いまネットのニュースで、室伏が金メダルという記事を見つけた。
毎日新聞の8月29日21時56分更新の記事だ。
それによると、男子ハンマー投げで優勝したハンガリーのアヌシュ選手は、十分な量の尿検体を提出せず、ドーピング検査規定違反で金メダルをはく奪された男子円盤投げのローベルト・ファゼカシュ選手とコーチが同じということなどから、尿検査の検体すり替え疑惑が上がったらしい。
これによって、同種目で2位だった日本の室伏広治が繰り上がって金メダルを獲得することになった。
アヌシュ選手は、最後の第6投を投げる前にトイレへ行ったりと、不振な挙動があったため、疑われても仕方がなかっただろう。
もし自分が100パーセント潔癖だったならば、何度でも検査を受けるべきだっただろう。
それを拒否したのは、やはり自分にやましいところがあったと思わざるを得ないではないか。
だいたい、フェアプレイを求められるスポーツ選手がドーピングのような不正を行って世間に許されるはずがない。
これからのオリンピックでは、検体のすり替えなどの不正を行うことが難しいようなシステムを作ってほしいものだ。
室伏選手にしては、このような形で金メダルが転がり込んできても、素直に喜べないのが正直なところだろうが、ドーピングのような不正を行った人間の競技結果は正当なものであるはずがないのだから、自分の記録に自信と誇りをもってほしいものだ。
神様は神聖なスポーツ競技でドーピングのような不正を行う者を許さないだろう。
しかも、今回の場所はオリンピック発祥の地である聖地アテネだから、尚更のことだ。
それにしても良かった。
昨日からずっとこの結果が気になって他の仕事が手につかなかった。
これで今夜はなんとか眠れそうだ。
(この記事は2004/08/29にexciteブログに投稿したものの転載です)