探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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宜保愛子さんのこと


あれ、おかしいな…。
以前に宜保愛子さんについての記事をこのブログで書いたと思って検索してみたら、なかった。
今日読み終えた本。
『あなたを守護する! 物に宿る霊』(宜保愛子著、主婦と生活社


以前にブックオフで100円で買ったもの。
昨日休んでふとんの中で半分くらい読んで、今日読み終えた。
すばらしい本だ。
亡くなった人々が大切に使っていた物にはみな念が残り、最愛の人々に使ってほしいと望んでいる。
そういう物たちをむやみやたらに捨ててはいけない。
いちばん使ってほしいと本人が思っていた形見は、物自体が守護霊のような役割をも果たす場合がある。
このような趣旨だ。


宜保愛子さんは、2003年5月6日に、胃癌のために亡くなられた。
1年前から胃がんを宣告されていたそうだ。
宜保さんについては、賛否両論いろいろある。
大槻教授の言い分にも、一理ある部分もある。
だが、30数年間、心霊や超常現象を研究してきて、さまざまな霊能者やシャーマンに会ってきた人間として言えること。
それは、宜保愛子さんの能力がすべてインチキだとは到底思えないということだ。
昔、テレビではじめて宜保さんを見たときから、それは変わらない。


これは書いたかもしれないが、昔、私が師と仰ぐM先生の研究所を宜保さんが訪れて、先生が発明されたAMI(経絡-臓器機能測定装置)で測定されるというTV番組があった。
経絡の働きを測定する装置だが、同時に、その人のチャクラの発達段階もわかるというもの。
その測定の結果、宜保さんは正真正銘の霊能者であるという測定結果が出ていた。
その結果を見た先生は、「たしかに霊能力はあるみたいだけど、あんまりテレビに出すぎると長生きできなくて損しちゃうよ」と笑顔で宜保さんに語りかけていた。
だが、その助言は守られなかったようだ。
日本の巫女型の霊能者の場合、そのほとんどは胃のところのマニプラチャクラが働いていて、一般論でいうと、ひとつのチャクラ(特にマニプラ)を使いすぎると短命に終わってしまうのだ。


そして宜保さんはやはりマニプラの使いすぎだと思われるが、胃癌で命を落とすことになってしまった。
だが、それもひとつの霊能者としての天命なのかもしれず、ご本人は満足な人生を送れたと思われているかもしれない。


TVというものはやはり人間を持ち上げすぎてダメにするというところがあって、そういう方向へ流されてしまった時もあったのではないか。
テレビというものは霊能者をもダメにする(場合が多いと思う)。
かつて霊能者から、テレビの出演を依頼されていて、どうしようかと相談を持ちかけられたことが何度かある。
その度に私は、反対してきた。
霊能者がテレビなどに出演するようになったら、その「終焉」は目に見えているからだ。


宜保さん自身、たしかに人生で失敗した部分もあっただろう。
ある人から聞いた話では、宜保さんに霊視を依頼して行ったところ、他の霊能者の悪口ばかりで終わってしまったという。
本当かどうかわからないが、そういう時期もあったのかもしれない。
晩年、霊能力が落ちていたと思う人がいるかもしれないが、そうだったのかもしれない。
だが、宜保愛子という霊能者が、多くの人々にとって貴重な存在だったことはたしかだ。
暗闇の中で手探りで生きているようなわれわれにとって、生きる指針を与えてくれたと思っている人も多いだろう。
今、テレビに出るような人で、宜保さんに代わるような人がいるかというと、いないだろう。
某超有名占い師などは、宜保さんがテレビに出なくなるようになってから急に霊が見えるだの何だのいい始めたように思う。


『物にやどる霊』は残念ながら絶版のようだが、Amazonマーケットプレイスで数冊売られている。
宜保さんの本は、いつも暖かさや人間としての優しさが伝わってくる。
この本を読んで、霊的存在への接し方については、主義主張でなく「まごころ」が大切なんだということを再認識させられた。
ちなみに、この本の奥付を見ると、平成5年4月10日初版発行で、なんと第71版だ。
しかも、平成5年5月1日とある。
1ヶ月たらずの間に70回も増刷されたことになる。
1回1万部として、70万部!


宜保さんの本はいままで数冊読んだことがあるが、もっと他の本も読みたくなった。
どんどん絶版になっていく中で、いまのうちに買い集めておいた方が良いかもしれない。
個人的にいうと、じつはごく最近、新たな守護霊の存在がわかってきたのだ。
なので、守護霊に対する接し方みたいなことを宜保さんの本からもっと知りたいと思っている。


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