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古代イスラエル10支族の難民?


久々に、失われた古代イスラエル10支族関連の話題。
昨日(8/28)のニュースによると、ミャンマーの軍事政権から逃れてきたカレン族難民の受け入れを日本政府が9月から始めるという。
これは、第三国定住という制度を使って行われるもの。
その難民の第1陣が、タイで行われていた研修を終えた。


今回政府が受け入れるのは、カレン族難民の27人。
1ヶ月にわたって、日本語や生活習慣を学んだ。


カレン族と聞いて、すぐにピンときた。
アジアの各地に散在する、10支族の末裔と考えられている民族なのだ。
カレン族と10支族のつながりについては、イスラエルの機関アミシャヴ(AMISHAV)の代表であるラビ・エリヤフアビハイル氏の著書『失われたイスラエル10支族』に詳しい。

失われたイスラエル10支族

失われたイスラエル10支族


この本は、5年前の下記の記事などで紹介している。

カレン族と10支族

この本によれば、ミャンマー北東部に住むカレン族は、10支族の末裔である可能性が高い。
カレン族Karen、中国では克倫族)は、タイ北部・西部からミャンマー東部・南部にかけて居住している。
広義にはカレン系諸族すべてを含み、狭義にはスゴー・カレンとポー・カレンを中心とするグループをカレン族と呼ぶ。
その一部は、ミャンマーを中心に民族独立闘争を行っている。
カレン族の信仰は、精霊信仰(アミニズム・先祖崇拝)、仏教、キリスト教などだが、全体的にはキリスト教徒が多いという。


カレン族の伝承では、「ユィワ(Ywa)」についての信仰が注目される。
ユィワは、明らかにヘブライの「ヤハウェ」と関連している。
かつては、ユィワの律法と教義を記した巻物があったが、失われてしまった。
また、この伝承には、天地の創造、洪水によって人類が滅亡したことなど、聖書とも関連する部分も見られる。
古代イスラエルと同様に、カレン族も神に犠牲を捧げる。
このように、10支族と共通する部分も少なくない。
カレン族の伝承によれば、失われた巻物は、「白い同胞」によって発見され、いずれ取り戻すことができるといわれていた。


1813年に、ビルマ宣教の父として知られたアドニラム・ジョドソンがカレン族の村を訪れ、彼らに聖書を示した。
カレン族に伝わる預言を知っていた人々は、こぞってバプテスト派キリスト教に改宗した。
そして、当時のビルマでは異例なほど早く、カレン族の間ではキリスト教が広まった。


ラビ・エリヤフアビハイル氏によれば、カレン族とシンルン族(インド=ミャンマー国境地帯に住む)の習慣と伝承からして、この2つの民族はチャン族(羌族)の住む中国四川省に起源をもつ可能性があるという。
チャン族といえば、2008年5月の四川省地震によって多くの命が失われてしまった。
彼らも10支族の末裔である可能性が非常に高く、以前から注目していた。
たとえば下記の記事で紹介している。

同じ10支族の国を訪れる?

このような背景をもつカレン族が日本に来るというのは、面白い。
ラビ・アビハイル氏など一部のユダヤ人たちは、古代の日本にも10支族の末裔が訪れていたと考えているからだ。
日本という国は、東へ東へと進んでいった10支族たちが最後にたどり着いた「約束の地」であるかもしれないのだ。
非常に感慨深いものがある。
カレン族の人々が日本について学び、日本を訪れてどういう印象をもつのだろうか。
非常に楽しみでもある。


YouTubeカレン族難民のニュースがあったので、貼りつけておく。


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