探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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諏訪大社とイスラエル10支族(テレビ東京)


面白そうなので、録画することにします。

20:54 新説!?みのもんたの歴史ミステリー第2弾 日本のルーツは古代イスラエル諏訪大社に証拠発見!?▽信長が信玄・謙信を毒殺!?謎の黒幕の正体▽初公開国宝級・海底遺跡の神像&GHQが探した宝▽ジパング黄金伝説に海人の影&平家の秘密


…と、録画してみたものの…。
番組の冒頭で「アミシャブ」の名前を聞いて、ちょっとがっかり。
諏訪大社の話題が登場したのは、番組終了の直前の5分間ぐらいの、ほんのわずかな時間。
古代イスラエルの「失われた10支族(失われた十部族)」を求めて世界中を調査しているイスラエルの調査機関アミシャブ(アミシャーブ、Amishav)。
その機関の主要人物であるラビ・エリヤフ・アビハイル氏の本(『失われたイスラエル10支族』)を読むと、日本に関する知識はあまり豊富とはいえないのだ。
古代イスラエル10支族の一部が古代日本を訪れた可能性については、ラビ・マーヴィン・トケイヤー氏などの方がアミシャブなどよりもずっと正確で詳しい情報をもっている。
「ちょっとがっかり」した理由は、そこにある。
だがこの本は、日本以外の十部族については、かなり興味深いことが書かれている。
失われた10支族について関心を持つ人には必読の本だろう。

失われたイスラエル10支族

失われたイスラエル10支族


番組では、アミシャブの人々が今年から日本で本格的な調査を始めるということを紹介していた。
彼らは調査のために諏訪大社上社本宮を訪れた。
そして、手水舎を見て、古代イスラエルの神殿にも同様の手を清める水場があったことを紹介。
また、ご神体山である守屋山と同じ名前の山が、エルサレムにもあること。
番組は、それで終わってしまった。
そんなこと、誰でも知っていることではないか。
その先が知りたいのだ。
「日本のルーツは古代イスラエル諏訪大社に証拠発見」という文句を見て、この番組に興味をもったのに…。
これだけでは、詐欺みたいなものではないか。
「証拠」なんて、どこにもない。
「守屋=モリヤ(Moriah)」なんていっても、それだけならば語呂合わせで終わってしまっていると言われても仕方ないではないか。
まあ、これがテレビというものだろう。
あんまり真剣に期待すると、馬鹿を見る。


アミシャブがいままで日本についてはあまり真剣に調査をしてこなかったのは、それなりの理由があるだろう。
たとえば、仮に日本の天皇家あるいは秦氏とか藤原氏古代イスラエル10支族の末裔だったとする。
だとしても、こういった人々(の子孫)がイスラエルからいくら説得されても、イスラエルに「帰還」することなど、有り得ないだろう。
さらに、その前提としてユダヤ教に改宗しなければならないという条件付きならば、尚更だ。
そもそもアミシャブの目的は、世界中に散らばった同朋たちを祖国に「帰還」させることにあるのだ。
今回、やっと重い腰を上げたというところだろうか。
とはいっても、アミシャブが本格的な調査に乗り出し、諏訪大社にまで調べに来たということは、これから期待が持てるかもしれない。
今後の動向に注目したい。


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