探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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女性の一生を台無しにするアシッドアタック


バングラデシュに住むベンガル人は、長い年月のうちにさまざまな民族が混血してできていった。
そのせいもあって、この国には、美しい女性が多い。
また、性格も女らしく淑やかだ。
その若い女性たちが、硫酸や塩酸を顔にかけられる被害が相次いでいる。
酸をかけられた顔は、醜く変貌してしまい、元には戻らない。


このような被害は、アシッドアタック(Acid attack)と呼ばれている。
こうしたことは、日本ではまだあまり知られていない。
アフガニスタン、インド、バングラデシュ、パキスタンカンボジアなどのアジア地域、さらにアフリカなどで、若い女性の顔に硫酸などの酸をかけて火傷を終わせる被害が急増している。


求愛や性行為を断ったための恨みであったり、
夫の暴力であったり、
結婚に際して持参金が少ないなどの、理不尽な理由であったりする。
DV(家庭内暴力)の結果である場合もある。
ある女性は、5歳のときに眠っていて、父親から酸をかけられた。
女の子は二人も要らないという理由からだった。
結婚を断られた腹いせから凶行に及ぶことも多いようだ。


2008年には、バングラデシュで、179件のアシッドアタック事件が起きている。
かの国では、女性蔑視の風潮が強く、アシッドアタックの被害に遭っても、裁判に至ることは少ないようだ。


ここで、読者の方々にお願いしたいことがある。
これから紹介する映像に映っている女性たちの顔を、好奇の目で見ないでいただきたい。
彼女たちは、醜くなった自分の顔を公に晒してまでして、自分たちの惨状を訴えている。
自分と同じような目に遭う人たちが、もういなくなるようにと。

医師になる夢も破れて

最初の映像では、ナレーションと字幕が英語になっている。
ここに登場するバングラデシュの女性は、医師になることを夢見て勉強していた。
だが、ある夜、家で寝ていて、侵入してきた男にアシッドをかけられた。
そして、医師になる夢は消えた。


Truth Talking: Facing the Future Part 1 of 3

夫にアシッドをかけられた

次の映像は、ニューヨーク・タイムズのビデオより。
パキスタンの女性は、夫にアシッド(酸)をかけられ、目も見えなくなった。
家にまったく金を入れない悪い男だった。


Acid Attack - NYTimes.com/video


次に紹介するのは、ケイティー・パイパー(Katie Piper)という英国の女性のケース。
1983に生まれた彼女は、モデルやTVタレントとして活躍していた。
ある時、以前に交際していた男からアシッドアタックに遭い、片目が見えなくなった。
だが、コラーゲンを使用した皮膚再生技術と数十回の手術によって、「新しい顔」を手に入れることができた。


New face for acid attack model


ケイティーが被害に遭う前と後の写真が、下記のページにある。


バングラデシュやパキスタンなどで被害に遭った女性たちも、同様にして元の顔を再生してもらえたら良いのにと思う。
だが、巨額な費用がかかるだろうから、無理なのだろう。


このような悲惨な事件がなくなってほしいものだ。
また、こういう残忍なことをやるような人間は、厳罰に処してほしい。
そうしないと、こういう事件はなくならないだろう。
バングラデシュなどの男尊女卑の国では特に、男性の加害者に重い刑を課せられないということがあるかもしれない。


※2014/05/21にTOCANAで、百瀬が書いた記事が掲載されました。tocana.jp


※このような事件は日本では少ないが、2015/04/06に群馬県高崎市で、女性に硫酸をかけた男が逮捕された。


DV(ドメスティック・バイオレンス)--殴らずにはいられない男たち (光文社新書 (010))

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それ、恋愛じゃなくてDVです

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