探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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アテネ・オリンピック−勝つ人、負ける人


女子マラソンで、日本の野口みずき選手が金メダルを取った。
昨年の世界選手権で銀メダルを取っているから、まったく予想外ではなかったとしても、野口選手が他のメダル候補の日本女性2人をさしおいて金メダルを取ることを予想していた人は、すごく少なかっただろう。

英国の政府公認の賭け屋が試合に先立って発表した掛け率は、土佐礼子選手が上位から4番目に当たる15倍に設定され、野口選手は6番目の17倍だった。
それだけ本命視されていなかったということだ。

日本のメダル候補の3選手はいずれも同じスポーツメーカーに靴を作ってもらっていたが、それぞれ異なる2種類の材質で靴を作っていた。
そこで、他の2選手が選んだのと異なる材質の靴底を、野口選手は選んだ。
この辺が、メダルへの分かれ道だったかもしれない。
だが、もちろんチームの頭脳の勝負でも、もちろんあっただろう。

平泳ぎで金メダルを2個取った競泳の北島康介選手も優秀な科学チームがサポートしていたのが勝因のひとつだったように、やっぱり現代のスポーツは「根性」とか言っているだけではダメで、科学的な裏付けがあるトレーニングなり戦法を用いないと優秀な成績は残せないだろう。

また、もちろんそれだけでもダメで、人間性というか性格というか、神を味方につけるような人だからこそ、結果が残せるのではないか。
野口選手は途中でスポンジを2個取ったと思ったら、一つをすぐそばを走っていた土佐選手に渡した。
こういう人柄だから、神さまも見方したのかもしれない。

これは抽象的な表現ではない。
野口選手のトランクスには、親からもらったという伊勢神宮のお守り札が縫い付けられていた。
高低差、気温などの点で非常に過酷なアテネのコースを完走し優勝できたのも、三重県出身の野口選手に伊勢神宮の神さまがついていたせいかもしれない。
アテネというオリンピックの聖地で、日本の神道の最高神が味方してくれたとしたら、面白い話だろう。

金メダル確実と期待されながらメダルを取れずに終わってしまう人。
あまり期待されていなくても、結果を残せる人。
そこらへんの違いは、ご先祖さまや神さまが味方するかどうかということからも出てくるものかもしれない。
これはスポーツに限らず、どの世界でも言えることだろうが。

(この記事は、2004/08/23にexciteブログに投稿したものの転載です)


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