探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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『宇宙心』


今回は特別に、この読書ノートを口語体で語りかけるように書きます。その方が良いと思うので。
るなさんのブログで話題になっている本『宇宙心』(鈴木美保子著、明窓出版、2003年、1,200円+税)をAmazonで注文し、昨日届きました。
そして今日、ちょうど風邪をひいて寝ている時なので、布団の上で一気に読み終えました。

宇宙心―宇宙時代を幕明けた無名の聖者からのメッセージ

宇宙心―宇宙時代を幕明けた無名の聖者からのメッセージ

一言でいうと、思っていた以上に、非常に衝撃的な内容を含む本です。
この本のカバーには、こう書かれています。

愛しい惑星(ほし)、地球を何とか宇宙時代へとつなげるために、沖縄の無名の聖者S師は天の導きのまま二十余年の苦難の行脚を続け、宇宙から神々しい光の柱を地球に降ろされた。新世紀の心「宇宙心」。これは、二十代を求道の世界放浪に費やした著者がいま時代を乗りきる愛と勇気を世に問う真実の真心の物語です。


上記のように、この本は、鈴木美保子さんというアメリカ在住の翻訳家の女性が、沖縄の聖者S師について書いたものです。
ここに書かれたことは、非常に驚くべき事実の連続で、重要な内容が詰まっていて、一度ぐらい読んだだけでは把握しきれない程のものです。
沖縄本島北部のある村に生まれたS師は、長年極貧の生活の中で、人知れずに多くの陰徳を積んでいきました。
そして37歳の正月の日に、ある神秘体験をしました。そしてそのときに「これからは人として純粋に生きよう。俗世にありながら、人は本当にどこまで無欲で生きられるものか、試してみよう」と決心しました。
その後S師は、順調だった事業から手をひき、日雇い人夫をしながら妻子と供に貧しい生活を続けました。
そうして働いて得たわずかな報酬を使って、仏の教えを説いた絵本を、沖縄中の小中学校に配る活動を始めました。


そういう無私の行いが神々に認められ、S師は神仏から、日本や世界の要所を廻って平和を祈ってくれるように頼まれるようになりました。
そして、この二十余年間で120数カ国を廻り、地球の平和を祈り、浄化を行ってきました。そういう尊い行いによって、地球は危機一髪のところを免れ、現在に至っているわけです。


S師は、こう言われます。

地球は救われるよ。でも人類が、じゃないよ。それを決めるのは人類の選択で決まってくるさ。
『宇宙心』(鈴木美保子著、明窓出版、2003年)より。

S師の神業により、地球の浄化はひとまず終わって、地球という惑星はなんとか存続できそうだけど、まだ人類が滅亡の危機を回避できるかどうかは、定かではないというのです。
それはそうでしょう。地球にとって人類はどんどん増殖してはびこる癌細胞のようなものであって、人類がいなくなったら、地球はどんなに平和になって、自然が取り戻されることか。でも、もちろんそれではいけないのです。だからこそ、S師も命を削る思いでこれまで活動してきたわけです。


やはり最後に残されたのは、地球人たち自身の心の変革なんです。でも、それに対しては、S師は悲観的なようです。
というのも、S師がこれまで各地で講演活動を行ってきて、多くの人々がこの聖者の言葉に耳を傾けても、地球が危ないことを知っても、何かを始めようと立ち上がる人たちは、ごくわずかしかいなかったからです。そのため、S師はすでに講演活動をやめてしまいました。
S師は、もう大人たちを説き伏せることを、半ば諦めてしまっているのです。そして、こうまで言っています。

もう大人は直せない。諦めてるわけよ。あんたも、やってみてわかるでしょ。欲があって、体も心も汚れてるわけよ。新しく汚れのないところから始めないといけないわけさ…
『宇宙心』(鈴木美保子著、明窓出版、2003年)より。

光を与えれば自然は治せるし、地球は救えるけど、人間はなあ……人間には”我”があるから救うのは難しいよ…
『宇宙心』(鈴木美保子著、明窓出版、2003年)より。

ここで「我」といっているのは、自我、つまり堅い殻に包まれた心のことでしょう。たとえスピリチュアルなことに関心をもっている人でも、自分の考えが絶対に正しくて、他者の言うことを聞こうとしない。そういう人たちがたくさんいますが、こういうのも一つの「我」でしょう。


そういう我のない存在、つまり純粋無垢な子供たちならば、まだまだ地球を救える可能性を秘めているというのが著者の主張のようです。
そしてS師も、大人はもうダメだと、子供たちに希望をつなぐようになったとのことです。
鈴木美保子さんによると、最近は新しいタイプのインディゴ・ブルーのオーラをもった子供たち「インディゴ・チルドレン」がどんどんこの世に生まれてきつつあるそうです。


Sさんの愛娘である11歳のAちゃんは、自分が書いた詩の中で、次のように書いています。

天使がまいおりた。
そしてこう言った。
「自然を守ってください。神をすくってください。
もうがまんする力が少ししかありません」
『宇宙心』(鈴木美保子著、明窓出版、2003年)より。

神々や天使も、いまや人間たちに懇願するようになってきつつあるのです。それだけ、地球はいま切羽詰った状態にあるんだということを、この地球上の何十億人の人々のうち、どれだけの人たちが気づいているでしょうか?


カルマ的な意味で「地球の大浄化」はもう避けられない事態になっているそうです。あまりダイレクトな表現ではインパクトが強すぎて書きづらいですが、つまり「地球の大掃除」、もっといえば、地球の人口が激減してしまうかもしれないのです。
宇宙全体からすれば、それが最善の策だとはいっても、それを必死に食い止めようとしている存在がいることも確かです。


もうわれわれ人類に残された道は、一人一人が心の浄化を果たすことしかないのです。
「どうか、一人でも多くの人たちが、この本を読んでくれますように。」
これはもう、神々への祈りではなく、人々への祈りです。


※付記1
Amazonでこの本を注文したとき、送料無料にするためにという気軽な気持で選んだもう1冊が、この本の著者の翻訳による『クリスタル・チルドレン』(ドリーン・バーチュー著)でした。いわゆる「インディゴ・チルドレン」についての本のようで、やっぱり買って良かったかも。これから読んでみます


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