探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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ヌール(祝女)の戦い


ネット上のあるところで、昔の沖縄でヌール(ノロ)の戦いがあったと書いたら、ある人から、詳しいことを知りたいということで、ここで書くことにします。
といっても、ぼくもあんまり詳しいことを知っているわけではないんですね。ここに書いた以上のことを期待されていたら、ごめんなさいです。
最近ブックオフで買った『琉球王国の歴史』(佐久田繁・編著、月刊沖縄社、\1,000)という本で、そのヌールの戦いのことについて、ちょっとだけ書かれています。
それは、15世紀頃からの琉球王国の戦の世について記したところで、以下に引用するような記述があります。

「女は戦いのさきがけ」 このころの戦争では、開戦前に各陣営の祝女(ノロ)が味方の勝利を祈った。アカハチ攻めでは首里の聞得大君が敵軍降伏を祈願、彼女の代理として久米島祝女、君南風(ちんぺー)にノロ13名をつけて軍船に同乗させた。上陸前に、彼女たちが「アカハチ降伏」を祈ると、アカハチ軍の祝女たちも海岸で呪いをあびせ返した。

(『琉球王国の歴史』、佐久田繁・編著、月刊沖縄社)より

琉球王国の歴史―大貿易時代から首里城明け渡しまで

琉球王国の歴史―大貿易時代から首里城明け渡しまで

この頃の戦(いくさ)というのは、呪術合戦でもあったんですね。
以前に巫女☆クラブ(ヒヌカンクラブの前身)で、むかしの沖縄と奄美の間でユタの戦いがあったということを言っていた人がいたけれど、あれはヌールのことでしょうね。
もっとも、霊力があるということで、「ユタ」たちも声がかかって、ともに祈らされたのかもしれません。たとえそうだったとしても歴史には残っていないだろうから、推測の域を出ませんが。

このように、昔のカミンチューと呼ばれた人たちは、その共同体の祭祀を司って宗教儀礼を行っていたわけだけど、こういう風に戦いのときには先陣を切って戦っていたんですね。
戦争というのは何故起きるのかというと、神々の世界で戦いがあって、それがこの世に反映されるというのがあるんですね。
だから人間同士の戦いというのは、神々の戦いでもあるわけです。たとえば今、中東で起きている争いも、その背後には民族の神、国の神などがいて、向こうの世界で戦っているんだと思います。
更にいえば、予言というのが何で成就するのかというと、まず霊界や神々の世界でことが起きて、それがこの世に反映されるからです。だから、この世はまさに「写し世」なんですね。

ここに書いているようなことはあくまでもぼくの意見ですよ。それが正しいかどうかは、これを読む人が各自判断してください。ぼくが書くことはすべて同じです。そういう「断り」をいちいち書かないというだけで。

というわけなので、戦いを終わらせるためには、まず神々の世界で争いをやめてもらうようにお願いする必要があると思うんです。
それにはやっぱり、霊力をもったカミンチューのような人々の力が必要になります。
「いまは時代が変わって、昔のように人々が戦いを繰り広げる世の中ではなくなったのです。神さま方もその点を悟られて、すべての人々が争いなく平和に暮らせる世の中を築くために努力されることをお願い致します」というようなことを。

一人一人の人間を助けるのも尊い行いですが、人間だけでなく神々も進歩し救われるような、スケールの大きなお祈りもしてほしいというのが、ぼくの願いです。

人間も神々も、呪いとかばかりやっていては、それより上の世界へ上るために魂の成長ができなくなるでしょう。神々(神霊)も、人間たちと一緒に成長していくんだという気持ちが大切だと思います。

ぼくは今週末に沖縄へ行かされるけれど、その目的は上に書いたようなことを祈ることなんだと思っています。
上で、敢えて「行かされる」と書いたけれど、今回の沖縄行きも、自分の意思ではないんですね。ダウジングでお伺いを立てたら、沖縄へ行けということだったんです。
ぼくの聖地巡礼はいつもそうです。自分が「ここへ行きたい」と思っていくわけではない。それがあるときにはフランスのルルドだったり、エルサレムだったり、元伊勢籠神社だったりするわけです。

いろんなところへ行けていいなと思うかもしれないけれど、もちろん観光や遊びが目的ではないし、楽しみよりもむしろ苦しみの方が多いですね。
たとえばぼくは沖縄とか宮古へ行くたびに、向こうで撮った自分の写真をみると、いつも何かに憑かれたような顔をしてるんですね。
それと、沖縄戦の激戦が繰り広げられたところなどへ行ったあとは、東京に戻ってもしばらくその影響が消えません。


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