探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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パサール・トッケの表紙を大改装


今朝、パサール・トッケのトップページを変更した。
トッケは、1996年12月1日、インドネシアでの仕事を終えて帰国して半年後に開設したWebサイトだ。
パサールとはインドネシア語で「市場」、トッケは体長30cmぐらいあるヤモリのことだ。つまり「ヤモリ市場」。まったく意味はない。あるとすれば、インドネシアのパサールのように雑多な店があって、誰もが気軽に立ち寄れる場を作ろうと思ったということか。トッケは、たんにゴロが良かったというか、親しみがおける動物なので、マスコットになるだろうということだった。
いまでこそ「パサール」という名がつくサイトは日本にいくつもあるが、またトッケの名前が見られるサイトもあるが、こういうのは早いもの勝ちだ。あの当時、インドネシアの情報を提供するような本格的なWebサイトは、日本には数えるほどしかなかった。あったとしても、「○○のホームページ」の域を出ないものが多かった。
そういう中で、どうせHPを作るなら、マスターベーション的なものではなく、世の中の役に立つサイトを作ろうと思ったわけだ。
だが、いまやインドネシア関係のサイトは数えられないほどたくさんあり、もう自分の役目は終わったと思って、これからは自分が本当にやるべきこと、つまり、人間がこの世で生きるためにもっとも本質的なことにかかわる情報を提供するようなサイトに変えようと思い始めた。というか、もともとそういうことをやるのが究極の目的だったのだ。
だが、まだ「入口」に入ったにすぎず、自分が本当に書くべきことは書いていない。それをやるには、まだまだ多くの時間が必要だ。ソフトウエアエンジニアが片手間にできるような範囲を越えている。だが、やらなければならない。「多くの人々のために」でなくても良い。そういう情報を本当に必要としているごく一部の人々のためだけにでも、実現しなければならない。
不思議体験とかシャーマニズムとか超能力とかも、人類の霊的進化のために覚醒すべき人々にとっては、「入口」にすぎない。だが、その入口へ導かれることを予定されている魂たちも、この世界には多く存在するはずだ。

すぐにこういう方向へ話をもっていってしまうのは悪い癖だろう。もっと軽い話題として書くつもりだったのに。もっと軽い話をたくさん書けば、誰かのブログのようにコメントもたくさんつくだろうし、もっと多くの人たちが読みに来てくれるだろうが、それができない。

今回のトップページの変更は、自分にとっては大改修だ。8年前の開設以来、使い続けてきた背景画像を使うのをやめてしまったのだから。あれは、初めてバリ島へ行ったときだったと思うが、ウブドのパサールかどこかで買ったバティックのシャツの柄をスキャナで読み込んだものなのだ。自分にとってはすごく愛着があるものなので、他のどこかのページでは使いつづけたいものだ。
自分のこだわりには本当に困ったもので、はじめてHPを開設したときは、できあいの素材を使いたくなくて、ボタンも何もかも全部自分で作ったものだった。ちょうどクィーンが初期の頃に「No synthesizer used」とか何とかアルバムのクレジットに書き込んだようなものか。
そしてトップページのメインの画像は、バリ島の踊り子の写真だった。ウブゥド郡プリヤタン村のティルタサリに所属していたプトゥ・ラハユ・ユリ・アンタリちゃんという女の子だった。特別なファンだったわけではなく、ペンデットという歓迎の踊りで、ちょうど良かったからだ。その数年後、その写真を、当時ファンだったニ・クトゥット・ブディヤシちゃんに変えた。いま考えると気恥ずかしいが、私設ファンクラブのページ(ブディヤシ・ファンクラブ)まで作ってしまった。今年で19歳になって、すごい美人になっていることだろう。上記のページで使っているのが、そのトップページの写真だった。あのページは当時のトッケのトップページを自分でパロったものなのだ。

というわけで、トッケのトップページは、あの背景画像のおどろおどろしい雰囲気(?)がなくなって、アジア的妖しさも消えて、ちょっとは垢抜けただろうか。バリの踊り子の写真を引っ込めた後あたりから、デザイン的にあまりにもひどくて、なんとかしなければとだいぶ前から思っていて、やっと重い腰を上げたというわけだ。
地球の写真を使って、これでちょっとは洗練されてきたかなと思うが、まだまだ満足できるレベルではない。やっと「恥ずかしい」状態を抜け出せたというところか。
ちなみに、タイトル画像はAdobe Illustrator CSを使って描いたもの。画像の内側に影をつけたりする場合には、イラストレーターを使うのが手っ取り早い。
技術的には、CSS(カスケーディング・スタイルシート)をトップページで初めて使ってみた。もちろん別ファイルを作るやり方だ。ここで「そもそもCSSとは何か」を書き始めると長くなるのだが、HPを作る必要がない人には知らなくても良いものなので…。HPをもっていてCSSを使っていない人は、以下は少しは参考になるかもしれない。それと、HPを作ったことがなくても、はてなダイアリーのようにCSSに対応しているブログで独自のデザインにしたいという人は、知っていて損はないだろう。
CSSとは何かについてまったく書かないのは、あまりにも不親切かもしれないので、ちょっとだけ。スタイルシートというのは要するに、デザイン的な見た目の指定をHTMLファイルの外部で(内部ででもできるが)行うというものだ。
CSSを使うと、いろんな意味で、もう後戻りはできない。ちょっとデザインを変えたいところがあって、スタイルシートの指定を変えれば、そのスタイルシートを参照している全部のページのデザインを一挙に変更できるという便利さ。C言語とかのプログラミングでいうと、ヘッダファイルのようなものかもしれない。そして、いままでのHTMLだけではできなかった技を使うこともできるという利点もある。
ただ問題は、まだまだブラウザのバグが多いこと。でも、まあ何とか使い物になるレベルになってきたということで、使用に踏み切るWebデザイナーも多いようだ。
それでもいろいろ苦労はある。昨日から今日にかけても、センタリングで悩みに悩んだ。IEInternet Explorer)のアホなバグのおかげで、正規のやり方でセンタリングの指定ができない。「なんでこんなことで悩まなければならないんだろう」と思うのだ。
それでも何とか抜け道を見出した。技術的に興味がある人は、ソースを見てください。画像とテーブルのセンタリングを、対象物と余白の"width"の値を調整することでセンタリングを実現していて、一応OperaIEネットスケープのWin版でチェックした。
私のWebデザインの方法として、他のほとんどのプロのデザイナーと違っていることは、ブラウザのウィンドウの幅を変えた場合にフレキシブルに対応するということだ。つまり「このサイズで見なさい」とユーザーに強制するやり方ではないということ。
Webブラウザのウィンドウの幅をユーザーが調整できる以上は、Webページをどんな幅で見たって個人の勝手ではないかと思うのだが、ほとんどのサイトでは、固定した幅を設定している。技術的に困難な点が多いのはよくわかるので、まあ仕方ないか。
そういうわけで、ひねくれものの性格がよく現れたトップページなのだった。

【参考サイト】


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