の地震学者にその見通しを聞いた。


12人全部の意見は紹介しないが、重要と思われるものを紹介したい。

金森博雄(カリフォルニア工科大学名誉教授)
震源域の東の海溝付近で地震が起きる可能性。予測には限界がある。
鷲谷威(名古屋大環境学研究科教授)
海溝の東でM8級の可能性。福島県付近でM7級は要警戒。他でもM7級の可能性はあるが、場所の特定は難しい。
岡田義光(防災科学技術研究所理事長)
震源域の北・南・東でM8級の可能性。房総沖も含む。17世紀に南房総沖で大地震があり、千葉から茨城にかけて大津波が襲った。
ジェームズ・モリ(京都大防災研究所教授)
海溝付近でM8級の可能性。M7級は内陸、房総沖でありうるがよくわからない。
平田直(東大地震研究所教授)
M8級の可能性は残っている。M7級は東日本のどこでも起きる可能性。以前から言われている首都圏のM7級はいつ起きても良いように備える必要あり。
島崎邦彦(東大名誉教授、地震予知連絡会長)
誘発地震はM8級も含めて5年は注意が必要。首都圏直下も要注意。


以上、順不動で6人の意見を紹介した。
上から4人は、東日本の震源域から東の海溝寄りで大地震の可能性を指摘する。
たとえ起きたとしても東北地方太平洋沖地震ほどの被害にはならないかもしれないが、再び大津波の可能性があるので要注意だ。


特に最後の3人が言っている、関東地方での大地震が心配だ。
最後の2人は、首都圏のM7級または直下型地震の可能性を指摘している。


記事では結語として、日本ではどこでも大きな地震が起きる可能性があるので注意が必要としている。
特に、歴史が経験したことのない首都東京での大地震では、どれだけの被害が出るのだろうか。
阪神淡路大震災の時以上に多くの「想定外」が起きることは必至ではないか。
特に、何度も書いているように、0メートル地帯や埋立地での液状化現象によるビルなどの倒壊を危惧している。
海溝型地震の場合の津波の被害が東京湾でどれだけ出るかは、未知数だ。

他の学者の意見

下記の記事で紹介したが、米国の研究によると、現在はマグニチュード7以上の地震が起きやすい「活動期」に入っているという。
そして、東日本大震災震源に隣接する地域の巨大地震の発生を強く懸念している学者もいる。


最後に、朝日の記事以外から、地震学者の意見を紹介する。
下記のニュース記事より。


東大地震研究所の大木聖子助教は「東日本大震災の余震はスマトラ沖地震に近いタイプとみられる。頻度は減っても大きな余震が起きる可能性があり、数年単位で注意が必要だ」と語っている。
海溝型地震の後に直下型が誘発されたケースとして、東南海地震(昭和19年)の後の三河地震(M6.8)や福井地震(M7.1)がある。
東日本大震災との類似性が指摘されている貞観地震(869年)の9年後にも、首都直下型の「関東諸国の地震」(M7.4)が起きた。


朝日の記事でも登場していた同研究所の平田直教授は、首都直下型が誘発されるかは分からないとしているが、前述のとおり、首都圏を襲う直下型の可能性も示唆する。
首都直下型の発生確率は30年以内に70%とすでに十分高く、耐震補強や家具固定などの対策が重要だという。
東京に住む人間としては、M7級(?)以上の直下型地震が首都圏を襲うことを、いつ起きても良いように準備しておかなければならないだろう。
そのためには、いま住んでいる地域が安全かどうか検討することが何よりも重要だと思われる。
特に東京23区内に住んでいる方々、対策は大丈夫でしょうか。
私が住む多摩地区(小平市花小金井)は、都心ほど大きな被害にはならないだろう。
ただし、立川断層が動いた時を除いては。

追記(04/23):南関東でM7級の可能性

昨日(4/22)のYahooニュースの記事で、東大地震研究所の解析結果が掲載されていたので追記する。
それによると、東日本大震災で起きた地殻変動の影響で、首都圏の地盤に力が加わり、地震が起きやすい状態になっているという。
この解析結果は、大震災後に発生した地震の分布ともほぼ一致している。
M7級の南関東地震は、国の地震調査委員会が今後30年間に70%の確率で起きると予測している。


同研究所によると、震源が30キロよりも浅い地震は静岡県東部から神奈川県西部で、30キロよりも深い地震茨城県南西部、東京湾北部で起きやすくなっているという。


【関連書籍】
下記の本は最近読んだ東大名誉教授による著作だが、かなり説得力があった。

巨大地震―首都直下地震の被害・防災シミュレーション (角川oneテーマ21)

巨大地震―首都直下地震の被害・防災シミュレーション (角川oneテーマ21)



スポンサード リンク



Copyright (C) 2004-2017 Naoya Momose. All Rights Reserved.