香りと消臭の話

今日は、匂いの話を。
英語では、smell。
インドネシア語では、バウゥ（bawu）という。

さきほど、MySpaceのフレンドとチャットをしていた。
来月ジャワ島へ行った時に会う予定の、スラバヤの女性だ。
彼女については、下記の記事で書いておいた。
石鹸をつくっている会社の社長さんだ。

• アロマソープのアイデア
  http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20090704/soap

特注アロマソープ

彼女は絵画を趣味としていて、作品のひとつのデウィ・サラスワティ（弁才天）さまの油絵をくれるという。
ただし、スラバヤまで来てくれたらという条件つきで、「うしろの方」にお伺いしたらOKとなった。
お土産に、彼女の製品の石鹸を買って帰りたいと言ったら、これもお金なんて要らないという。
しかも、希望の組み合わせでアロマソープを作ってくれると。

上記の記事で、そのアイデアを書いたが、誰も乗ってくれないので、一人で楽しむことに。^^
誰も興味ないのかな？
こういう配合はどうかと、考えてみた。

• Pachori(Patchouly、パチョリ)…匂い消し効果
• Eucalyptus(ユーカリ)…殺菌作用
• Aloe(アロエ)…殺菌・消炎作用、皮膚の老化防止
• Sirih（キンマ）…鎮痛、殺菌効果

他にもいくつか案を出して、その中から可能なものをブレンドしてほしいと頼んだ。
そして、これならばOKということで、上記の結果になった。
こんな石鹸、世の中にないかもしれず、その効果のほどは使ってみないとわからない。
今から楽しみになってきた。
前述の記事で紹介した彼女のメーカーの石鹸、希望者がいたら買ってきますよ。

ニオイノンノ

今日の朝日新聞の夕刊に広告が載っていた。
ニオイノンノという消臭剤。
衣類、洗濯物、生ゴミ、トイレ、室内、たばこ、ペットの臭いを消すという。
松、椿（ツバキ）、カタバミの100%天然植物エキスを使用しているところが気に入った。
水で100〜250倍に薄めて、霧吹きなどで散布するので、経済的だというのが一つの売り。
植物に含まれるフラボノイドという芳香族化合物が、臭いを吸収、分解して消臭するという。

Amazonでも買えるので、お試し用をちょっと買ってみることにしようか。

植物性消臭液「ニオイノンノ」【100cc】

植物性消臭液　ニオイノンノ　３５ｃｃ　お試し用

森から

消臭剤といえば、もう一つ。
例のプハンを売っているデポルという会社で扱っているものがある。
『森から』という製品。
100％天然植物エキスでできている、フィトンチッド効果の除菌･抗菌スプレーだ。
これを、デポルから買ってみた。
プハンセットを買っても、カップの洗浄用としてこれがついてくるという。
芳香剤ではないから、シュッと部屋の中に噴霧しても、効果のほどがわかりにくい。
よっぽど匂う対象がある時に使ってみようと思う。
変な人工的な香りをつけてごまかそうとしていないところに、期待がもてる。
Amazonでも売っていた。

革にも人にも優しい天然除菌消臭スプレー　森から...

香りと人間

匂いというのは、過去の記憶を呼び覚ます。
また、人間の感情を左右する。
それで、特に女性は匂いに敏感・過敏なことが多い。

最近は、加齢臭など体臭についてのエチケットに気を配る人が増えている。
一般にコーカソイド（白人）など外国人に比べると、日本人は体臭が強くないとされている。
たしかに、ある種の人の匂いというのは不快なものだが、自分ではわからない。
また、指摘してくれる人もいない。
身内だったら指摘してあげればいいのにと思うが。
私の特注アロマソープが、この点で少しでも効果があれば良いのだが。

匂いに関する本で、もっとも知的探究心を刺激してくれる本の一つが、故ライアル・ワトソン博士の『匂いの記憶』。
人間ほど嗅覚が鈍感な動物も珍しいと思うが、読んでいるだけで原始の記憶を呼び覚まさせてくれそうなのが、この本だ。
もう絶版になっているようだが、今ならAmazonのユーズドストアで何冊か出品されている。

匂いの記憶―知られざる欲望の起爆装置:ヤコブソン器官