探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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甘いもの・塩辛いもの


塩分(ナトリウム)の取りすぎが、ガンにとって良くないことは、たとえば下記の記事で書いている通り。

また、白砂糖のとり過ぎによって低血糖症という怖ろしい病気になってしまうことも、下記の記事で書いている。


上記2つの記事をまだ読んでいない方は、そちらを先に読むことをお奨めする。
ただし、かな〜り長いです。
極端に甘い・塩辛い・辛いなどの味の食品をとり過ぎると、ガンを初めとする様々な病気になるリスクが高まる。
場合によっては、味覚のコントロールということが必要になってくる。
インドの慈愛の聖母アンマは、こう語っている。

霊性修行を実践している者は、質素で新鮮な、菜食料理(純性の高い食物)のみを食するよう気をつけなさい。
過度に塩けが強かったり、甘かったり、辛かったり、酸っぱかったりする食物は避けたほうがよいでしょう。心の性質は、私たちが食する食物の、微細な精によって決まります。清らかな食物は、心を清らかにします。
『アムリタ・ジョーティ』(マーター・アムリターナンダマイー、日本マーター・アムリターナンダマイー・センター)

塩辛いものはどうか?

塩分のとりすぎが体によくないことは、いまさら言うまでもない。
時々肉を食べたりすると、そのナトリウム成分の多さが感覚的にわかる。
「こんなもんばっかり食べてたら、早死にしてもしょうがないだろうな」と。


癌のほとんどの患者には、カリウムが少なくナトリウムが多いアンバランスが見られるという。
単純化していうと、肉の食べすぎ&野菜の食べなさすぎということだろう。
脅すわけではないが、そういう人たちが、いちばん危ない。


かつての専売公社が売っていた塩化ナトリウムが諸悪の根源のひとつだという。
白砂糖も同様だろう。
わかってもらうまで何度でも書くが、有効成分のみを抽出するという「精製」という行為自体に問題があるのだ。
およそ口に入るものは、自然な形で取り入れるのがベスト。
サプリメントも場合によっては有効かもしれないが、ほどほどにということ。

甘いものはどうか?

ユダヤ系米国のジャローム・アーヴィング・ロデール博士(Jerome Irving Rodale、1898–1971)は、劇作家、編集者、作家だったが、有機農法を広めたことでも知られる。
ロデール博士は早くから白砂糖の害にも警告を発していた。
その博士が残した言葉。
「砂糖がもし『栄養』だというのならば、一度家畜に与えてみると良い。たちまち病気になって死んでしまうだろう」
「白砂糖が小児マヒ、リウマチ、動脈硬化などの原因になることは、数々の権威者の研究によって知られている」


では、白砂糖とガンの関係はあるのだろうか。
千葉大学病理学教室では、1940年から1957年の間、ネズミに白砂糖の還元糖25%溶液を反復注射したところ、ガンが発生した。
東京の佐々木研究所の研究でも、1938年に、ネズミに濃厚ブドウ糖溶液を反復注射して、肉腫(ガン)を発生させた。


医師であった故甲田光雄博士は、精製された砂糖はもはや食品とはいえず、薬品であり、それが毒となって数々の副作用をもたらし、人間の生命が蝕まれていくのだと言っていた。
その著書『白砂糖の害は恐ろしい』(人間医学社)では、こう書いてある。

虫歯・近視・ノイローゼ・胃弱・アレルギー体質などは砂糖の過食で身体からカルシュウムが奪い去られた結果であり、動脈硬化・高血圧・癌・糖尿病などが白砂糖の多食でおこることは医者も認めている。
(甲田光雄著『白砂糖の害は恐ろしい』人間医学社、1972)

白砂糖の害は恐ろしい―これを防ぐために (1972年)

白砂糖の害は恐ろしい―これを防ぐために (1972年)


長年自然医学を提唱してきた医師の森下敬一氏も、白砂糖の害について警告する。
著書『健康的にやせたい人が読む本』(三笠書房)では、白砂糖は体内のビタミンやミネラルを浪費するため、体質を悪化させて脳出血やガンなどの重大な疾病をおこしやすくすると書いている。


はっきりと「毒物」であるといえる白砂糖は、ガン細胞を元気にさせる格好のエサなのかもしれない。

辛いものはどうか?

インドネシアに1年半ほど滞在していたことがあり、その時に辛い食事の習慣が身についてしまった。
塩分のとりすぎがガンになるならば、では辛いものは良いのだろうか。
塩分も唐辛子も、胃を荒らすという意味では良くないものだろう。


レモングラスなど、トムヤムクンに使われている複数のハーブは、消化器系のガンを抑える効果がある。
トムヤムクンに使われている唐辛子も抗ガン作用が証明されている」という。


極めて大量のトウガラシの摂取は、胃ガンの危険因子と考えられる。
唐辛子の消費量が多いメキシコやインドでは、胃ガンの発生率が高い。


唐辛子をよく摂食べると痔になりやすい。
私も長いインドネシア生活ですっかり辛い食物に慣れてしまったが、とりすぎないよういしなければいけない。

ガンにならない食生活

要は、特定の食品に偏らずに、いろんな種類の食品を食べて栄養が偏らないようにすることが大切だろう。
そして、極端に塩辛い・甘い・辛い味の食べ物をとり過ぎないこと。
お釈迦さまが言われていた「中道を歩め」は、食べ物についても言えるだろう。
そのお釈迦さまは、もちろん弟子たちに肉食を禁じていた。
だが、唯一例外として、肉を食べることを許されていたケースがあった。
それは、托鉢に出て、信者から肉をいただいた時だった。
「人の慈悲は信念や主義主張よりも重い」ということだろうか。
私もこの話を知ってから、人からいただくものは決して拒まないことにした。


いみじくも霊性の探究を目指す者にとって、最適な食生活はヴェジタリアンまたはそれに近いものだろう。
アンマがそう語っているように。
そして、それがガンなどの病気にならない最善の予防策にもなるだろう。
アンマの食生活についての教えは、今後少しずつ紹介していくことにしたい。


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