探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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イスパック〜画期的なデイパック



今日は、イスパック(ispack)というデイパックを紹介する。
これの何が画期的かというと、椅子にも(脚立にも?)なるという優れものなのだ。
じつは、来月の諏訪大社御柱祭で使うために、撮影用の脚立をネット中から探していた。
だが、どれも携帯性の点でイマイチだった。
仕方なく、もっとも軽量でコンパクトな脚立をネットショップで注文しかかったときだった。
イスパックというデイパックを見つけたのだ。


アルミパイプのフレームがついたデイパックだ。
イスにも、脚立にもなんとかなるデイパック。
御柱祭などのイベントにも対応した「聖地巡礼仕様」というわけだ。
神社などでは、疲れてちょっと一休みしようという時に、座る場所がないことが多い。
そういう時に便利だろう。


私が購入したのは、ネット上でもっとも価格が安かった下記のショップだ。
価格は8232円+送料だった。
楽天(さかいや・オンラインショップ)
[rakuten:sakaiya:10017652:detail]


何でも安いAmazonだが、この商品に関しては10,290円と、かなりの価格差だった。
Amazon

ispack(イスパック) イスパック スポーツ IS-P303

ispack(イスパック) イスパック スポーツ IS-P303

イスとしての問題点


まず、椅子としての使い勝手はどうだろうか。
女性の場合、スカートを履いて使用するにはちょっと難があるかもしれない。
普通の座り方だと、フレームがお尻と太ももの下に来るので、長時間座ると痛くなるだろう。
上記の写真がその例だ。
Amazonの評価で、やはり座面が狭いと、ある中年女性が書いていた。
限られたフレームの高さでは仕方ないかもしれないが、改良の余地ありだろう。


つまり、2本のフレームの間隔が狭いのだ。
そうではなく、2本の足がフレームと直角になるように座る手もある。
下記の写真のように。
その場合、お尻を乗せると若干沈むので、どうしても股を開いた状態で座ることになる。
女性がスカートを履いた状態では無理だし、ジーンズを履いていても、こういう座り方に抵抗あるかもしれない。

屋外で脚立として使ってみた

昨日(2010/03/20)の横浜媽祖祭で、このイスパックを初めて使ってみた。
感触としては、「これは使える」と思った。
非常に満足度が高い商品だった。


冒頭で書いたように、この商品を見つけたのは、撮影用の脚立を探していてだった。
つまり、脚立として兼用になるデイパックを期待して、これを買ったのだ。
このフレームの上に板を渡せば、脚立代わりになるのではないかと思った。
だが、商品が届いた時に、これならば板なしでもなんとか立てることがわかった。
ちょっとアクロバット的になるが、2本のフレームの上に足を乗せるのだ。
これで、脚立として45cmの高さが得られる。



ただし、ちょっとした注意事項がある。
まず、立つ時と降りる時に、左右のバランスを崩さないようにする。
立つ時は、まず左足を左フレームに乗せてから、右手で右フレームを押さえて、すばやく右足を乗せる。
降りる時にも、これと逆の手順を踏む。
あるいは、バランスをとりながら素早く降りることもなんとか可能だが。
基本的に、立っている間は片足を上げられない。
最初の計画通り、フレームの上に、ちょっとした板を置けば、もうちょっと使い易くなるかもしれない。
板をフレームに固定して、携帯が楽になるようにするのだ。


脚立として上に立つ時には、沿道の写真を取る時などには、なるべく街路樹や電柱などの脇に立った方が良い。
やはり不安定な立ち方なので、とっさのときに手を添えられるように。
イスパックの上に長時間立っていると、やはり疲れる。
翌日、ふくらはぎの後ろ部分で筋肉痛があったが、これのせいだったのだろうか。


脚立としての使用は、もちろんメーカーが推奨(想定)していないので、全てのリスクを自分で負わなければならない。
危険性があることを承知の上で使い、たとえケガをしても自己責任だ。
このような使い方をされる場合は、すべて自己責任でお願いします。
ある程度の敏捷性がないと、使いこなすのは難しいかもしれない。


問題の安全性の点だが…。
耐荷重は90Kgとなっている。
これはあくまでも、イスとして使った場合の仕様だ。
つまり、体重90Kgの人が、上に乗って全体重をかけても耐えられるようにはできていないということ。
私は痩せていて、60Kg台前半だが、上に乗ってきしむようなことはないようだ。
たとえば体重が80Kgぐらいある人が脚立的に使用して、大丈夫かどうかはわからない。
デイパック自体の重量は1.75Kg。
普通のデイパックの重さに慣れていると、かなり重く感じるかもしれない。

使い勝手

イスパックは、このLサイズ以外にも、いろいろバリエイションがある。
「スポーツ」はLサイズだけのようだが、普通版ではSとLのサイズがある。
上記のさかいやスポーツのサイトでは、子供用サイズの製品も写っている。
だが、「イスパック・スポーツ」以外は、あまりお薦めできないかもしれない。
というのも、Amazonの評価で、ジッパーを閉めようとして布地が破けてしまったという評価があったので。
安い製品は、布地が丈夫ではないようだ。
「イスパック・スポーツ」に関しては、非常に分厚いビニール生地で、かなり丈夫そうだ。


内部と外部に、いろんなポケットがついている。
ペットボトル用のポケットや、ショルダーベルトの部分に携帯電話用ポケット等々。
椅子としてお尻を乗せるところの下には、使い捨てカイロを入れるポケットまである。
さかいやスポーツのショップに詳細の写真と解説がある。
ビデオやカメラをすぐに取り出せるポケットもあって、今までの聖地巡礼で不便を感じていた点が解消しそうだ。
内部にあるカラビナは、あまり利用価値がないように思える。
コストダウンと軽量化のためにも、ない方が良いのでは。


このLサイズは、身長170cmの私が座って、ちょうど良い。
フレームは開いてもカチッと固定されない。
つまり、座ると多少沈んでしまい、その分フレームが閉じてしまう。
このあたりは、ちょっと改良の余地ありかもしれない。
商品としては、全体的に非常によくできている。
いろいろと改良を加えているようだ。

別売品

別売品として、カメラの三脚をフレームに取り付けるためのイーゼルバッグがある。
私はいま持っている三脚をそのままデイパックの上に乗せて、何かで固定して持ち運ぼうと思っていた。
こういうバッグがあると便利だろう。
イーゼル 三脚バッグ/イーゼルバッグ


というわけで、このヘビーデューティー仕様のアイデア商品を、かなり気に入ってしまった。
9000円も出して買った価値はあるだろう。
これから類似品がいろいろ出てくるのではないか。

普通の撮影用脚立がほしい人には

以下は、ネットで検索してきた方々のために、他の選択肢の情報をちょっとだけ書いておく。
前述のようなリスクがあるのは嫌だという人には、普通の脚立を薦める。
イスパックよりは持ち運びに不便になるだろうが。


オーソドックスなところでは、これ。
イスパックに出逢う前に、ネット上で散々時間をかけて、ついに見つけたものだった。
1.6Kgの軽量なアルミ製で、56センチの高さ。
セガワというメーカーは、カメラマンの間ではかなり信頼されているブランドではないかという印象をもった。
Amazonでの価格は、2,480円。
◎ハセガワ アルミ軽量カラー踏台(56cm) シルバー

SE-6 ハセガワ 踏台 SE

SE-6 ハセガワ 踏台 SE


もう一つの選択肢として、迷っていたものがあった。
「セノ・ビーのっぽ君 ブラック」という商品。
ポリプロピレン製で、耐荷重100Kg。
折りたたむと、非常に薄くなる。
自分の重さは2Kgと、なぜかアルミ製よりも重いのが難点。
折りたたむと上部に握り部分があるが、けっきょく手で持たなければいけない。
昨日の媽祖祭でも、これを使っているアマチュアカメラマンが、私の隣に立って撮影していた。
高さでは、こちらにちょっと負けていた。
Amazonでの価格は、1980円。

折りたたみ踏み台 39cm セノ・ビーのっぽ君 ブラック 10052

折りたたみ踏み台 39cm セノ・ビーのっぽ君 ブラック 10052


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