探求三昧 by 百瀬直也 - 地震前兆研究家の地震予知・地震予測関連ブログ

地震前兆研究家の百瀬直也が地震予知・予測・予言・体感などを探求する

スポンサード リンク

オリンピックの報奨金とドーピング問題

スポンサード リンク

ドーピングで失格で金メダル剥奪が決まっハンガリーのハンマー
投げ選手のアヌシュが、金メダルを返却することを決めたという。
室伏広治選手が繰り上がってもらうことになった金メダルは
既に発送済みだというから、ちょっとタイミングが悪かった。

金メダルは絶対返さないと言い張っていた男が、どういう風の
吹き回しかと思われるかもしれないが、いずれそうなるだろうと
予測していた。
IOCによると、五輪で受けた2度の検査で提出した尿検体が
別人のものだったという分析が出た以上、本人がどんなに
潔白を主張しても、争っても敗北は目に見えているからだ。
これ以上の論争を避けて落ち着きを取り戻すために返還を決意
したというが、そんなのは嘘だ。

なぜドーピングまでしてメダルが欲しいのかということを
考えてみた場合、やっぱり邪推してしまうのは「金」だ。
ハンガリーでは、オリンピックでメダルを取ると、われわれから
すれば大した額ではないにしても、35歳から一生涯の年金が
もらえるという。
ハンガリーといえば旧東欧圏の中では経済的に恵まれた方だとは
いっても、旧共産国だ。西欧諸国と比べると、まだまだ
経済格差がある。

私事だが、以前にチェコの女性と付き合っていたことがあって、
彼女の給料の安さに驚いたことがある。
ロシアあたりでは、欧米やアジアの男性と結婚したがっている
女性が多いのも、要するに、そういう「お金」がらみの理由が
大きいのだろう。

そういうことを考慮すれば、アヌシュたちがドーピングまでして
メダルを欲しがることも多少の同情の余地がないわけではないが、
だからといってドーピングが許されるわけではない。

報奨金を是非とするか否かの議論は、難しいものがある。
英国では、オリンピック精神に反するという理由で報奨金制度がない。
だが、オリンピックに出場するために失った金や時間は計り知れない
ものがあるだろうと思うと、複雑な心境だ。
たとえば日本の野球チームは銀メダルを取ったが、高額な年棒を
もらっているプロ野球選手たちからすれば、オリンピックに
参加したことの代償は、本人の記録の面や所属球団の戦力が落ちる
などのデメリットは大きいものがあるだろう。
銀メダルを取って各選手に与えられる報奨金は100万円程度と
聞いているが、彼らにとってはタダも同然だろう。

なぜオリンピックで各国が報奨金を出すのかといえば、それだけ
オリンピックが国威発揚の場となってしまっているというのも
あるだろう。
だが、クーベルタン男爵曰く「参加することに意義がある」の
だから、お金目当てでオリンピックに出たがるのは、スポーツマン
シップに反するということは言えるだろう。
ビジネス目的だったら、もっと他にそういう場があるだろう。

だが、本当の意味でのアマチュアの人々にとっては、
オリンピックに参加するために仕事を休んだり出費がかさんだり
して、それでまったく無報酬だとしたらやりきれないものが
あるだろう。
だから、この問題には簡単には結論が出せない。

付記(2004/09/14)
今日の朝日新聞夕刊によると、室伏選手のもとに金メダルが
届いたそうだ。
メダルの授与式は24日のスーパー陸上の2004ヨコハマで
行われるとのこと。
とりあえず一段落。だが、ドーピングをやらない選手がバカを
見るという状態は、早いところなくなってほしいものだ。

【参考サイト】
アヌシュが金メダル返還へ 論争避けるためと代理人
 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/headlines/track/20040913-00000058-kyodo_sp-spo.html
・「第3回:どうやって強くなるの?」
 http://www.jws.or.jp/jpn/library/asia/lib_info_asia03.html
・韓国の強化プログラム
 http://www.volleyball.gr.jp/korea.htm

(この記事は2004/09/14にexciteブログに投稿したものの転載です)



スポンサード リンク


Copyright (C) 2004-2017 Naoya Momose. All Rights Reserved.