探求三昧 by 百瀬直也 - 地震前兆研究家の地震予知・地震予測関連ブログ

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小よく大を制す−イチローになぜ感動するのか

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今夜の22:00のNHKのニュースを見ていたら、米国ではイチローが出てきてから、それまで子供たちはみんなホームランバッターのような豪快な選手へ憧れていたのが、イチローのようなシングルヒットを量産する選手に成りたいという子供が増えてきたそうだ。
子供たちに対して「自分自身の可能性をつぶさないでほしい。大きさに対するあこがれが大きすぎて、自分の可能性をつぶしてしまう人がたくさんいると思う」とイチローは言う。
イチロー自身、身長180cm、体重70Kgという体は、メジャーリーガーとしては決して背が高い方ではなく、また野球選手と思えないほどスリムな体だ。それでも、力がなくてもヒットは打てる、小さな人間でも努力すれば偉大な野球選手になれるということを、イチローは教えてくれた。
何よりも、スリムな方が俊敏さがあり、体重が少ない分、足が速くなる。特に鈍足の重量級の選手が多いメジャーリーグの選手の中では、足が速いということはそれだけで大きな武器になる。
カージナルスの田口選手が、フル出場はできなくてもまだなんとか大リーグで生き残れているのも、そのスリムな体からくる俊敏さの故だろう。
柔道では「柔よく剛を制す」というが、イチローの場合は「小よく大を制す」といえるかもしれない。
体が小さかったり、身体的に欠陥をもつ人が、自分よりも大きな人を負かしてしまうのを見るのは気持ち良いものだ。
相撲で唯一好きだった力士は舞の海だった。自分よりもずっと大きな力士を、小細工で倒すのを見て、涙さえ流れた。あれこそまさに「頭脳の勝負」だ。舞の海が引退してしまってから、相撲には興味がなくなった。もうああいう力士は二度と現れないだろうから。同じことが野球でも言える。イチローのような天才選手は、もう日本でもアメリカでも、現れるとは思えない。
今年の巨人を見ていて痛感するのは、やっぱり「野球はホームラン」ではないということ。たしかにホームランというのは豪快で、見ていて気持いいものだが、ホームランだけで試合が決まるとは限らない。今年の中日を見ても、それはわかる。いまの巨人のように「つなぎの野球」ができないチームが、いくら「超重量打線」で勝負したところで、ソロホームランで入る点は1点だけなのだ。
それと、いまの巨人の監督コーチには頭がいい人が一人もいないんじゃないかと思ってしまうのは、好投するピッチャーに対して何ら策を講じないことだ。
ところで、イチローは道具を大切にし、試合後には必ず丁寧にグローブを磨く。道具は大切にするほど魂が宿るということをイチローはまるで知っているかのように、道具を大切にする。あれだけ大切にされれば道具も味方するというものだ。
また試合前にはストレッチを入念に行うなど、日々の生活の中の地道な行いの繰り返しを大切にする。イチローのことだから、プライヴェイトでは、もちろん食生活に気を使っていることだろう。
そういうところに、またイチローの野球に対する考え方に、禅の修行を行う僧侶とどこか似たものを感じてしまう。



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