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青空文庫の情報(2)


昨日書いた記事の続きなので、まだ読んでいない方はまずこちらのページから読むことをお奨めします。
今日は、インターネット上の図書館である青空文庫について、補足的情報をいろいろと紹介します。

進化する青空文庫

青空文庫というものからしばらく遠ざかっていたら、どんどん進化しているんですね。
文庫のデータを快適に読むためのビューアーソフトもフリーウエアものがたくさん出回っているようです。
昨日の記事では青空文庫工作員(入力ボランティア)の人もコメントしてくれましたが、こういうツールを作ってくれる人たちも含めて、いろんな人々が協力しているんですね。
そのおかげで無償で貴重な本を読めるのだから、ありがたいことです。
あのLinuxというOSもそうですが、こういうところでインターネットの威力が出てくるというものですね。

テキストビューアー「扉」

そのテキストビューアーですが、ちょっと探したところでは、「扉〜とびら」というフリーウエアがお奨めです。
青空文庫のテキストデータを画面上で読むためのソフトです。
縦書きでルビ付きの形で読むことが可能になります。
電子書籍を読むためのT-Timeみたいな形式なので、慣れている人は操作に違和感はないでしょう。
個人的には、これから出版しようとしている電子書籍の原稿を、画面上で読むイメージで表示してくれるので便利です。
以前に紹介したドットプレスの原稿とルビの形式が共通しているので、そのままルビが表示されるんです。
もっとも他の字下げなどのタグはダメで、そのまま表示されてしまいますが。


扉は下記のページで無償でダウンロードできます。
ダウンロードした圧縮ファイル(lzh形式)を適当なフォルダの中で解凍して、tvt.exeをクリックすれば起動します。インストールの操作は不要です。


このソフト、デフォルト(初期状態)では黒い背景に白抜きの文字で表示されるので、これがイヤな人はすぐに設定を変更すると良いでしょう。
ぼくも昔のMS-DOSのイメージが脳裏にこびりついていて、昔に戻ったような感じがしてイヤなんですね。^^;
「スタイル」メニューの「設定」で出てきた設定画面で、「背景色」と、「本文」と「ルビ」の「文字色」をクリックして色を変更します。
背景も文字色も両方同じ色にすると何も見えなくなるので、注意してくださいね。
スタイルメニューの「外観」タグでは、行間なども細かく設定することができます。
ウィンドウの大きさを変えれば、自由なサイズで読むことができます。

その他のテキストビューアー

その他のテキストビューアーも、いろいろあります。
下記のページでは、ソフトの一覧表で比較することができます。


それから、一太郎青空文庫を読むことができるデータ集というのもあります。
一太郎がなくても、無料の一太郎ビューアーというのを使えば読むことができます。


それと、『インターネットの「聴く図書館」』というのもあるんですね。
青空文庫サウンドブックスです。
目の不自由な方々やお年よりには良いでしょうね。

100円ショップで青空文庫を買う

100円ショップのダイソーでは、青空文庫を書籍化したものを100円で売っているそうです。
「どうも画面上で本を読むのは苦手」という人にはいいかもしれませんね。
自分でプリントした場合のインク・紙代と労力を考えてみると、100円は安いかも。
下記のブログで紹介されています。
http://www.siesta.co.jp/aozora/archives/000634.html

青空文庫の本

青空文庫の関連の本も出回っています。
Amazonで買うことができます。
この「インターネット図書館 青空文庫」にはDVD-ROMが付いていて、なんと青空文庫登録4843作品を収録しているそうです。
どうも本自体よりも付録のDVDがメインのようです。

インターネット図書館 青空文庫

インターネット図書館 青空文庫

将来のインターネット図書館

青空文庫というのは、未来のインターネットの姿を暗示している部分がありますね。
世界中の本をネット上で読むことができるのも、それほど遠い未来ではないかもしれません。
Amazonでは最近、書籍の中身の一部を検索できるようになりましたが、ああいうのはものを調べる側にしてみると非常に良いですね。
著作権の問題が解決されたとしたら、Googleなどでも書籍の全件検索ができるようになるでしょう。
いまではまだ国会図書館のようなものは地域的な制限がありますが、国会図書館の書籍がすべて電子化されてネット上で閲覧できるようになれば、北海道や沖縄や海外の人でも自由に利用することができるようになります。
まあ、でもこれは本を作る側にしたら非常に脅威であるわけで、無条件にこれが実現されるとは思いませんが。
有料でもいいからやってほしいという希望も出てくるでしょうね。
こういう夢を実現させるには、技術的な問題よりもむしろ法的な問題を解決しなければならないでしょうね。


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