探求三昧 by 百瀬直也 - 地震前兆研究家の地震予知・地震予測関連ブログ

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はてなの本

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はてなの本』読了。
はてなの本は既に何冊か出ているようだが、これは翔詠社から出ているもの。田口和裕松永英明、上之郷谷太一の3名による共著だ。2004年8月6日発行で、まだ初版。
この本を国分寺紀伊国屋書店で手にとって見て、まず興味をもったのが、『近藤淳也はてな代表30,000字インタビュー』だった。はてなのいくつかの独創的なサービスが、どういうところから生まれてきたのかということにユーザーとして興味をもったということもある。
もう一つ面白いのは、本の作りだ。この本には「A面」と「B面」がある。つまり両側が表紙になっているということだ。A面の方は、普通のコンピューター関係書籍がそうであるように、横書きで書かれている。それに対して、B面は縦書きだ。
A面は「はてなを始めてみよう」から始まって、はてなのサービスを利用するためのマニュアル本になっている。こちらが全体の頁数の約三分の二を占めている。
B面の方は、上記の代表インタビューと「はてなダイアリーのコミュニティーと運用」からなる読み物だ。
インタビューは、たしかに面白かった。近藤氏という学生プログラマ上がりの男が、有料の「人力検索サイト」を思いついてシステムを立ち上げたところから始まって、はてなダイアリーはてなグループというユニークなサービスがどのように生まれたのかということが、よくわかる。
人力検索での数十円単位の決済ができないからポイントというシステムができたとか、そういう裏話もおもしろい。
はてなのサービスは、さすがにシステムの設計思想はしっかりしているようだ。以前に、はてなダイアリーのデータベースが「日」単位だということは設計上あんまりよくないとか何とか書いてしまったが、もともと「日記」という設計思想に基づいて作られたことが、インタビューを読んでよくわかった。
はてなダイアリーは、一般的な「ブログ」にキーワードという「プラスアルファ」を加えたものだ。このキーワードというユニークなシステムが、ユーザー数200万人以上という驚異的な成長を遂げた原因の一つだろう。
ユーザーの意見をどんどん取り入れて新しいサービスにチャレンジするはてなは今後もどんどんユーザーが増えるだろうが、心配なこともある。「この社長、ちゃんとビジネスできるのかな」ということだ。会員数がどんどん増えても、それがビジネスとして成り立つかどうかは別問題だろう。余計な心配かもしれないが、そういうわけで、こうして自分がまったく儲からない本やCDの紹介などをするわけだ。
この本は1,680円出して買う価値は十分あるだろう。B面の社長のインタビューを読むだけでも。
A面の方については、バリバリの「はてなダイアラー」だったら操作はほとんど知ってることかもしれないが、スタイルシートを駆使してまったくオリジナルなダイアリーページを作る方法とかも詳しく書かれていて、かなりマニアックだ。ただし、CSS(カスケーディング・スタイルシート)をまったくいじったことがない人がこの本だけでゼロから学ぶにはちょっと無理がある。その部分を読む前に、CSS入門書のようなものを読むべきだろう。
ちなみに、私が愛用しているのは『オールカラーHTMLポケットリファレンス 改訂第4版』(技術評論社、\1,580)だ。HTMLとスタイルシートのリファレンス本で、安くてコンパクトでフルカラーなのが気に入っている。だが最近はもっといい本が出ているかもしれない。
さて、この本を参考にして、自分だけのオリジナルなダイアリーのデザインを考えるとするか。ちょっと時間がかかるだろうけれど。

【参考文献】

はてなの本 (NET TRAVELLERS 200Xシリーズ)

はてなの本 (NET TRAVELLERS 200Xシリーズ)

オールカラー HTMLポケットリファレンス (Pocket reference)

オールカラー HTMLポケットリファレンス (Pocket reference)





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