探求三昧 by 百瀬直也 - 地震前兆研究家が地震予知・地震予測・防災等を探求

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青い目の東北人

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今週末は、関東地方でもだいぶ寒さが緩んできた。
近所の梅の花がきれいに咲いている。
昨日の朝、台所のヒヌカンの榊で、花が2輪ほど咲いていた。
あと1ヶ月もすると、桜の季節だ。


今朝、寝床で『興亡古代史』(小林惠子(やすこ))をパラパラと読み返していて、あるところに目が止まった。

東大の余郷嘉明、北村雄一氏ら医学研究グループによると、弘前・秋田・仙台など北日本の住人の一部からは一〜二割の割合で欧米の白人にしかみられないウイルスの遺伝子(ポリオーマ・ウイルスA型)が見つかるという。
(『興亡古代史』、小林惠子、文芸春秋社


このウイルスは母から子へしか決して感染せず、縄文人・弥生人とは違うコーカソイド(白人種)が渡来していた証拠となるという。
そして、西北アジアのスキタイ文化との関連も考える必要があるかもしれないと著者は書いている。


JCV(ヒト・ポリオーマ・ウイルス)は尿中に排泄され、普通は病気を起こさない無症候性ウイルスだ。
世界の中で、欧米人と日本人の一部にのみにしか見つかっていない。
上記の東大医科学研究所の余郷助教授(ウイルス学)等の研究グループによると、日本列島の1000ヶ所余りから尿サンプルを集め分布を調べたところ、以下の地域でJVCが発見されている。


そのうち、特に北日本で多く見つかっているらしい。
スキタイだったという根拠はともかくとして、何らかのコーカソイド人種が古代に渡ってきていたことは確かそうだ。
それが特に東北地方に多いというのが、興味深い。

最新の科学的研究

東大医学系研究科の徳永勝士教授は、HLA遺伝子による日本人のルーツ探しの研究を行なっている。
その最新の結果によると、弥生人には別ルートから渡ってきた4つのグループがあったらしいという。
HLAとは、ヒト白血球型抗原(Human Leukocyte Antigen)といって、白血球の血液型と言えるものだという。
一般的な血液型というとA/O/AB/B型の赤血球の型を指すが、HLA型は白血球の型を示している。
この研究によれば、日本人の先祖集団は少なくとも3〜4つあって、それぞれ異なるルートで渡来してきたと想定されるそうだ。
ひとつの集団は、どうもモンゴル高原あたりからやってきたのではないかという。
これを読んで、おもわず「出雲族!」と思ってしまった。
また、沖縄の人とアイヌの人は、それほど似ているとは思えないそうだ。


日本人のルーツ探しの研究は、さまざまなアプローチの仕方がある。
おもしろいのは、犬とかネズミとか稲などの種類の分布による研究だ。
ただ、骨格とか歯の形質とか言語とかによる比較だと、解釈の仕方による結果の相違がどうしても出てきてしまうかもしれない。
それに対して、DNAとかウイルスによる研究は、かなりの決定打的なものが出てくる可能性があるので、期待がもてるところだ。


たとえばALT(成人T細胞白血病)ウイルスの研究によると、このウイルスの保有者は日本の南北両端で多く見られるという。
このことは、アイヌ琉球人が同一のルーツ(縄文人)から分かれたことを示唆している。
もっとも、他の研究によっても、アイヌ琉球人はかなりの相違点も見られるというから、単純に同一だと決めることはできない。
また、かなりの科学的根拠をもって、日本人の祖先の一部とアンデスインディオの祖先が共通している可能性があるといえるそうだ。


総合研究大学院大の宝来聰教授のミトコンドリアDNAの研究では、上に書いたアイヌ琉球人の祖先は、12,000年前には既に別々の集団として存在していたと考えられるという。
宝来教授の研究は以前から注目していたが、残念なことに2004年に58歳の若さで亡くなってしまった。
この研究によれば、本土の日本人の50%は中国人・韓国人と同一のグループに分類される。
つまり弥生時代に日本列島へ大量の移民があったことを示している。

青い瞳

東北地方には、「青い瞳」をもった人が稀にいるという。
津軽地方には青い瞳の人が多く、また秋田や岩手など東北の他の地域でも、ブルーやグリーンの瞳をもった人がいるそうだ。
このことに興味を持った東北大学の山浦助教授が、宮城県黒川郡や古川市などで、424人の土地の人々の瞳の色を調べた。
その結果は以下の通り。

紺碧度 分類基準            人数   割合  
0 瞳の色が全部褐色の人        359人  84.7%
1 瞳の一部に青い斑点を有する程度   43人   10.1%
2 全周が青いが範囲が半分を超えない  15人   3.5% 
3 ほとんどが青く中心部のみ褐色を残す  6人   1.4%
4 完全に青い瞳の人           1人   0.2%


どの程度をもってして青い瞳だというのかという問題もあるが、紺碧度3〰4と狭くとっても、100人に一人か二人は青い瞳をもっていることになる。


昨年発表されたデンマーク人研究者によるDNA調査によると、青い瞳をもつ人々は、今から6000〜1万年前に突然現れた青い目の人物の子孫だということが明らかとなった。
現代のヨーロッパの全人口の20〜40%は、青い瞳を持っているという。
アフリカの「ミトコンドリア・イヴ」みたいで面白い話だが、たった一人の突然変異的な現象から始まったというのだ。
こんなに短期間でこれだけ広まったということも、意外に思われる。


東北地方では、たしかにけっこうバタ臭いというか、モンゴロイド的でない風貌をもった人がいるように思う。
たとえば太宰治なども、鼻が高くてどことなくそういう雰囲気がある。
「キリストの墓」で有名な青森県新郷村戸来では、ときどき青い目の子供が生まれるというのを、昔なにかの本で読んだことがある。
もちろんイエスさまなんて日本に来ていないだろうが、周辺の情報を調べると、捨て去れない部分もある。
古代イスラエルの末裔か原始基督教の信仰をもった人々が西アジアあたりから渡来した可能性はあるかもしれない。


どうでしょうか、東北地方の方々。
まわりに青い瞳をもった人って、いますか?

うちの先祖のルーツは?

ここから、個人的な話になる。
うちの母は埼玉県生まれだが、ルーツは宮城県仙台市あたりにある。
秋保温泉の近くの通称「ウルスポ」(漆保)という村落に住んでいたという。
ウルスポという言葉を聞いて、最初はアイヌ語か何かかと思ったが、更に調べてみると「ウルシポ」で、漆保という地名だった。
漆作りに関係した地名のようだ。


母はかなり日本人離れした顔立ちをしていて、若い頃の写真を見ると、鼻が高く欧米人的な、かなりの美人だった。
いったいどういう民族の血が混ざっているんだろうと、不思議に思ったものだった。
もしかしたら、うちの母方にもコーカソイドの血が入っているのかもしれないと思ったりする。
母の旧姓は佐藤という東北ではありふれた苗字で、家紋もわからないというので、家系を調べるには苦労する。


聖地巡礼ファイル』#302「伊勢と諏訪を結ぶ」で書いたように、父方は長野県諏訪にルーツがある。
諏訪の名もない土豪だったらしい。
諏訪湖の周囲には、古代の牧(牛馬の放牧場)が多くあった。
そこでは高句麗移住民との関連が推測されている。
諏訪人の気質は、進取の気性に長けているといわれたりするが、騎馬・遊牧民的なところがあるかもしれない。
百瀬家の家紋は丸に上文字で、信濃村上氏につながる可能性がある。
村上氏の祖先は、高句麗からの渡来氏族だった可能性がいわれている。
諏訪−高句麗ツングース満族−(古代イスラエル?)とルーツをたどっていけば、西アジアの方にたどり着いたりするのかもしれない。


私はどちらかというと父よりも母に似ていると言われる。
ちなみに、父も母も血液型はB型で、私もB型だ。
こうしてみると、うちは父方も母方も、大陸の遥か遠くにルーツがある(北方or西方)民族の血が入っているかもしれない。
あくまでも低い可能性だが、今後も探究を続けていきたいものだ。


自分の先祖を知ることは、知的好奇心の対象ではない。
先祖のルーツを明かすことは、自己のアイデンティーを明らかにすること。
そしてそれが、先祖の供養にもつながると思っている。
またもっと広くいえば、歴史の真実を明かすことは、ひいては顕界と霊界を供養することにもなるのではないかと考えている。


DNAなどの最新の科学的研究の結果を見て再認識させられるのは、日本はやっぱり「人種のるつぼ」「文明の吹き溜まり」だということ。
単一の「大和民族」なんて、もう幻想にすぎない。
DNAの研究結果にしても、これほど多様なDNAが入り込んでいる民族も珍しいという。
なので、現代の最先端の技術をもってしても、結論はそう簡単には出てこないだろう。
たとえ日本人に白人や古代イスラエルの血が入っていても、そんなに驚くに値しないのだ。
中国や韓国の人々に対して差別的意識をもっている人も、じつは自分の首を絞めているようなものかもしれない。


【参考サイト】


【参考文献】
・『興亡古代史』、小林惠子、文芸春秋社

興亡古代史―東アジアの覇権争奪1000年

興亡古代史―東アジアの覇権争奪1000年

・『DNA人類進化学』、宝来聰、岩波書店
DNA人類進化学 (岩波科学ライブラリー (52))

DNA人類進化学 (岩波科学ライブラリー (52))

・『ニッポン原人』、安本美典監修、三上喜孝著、同文書院
・『逆転の日本史 日本人のルーツここまでわかった!』、石井慎二編集、洋泉社



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